本研究では、富士山北斜面におけるニホンジカ(Cervus nippon)の個体数変動を明らかにするために、2008年~2009年にライトセンサス調査を実施した。その結果、6回の調査で延べ148個体のシカを視認し、調査ルート長あたりの確認個体数は18.6個体/10kmであった。これは、同じルートで2000年~2001年に実施された調査の結果と同水準で、この問に大きな増減は認められなかった。またニホンジカを、食物が多いであろう皆伐跡地や列状間伐によるギャップで、とくに多く視認した。これはこれら開放地が、シカに多くの食物を供給することで、シカの繁殖率の上昇と死亡率の低下に寄与し、シカの個体数を増加させる可能性があることを示唆している。このことから、柵による囲い込みなどにより開放地からシカを締め出すなどの、シカの食物量を管理することが重要であるといえる。journal articl
北海道日高山脈のペテガリ岳において1981年7月と8月に小哺乳類の垂直分布を調べた。食虫目1種,翼手目2種,齧歯目5種および兎目1種の生息が確認された。標高500-1736m間の捕殺わなによる採集で,...
東京低地については、自然災害からの見地から、様々な検討が加えられてきたが、武蔵野台地は東京低地よりも標高が高く、地盤も良好であるために、取り上げられることは少なかった。この小論では、武蔵野台地の水害と...
霧島山系小池の小扇状地に成立する渓畔林において7 年間における森林動態を調査し, 既報で推定された河川縦断方向に沿った攪乱体制および地表面の安定性の変異を検証する とともに,扇状地内で多様な林分構造が...
破局噴火・巨大地震といった破滅的災害の予知は現段階では不可能である。仮に予知が的中したとしても、人的 被害を多少減らせるだけで、インフラの壊滅は不可避である。一方、破滅的災害を予防することができれば被...
奈良県吉野郡に位置する大峯山系の弥山・前鬼の2地域において、中・大型哺乳類相の現状を明らかにすること、特に生息密度が高いと考えられるニホンジカについて撮影頻度指数 (RAI: relative abu...
九州山地中央部に位置する九州大学宮崎演習林(2, 915ha)において, 2003年と2014年にスズタケの健全度調査を行い, ニホンジカによる摂食がスズタケの分布に及ぼす影響を評価した。2003年で...
エゾシカの時空間的な行動特性はエゾシカの管理において重要な情報であり,自然植生の多い地域で調べられているが,牧草地など人間が利用する土地の多い地域での知見は多くない。本研究は,エゾシカの日周活動および...
富士山北麓において、ノジコの繁殖地の環境を明らかにすることを目的に調杏を実施した。2012年5月下旬から6月中旬までに、28の地点で10分間の定点調査を2回おこない、ノジコの有無を記録した。調査の結果...
本研究では1980年代以降に天然林の下層植生の変化とニホンジカによる造林地への被害が報告されている宮崎演習林において, これまでに出版, 蓄積された文書データの解析と勤務職員への聞き取り調査からニホン...
秋期の富士山北麓亜高山帯上部(森林限界付近)において、渡り鳥の調査をおこなった。調査は2009年10月~2012年11月までの9~11月に25回、定点調査によって実施した。調査の結果、12科19種の鳥...
九州大学宮崎演習林の冷温帯林において,キュウシュウジカ(Cervus nippon nippon Temminck)による摂食の影響を受けて変化したスズタケ(Sasamorpha borealis(H...
北海道の森林面積の約70%に相当する400万haの林床がササで覆われている。積雪地に広く分布しているチシマザサやクマイザサは、しばしば高さ2m以上にも達し、造林更新施業上の障害となっている。一方、日高...
アブラコウモリの飛翔回数が観察日や月により異なっているのはその餌となり得るであろう昆虫量によるものか否かを検証するため、京都府笠置町の川の上と田の上においてアブラコウモリ飛翔回数と昆虫量の季節変動につ...
北海道足寄町に位置する九州大学北海道演習林において実施されたシカ有害鳥獣捕獲の実施状況を明らかにし, 捕獲期間中に目撃されるシカの群れ構成数の動向と捕獲効率や費用との関係について検討した。捕獲期間中,...
本論文では,アカエゾマツを植栽する上での適地を明らかにするため,地形,特に斜面方位,斜面傾斜角に対する反応性についての解析を行っている.調査地は九州大学北海道演習林内の10,11年生アカエゾマツ人工林...
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