読解の授業に、学習者の自己質問作成が生かせるかを調べる目的で実験を行った。方法は、文章に挿入された質問に答えながらテキストを読む「解答群」22名、自分で質問を考えながらテキストを読む「作問群」22名に分け、それぞれが読解後に行った読解中の行為に関するアンケートの結果と、母語での自由再生を分析した。その結果、テキスト内の詳細情報について「解答群」で他者質問の直接効果が有意に認められた。また、他者質問に頼ることで全体の一貫性に注意が向かない例や自分の理解を客観的にモニターできていない例も観察された。「作問群」のほうがテキストのマクロ構造を理解した上での詳細情報の取捨選択を行っていた。中上級の読解の授業では、質問に頼って要点を見つけさせるような授業から、自立的な読みを行わせる授業へと移行させていく必要があり、自己質問作成も一つの有効な方法だと考えられる
音韻論的型の体系記述研究を目的とする読み上げ式調査による音調の結果と、実際の談話における音調は必ずしも同じではない。東京語と同じ体系をもつ静岡県清水市方言の名詞のアクセントについて、読み上げ式と談話に...
文学テキストが英語教育の現場から、実質上排除されて久しいが、それは文法訳読方式の英語授業が英文和訳だけで事足りるとし、文学テキストが内在しているコミュニケーション能力養成の可能性を無視した結果であり、...
講義時にその講義内容の構造に則したノートを取ることが有効であることを示した研究がある。では読解時にその材料の構造に則したノートを取ることは講義時と同様にその文章理解を促進するのだろうか。本研究は参加者...
日々の授業実践において課題だと感じていることは,生徒に何が重要かを認識できるカを身に付けさせることである。この課題を克服するために必要なことは,生徒がもつメタ言語能力を活性化することだと考えられる。メ...
本研究の目的は文章を読む際に要約作業を行うことが読解にどのような影響を及ぼすかを検討することであった。実験Iでは要約作業の有無と文章の構成を変数としてとりあげたところ,要約作業を行うことは正順序の文章...
小学校国語科における説明的文章読解指導に関する実践的方法の開発はさまざまあるが,言語の特質・機能に裏打ちされた教科内容の体系については,未だ定見を見ない。そのような状況を踏まえ,植山は,説明的文章教材...
埼玉県越谷市「~と」,「~たら」形式は,従属節に条件が述べられ,主節に話し手の推論や推測,予測が述べられるようないわゆる条件文だけでなく,すでにあるできごとを描写する場合にも用いられる。すでにあるでき...
読解評価のひとつの方法である再生には、再生言語に被験者の母語を用いるか、目標言語を用いるかという大きな問題がある。本稿では母語と目標言語による再生数を比較し、さらに読解前のコンテントスキーマ活性化の情...
2014年度教育学部日本語教育コース2年生(10名)を対象にした『日本語表現』クラスに対面および、moodleによる非対面の推敲を取り入れたブレンディッド型の教室活動を実施した。その結果、対面・非対面...
本論では、音読を、文章理解、文章記憶に有効な活動と考え、聴解、黙読、つぶやき読みと比較検証した先行研究を考察している。その中で、音読活動は、他の活動と比較して、逐語記憶、音韻記憶、内容理解等において、...
近年認知心理学の分野において言語処理と知覚の関係を探る研究が盛んに行われてきている。多くのインド・ヨーロッパ語族でみられる文法的性は代名詞や職業/役割名の理解において読解者の認知表象に大いに影響を及ぼ...
本研究旨在分析探討台灣學科能力英文閱讀測驗之試題,以期了解閱讀測驗試題的內容並掌握考題趨勢。同時,本研究希望對英文閱讀教師能有很大的啟示作用,並對學生提供準備英文學科能力測驗的方針。 本研究採...
本研究では次の3点が明らかになった。(1) 情報処理タイプの違いはリスニングテストに異なる影響を与える傾向がある。(2) 談話処理タイプは下位群のリスニングを促進する。(3) 文処理タイプと談話処理タ...
本研究の目的は、仮名文字で構成された単語の読字学習において、文字の位置によって習得量に差があるか否か、またそれは読みの指導法のちがいによって影響を受けるか否かを、実験的に検討することであった。被験者は...
成人の文章理解では, 黙読が有利であることが知られている。これに対し, 高橋(2007)は, タッピングを行いながらガーデンパス文の意味理解を行う課題において, 黙読は二重課題が無い場合よりも成績が低...
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