本研究は1972∿1973年の18の降雨に対して506回の雨滴採取の結果から主としてその粒度分布を調べたものである。採取方法はウォーターブルーろ紙による吸収法を用い, 採取場所は殆んど琉球大学農学ビル前である。ろ紙により採取された雨滴の読取面積は10×10(cm)^2で雨滴径の区分ごとにその数をかぞえ, それぞれ, 降雨強度と径の分布を調べた。雨滴径の区分は0.5mmであるが1.0mm未満の雨滴については0.15mm, 0.30mm, 0.50mm, 0.69mm, 0.88mmの5つに区分して細滴の分布を調べた。その結果次のように要約できる。1.強雨程大きい雨滴が, 弱雨程小さい雨滴(0.8mm以下)が多く存在する。2.降雨の原因別による雨滴分布については1と殆んど変らない。3.一連の降雨について比較的短時間内に降雨強度が激しく変化するが, その周期については明らかにされなかった。4.採取された雨滴数は65,000余個でその中最大のものは6.4mm, 4.0mm以上の雨滴数はわずかに全体の0.28%であった。尚表2と表3の雨滴数の合計が異なるのは気圧の谷による雨の資料を除外したからである。A study on rainfall drop-size distribution was made to investigate the charactristics of rainfall at Okinawa. Waterblue paper was used to collect the drop and about 65000 raindrops were caught for 28 cases of rainfall during 1972∿1973 at N...
本研究は,沖縄島北部の南明治山における亜熱帯広葉樹林地から流出するpH,塩素・硫酸・カルシウム・マグネシウム・硝酸態チッ素およびアンモニア態チッ素のイオン濃度について調査したものである。その結果を要約...
黄土丘陵ガリ区は中国における侵食の激しい地域の一つである。激しい土壌侵食に半乾燥・乾燥気候,峻険な地形と悪化した生態環境に加えて,土地生産力は極めて低く,住民の生活も貧困である。このような自然・経済状...
1993年, 鹿児島県は幾度となく豪雨に見舞われ, 斜面崩壊・土石流により多数の人命が失われた。斜面崩壊・土石流による土砂災害の発生と雨量の関係を明らかにするために鹿児島県内各地の雨量データを分析した...
本研究は1972∿1973年の18の降雨に対して506回の雨滴採取の結果から主としてその粒度分布を調べたものである。採取方法はウォーターブルーろ紙による吸収法を用い, 採取場所は殆んど琉球大学...
現地における土壌侵食枠試験は1雨毎の観測を積み重ねることにより精度を高めることができるが, 結果は多くの雨による流亡土の観測もいくつかあった。然しトータルとしての降雨エネルギーと流亡土量との関係は把握...
本実験は, 落下距離5mの高さから, 人工降雨を降らし, 沖縄の代表的な3種の異なった土壌について, それぞれの侵食性を調べるために行なった。人工降雨による雨滴径の分布, 終速度は自然降雨との間にいく...
本研究の観測期間中(昭和52年6月1日∿53年4月30日)における連続13mm以上の降雨回数は34で, それらの総和は約2,000mmであるが, その中で2回連続降雨の場合を除き, 毎降雨ごと...
1.著者の行なった実験は, 人工降雨による土壌侵食のモデルテストであり, 土壌の状態, 降雨のあり方など, 自然とは異なるが, 実際農地においても, 降雨強度と, 流亡土量との関係を知る上の1つの目安...
以上の結果を要約すると次のようになる。1.人工降雨の雨滴径の分布については0.5mm以下の細滴以外は略々似せることができるが1.5mm以上の雨滴は終速度に達していない。2.従って個々の雨滴のエネルギー...
以上の調査結果からつぎのことがいえる。1)降雨エネルギーと流亡土量との間には, かなりの関連がある。2)植生としてのパインアップルは作付後1年は被覆効果が低い。3)作付1年後あたりから根の土壌保定力の...
1.気象資料は主として1955年1月から1967年12月までの琉球気象庁発行の気象要覧, 那覇の気候表(1963年発行)および沖縄群島の気候表(1964年発行)をもとに作成した。2.第1表の月間降水量...
本文では沖縄地方7地点の短時間降雨強度式型について検討したが, これらの結果を示せば次のようである。那覇 : 久野型 久米島 : Sherman型 宮古島 : 久野型 石垣島 : Sherman型 与...
国頭マージ地帯は全般にミクロ的には谷密度が高く急峻な山地をなしている。このような地形条件を改変して造成された圃場は,元の地山のもつオリジナルな土壌・土層特性の殆どが変わっている。島尻マージは一般に段丘...
降雨雨型对土壤侵蚀过程有重要的影响,也是当前土壤侵蚀研究的热点之一。通过野外原位人工模拟降雨试验,设计了次降雨中平均降雨强度、总降雨量相同的4种不同降雨雨型(均匀型:降雨强度为60mm/h;峰值型:降...
以上の結果を要約すると1.モンモリロナイトを含むジャーガル供試体はマージ供試体に比し初期含水比が高く, 収縮も大である。2.両供試土塊に耐崩壊性の高い含水状態が出現し, それらの値はマージが27%前後...
本研究は,沖縄島北部の南明治山における亜熱帯広葉樹林地から流出するpH,塩素・硫酸・カルシウム・マグネシウム・硝酸態チッ素およびアンモニア態チッ素のイオン濃度について調査したものである。その結果を要約...
黄土丘陵ガリ区は中国における侵食の激しい地域の一つである。激しい土壌侵食に半乾燥・乾燥気候,峻険な地形と悪化した生態環境に加えて,土地生産力は極めて低く,住民の生活も貧困である。このような自然・経済状...
1993年, 鹿児島県は幾度となく豪雨に見舞われ, 斜面崩壊・土石流により多数の人命が失われた。斜面崩壊・土石流による土砂災害の発生と雨量の関係を明らかにするために鹿児島県内各地の雨量データを分析した...
本研究は1972∿1973年の18の降雨に対して506回の雨滴採取の結果から主としてその粒度分布を調べたものである。採取方法はウォーターブルーろ紙による吸収法を用い, 採取場所は殆んど琉球大学...
現地における土壌侵食枠試験は1雨毎の観測を積み重ねることにより精度を高めることができるが, 結果は多くの雨による流亡土の観測もいくつかあった。然しトータルとしての降雨エネルギーと流亡土量との関係は把握...
本実験は, 落下距離5mの高さから, 人工降雨を降らし, 沖縄の代表的な3種の異なった土壌について, それぞれの侵食性を調べるために行なった。人工降雨による雨滴径の分布, 終速度は自然降雨との間にいく...
本研究の観測期間中(昭和52年6月1日∿53年4月30日)における連続13mm以上の降雨回数は34で, それらの総和は約2,000mmであるが, その中で2回連続降雨の場合を除き, 毎降雨ごと...
1.著者の行なった実験は, 人工降雨による土壌侵食のモデルテストであり, 土壌の状態, 降雨のあり方など, 自然とは異なるが, 実際農地においても, 降雨強度と, 流亡土量との関係を知る上の1つの目安...
以上の結果を要約すると次のようになる。1.人工降雨の雨滴径の分布については0.5mm以下の細滴以外は略々似せることができるが1.5mm以上の雨滴は終速度に達していない。2.従って個々の雨滴のエネルギー...
以上の調査結果からつぎのことがいえる。1)降雨エネルギーと流亡土量との間には, かなりの関連がある。2)植生としてのパインアップルは作付後1年は被覆効果が低い。3)作付1年後あたりから根の土壌保定力の...
1.気象資料は主として1955年1月から1967年12月までの琉球気象庁発行の気象要覧, 那覇の気候表(1963年発行)および沖縄群島の気候表(1964年発行)をもとに作成した。2.第1表の月間降水量...
本文では沖縄地方7地点の短時間降雨強度式型について検討したが, これらの結果を示せば次のようである。那覇 : 久野型 久米島 : Sherman型 宮古島 : 久野型 石垣島 : Sherman型 与...
国頭マージ地帯は全般にミクロ的には谷密度が高く急峻な山地をなしている。このような地形条件を改変して造成された圃場は,元の地山のもつオリジナルな土壌・土層特性の殆どが変わっている。島尻マージは一般に段丘...
降雨雨型对土壤侵蚀过程有重要的影响,也是当前土壤侵蚀研究的热点之一。通过野外原位人工模拟降雨试验,设计了次降雨中平均降雨强度、总降雨量相同的4种不同降雨雨型(均匀型:降雨强度为60mm/h;峰值型:降...
以上の結果を要約すると1.モンモリロナイトを含むジャーガル供試体はマージ供試体に比し初期含水比が高く, 収縮も大である。2.両供試土塊に耐崩壊性の高い含水状態が出現し, それらの値はマージが27%前後...
本研究は,沖縄島北部の南明治山における亜熱帯広葉樹林地から流出するpH,塩素・硫酸・カルシウム・マグネシウム・硝酸態チッ素およびアンモニア態チッ素のイオン濃度について調査したものである。その結果を要約...
黄土丘陵ガリ区は中国における侵食の激しい地域の一つである。激しい土壌侵食に半乾燥・乾燥気候,峻険な地形と悪化した生態環境に加えて,土地生産力は極めて低く,住民の生活も貧困である。このような自然・経済状...
1993年, 鹿児島県は幾度となく豪雨に見舞われ, 斜面崩壊・土石流により多数の人命が失われた。斜面崩壊・土石流による土砂災害の発生と雨量の関係を明らかにするために鹿児島県内各地の雨量データを分析した...