国頭マージ地帯は全般にミクロ的には谷密度が高く急峻な山地をなしている。このような地形条件を改変して造成された圃場は,元の地山のもつオリジナルな土壌・土層特性の殆どが変わっている。島尻マージは一般に段丘や緩傾斜に分布し,熟畑化した所が多いが,整備された圃場では若干の変化があるものと考えられる。主な調査結果をまとめるとつぎのようになる。1) 国頭マージは,今回の調査地点では重埴土,軽埴土に分類されるが,島尻マージは砂質植壌土に属するものもあり,粒度組成からはいわゆる島尻マージ的ではない。2) 保水性に関しては,ジャーガル,島尻マージ,国頭マージの順に水分保持力は大きい。3) 分散率,pH試験の結果より,国頭マージが最も受食性の高いことが確認された。4) 久米島の国頭マージには,分散率,pH値に特異性がみられた。母材が他の国頭マージと異なることによると思われる。Investigation on soil physical properties of Okinawa and Kumejima Island were carried out in order to establesh criteria and guidelenes applicable to field problems in Okinawa Okinawa soils are classified into three major groups, called Kunigami Maaji (Red-yellow soil), Simajiri Maaji (Dark-red soil) and Jaagaru (Grey-terrace soil) in reference to the locality and ...
In this paper, physical properties of fine soils developed in northern area of Okinawa Island are re...
1.著者の行なった実験は, 人工降雨による土壌侵食のモデルテストであり, 土壌の状態, 降雨のあり方など, 自然とは異なるが, 実際農地においても, 降雨強度と, 流亡土量との関係を知る上の1つの目安...
In this paper, physical properties of fine soils developed in southern and central part of Okinawa I...
国頭マージ地帯は全般にミクロ的には谷密度が高く急峻な山地をなしている。このような地形条件を改変して造成された圃場は,元の地山のもつオリジナルな土壌・土層特性の殆どが変わっている。島尻マージは一般に段丘...
本研究の観測期間中(昭和52年6月1日∿53年4月30日)における連続13mm以上の降雨回数は34で, それらの総和は約2,000mmであるが, その中で2回連続降雨の場合を除き, 毎降雨ごと...
沖縄島に分布する畑地土壌の耐水性団粒について検討した。得られた主な結果は次のとおりである。1) 畑地土壌はジャーガル>島尻マージ>国頭マージの順に団粒化している。しかし,この傾向は弱く,団粒分布は同種...
本実験は, 落下距離5mの高さから, 人工降雨を降らし, 沖縄の代表的な3種の異なった土壌について, それぞれの侵食性を調べるために行なった。人工降雨による雨滴径の分布, 終速度は自然降雨との間にいく...
1)沖縄島北部産土壌中非石灰土壌33個所113点の土壌の全マンガン量を定量した。2)全マンガン含量はMnとして25∿1,404ppm(MnOとして0.003∿0.181%), 平均Mn...
現地における土壌侵食枠試験は1雨毎の観測を積み重ねることにより精度を高めることができるが, 結果は多くの雨による流亡土の観測もいくつかあった。然しトータルとしての降雨エネルギーと流亡土量との関係は把握...
本研究は1972∿1973年の18の降雨に対して506回の雨滴採取の結果から主としてその粒度分布を調べたものである。採取方法はウォーターブルーろ紙による吸収法を用い, 採取場所は殆んど琉球大学...
1.沖縄本島南部の異なる3つの土壤型, 塩基性埴質未熟土(ジャーガル), 未熟塩基系暗赤色土(島尻マーヂ)及び砂質未熟土(カニク), に生育するギンゴウカン林の根系について調査した。2.塩基性埴質未熟...
以上の調査結果からつぎのことがいえる。1)降雨エネルギーと流亡土量との間には, かなりの関連がある。2)植生としてのパインアップルは作付後1年は被覆効果が低い。3)作付1年後あたりから根の土壌保定力の...
沖縄島土壌の肥沃度特性を把握し, 肥沃度管理上の土壌グループ設定を行なうために実験を行なった。沖縄島に設定されている18土壌統(うち伊豆味統を除く)の耕土のサンプルを多数採取し, そのpHCEC, 置...
沖縄地域における柑橘栽培の立地条件を明らかにするために, 自然発生的条件, 気象, および土壌条件の検討を行ない, 実際栽培の結果と併せて考察を行った結果を要約すると次の通りである。1.野生柑橘である...
以上の結果を要約すると次のようになる。1.人工降雨の雨滴径の分布については0.5mm以下の細滴以外は略々似せることができるが1.5mm以上の雨滴は終速度に達していない。2.従って個々の雨滴のエネルギー...
In this paper, physical properties of fine soils developed in northern area of Okinawa Island are re...
1.著者の行なった実験は, 人工降雨による土壌侵食のモデルテストであり, 土壌の状態, 降雨のあり方など, 自然とは異なるが, 実際農地においても, 降雨強度と, 流亡土量との関係を知る上の1つの目安...
In this paper, physical properties of fine soils developed in southern and central part of Okinawa I...
国頭マージ地帯は全般にミクロ的には谷密度が高く急峻な山地をなしている。このような地形条件を改変して造成された圃場は,元の地山のもつオリジナルな土壌・土層特性の殆どが変わっている。島尻マージは一般に段丘...
本研究の観測期間中(昭和52年6月1日∿53年4月30日)における連続13mm以上の降雨回数は34で, それらの総和は約2,000mmであるが, その中で2回連続降雨の場合を除き, 毎降雨ごと...
沖縄島に分布する畑地土壌の耐水性団粒について検討した。得られた主な結果は次のとおりである。1) 畑地土壌はジャーガル>島尻マージ>国頭マージの順に団粒化している。しかし,この傾向は弱く,団粒分布は同種...
本実験は, 落下距離5mの高さから, 人工降雨を降らし, 沖縄の代表的な3種の異なった土壌について, それぞれの侵食性を調べるために行なった。人工降雨による雨滴径の分布, 終速度は自然降雨との間にいく...
1)沖縄島北部産土壌中非石灰土壌33個所113点の土壌の全マンガン量を定量した。2)全マンガン含量はMnとして25∿1,404ppm(MnOとして0.003∿0.181%), 平均Mn...
現地における土壌侵食枠試験は1雨毎の観測を積み重ねることにより精度を高めることができるが, 結果は多くの雨による流亡土の観測もいくつかあった。然しトータルとしての降雨エネルギーと流亡土量との関係は把握...
本研究は1972∿1973年の18の降雨に対して506回の雨滴採取の結果から主としてその粒度分布を調べたものである。採取方法はウォーターブルーろ紙による吸収法を用い, 採取場所は殆んど琉球大学...
1.沖縄本島南部の異なる3つの土壤型, 塩基性埴質未熟土(ジャーガル), 未熟塩基系暗赤色土(島尻マーヂ)及び砂質未熟土(カニク), に生育するギンゴウカン林の根系について調査した。2.塩基性埴質未熟...
以上の調査結果からつぎのことがいえる。1)降雨エネルギーと流亡土量との間には, かなりの関連がある。2)植生としてのパインアップルは作付後1年は被覆効果が低い。3)作付1年後あたりから根の土壌保定力の...
沖縄島土壌の肥沃度特性を把握し, 肥沃度管理上の土壌グループ設定を行なうために実験を行なった。沖縄島に設定されている18土壌統(うち伊豆味統を除く)の耕土のサンプルを多数採取し, そのpHCEC, 置...
沖縄地域における柑橘栽培の立地条件を明らかにするために, 自然発生的条件, 気象, および土壌条件の検討を行ない, 実際栽培の結果と併せて考察を行った結果を要約すると次の通りである。1.野生柑橘である...
以上の結果を要約すると次のようになる。1.人工降雨の雨滴径の分布については0.5mm以下の細滴以外は略々似せることができるが1.5mm以上の雨滴は終速度に達していない。2.従って個々の雨滴のエネルギー...
In this paper, physical properties of fine soils developed in northern area of Okinawa Island are re...
1.著者の行なった実験は, 人工降雨による土壌侵食のモデルテストであり, 土壌の状態, 降雨のあり方など, 自然とは異なるが, 実際農地においても, 降雨強度と, 流亡土量との関係を知る上の1つの目安...
In this paper, physical properties of fine soils developed in southern and central part of Okinawa I...