唐澤富太郎(1911-2004)の教育学研究は専ら書物一筋であり、『教師の歴史―教師の生活と倫理―』(昭和30年)においても、従来の研究が教育制度や教育政策面を中心に記述されたのに対し、唐澤は専ら回想録、自叙伝、文学作品、地方教育史、学校沿革史等の文献資料によって教師の生活と倫理を明らかにしたところに特質がある。一方、63歳(1974)で東京教育大学を定年退職した唐澤は、定年は「解放された自我への出で立ち」であるとして、30年余りの歳月をかけて収集した実物資料を駆使して、畢生の大業『教育博物館』(昭和52年)(上中下解説)に着手した。唐澤は、中巻『日本の学校文化』と下巻『日本の生活文化』において、教育者の「書」や「書簡」の実物を研究資料として取り上げ、文献研究から実物研究へと研究方法の質的転換を図った。すなわち、教育者の筆跡に直に触れることのできる「書」や「書簡」を通して、人間像の把握に迫ろうとしたのである。唐澤が福沢諭吉、森有礼、嘉納治五郎、貝原益軒、跡見花蹊、そして、西田幾多郎の「書」と対峙することによって、一体どのような人物像や教育精神を汲みとったのであろうか。唐澤は、『教師の歴史』(1955)の精緻な文献研究の基盤の上に、定年後に質的転換を遂げた実物研究の方法によって『教育博物館』(1977)を完成させたことについて考察した
『源氏物語』には、漢籍の教養を持つ后として弘徽殿大后と藤壺中宮がいる。当時の女子教育では、表向き漢籍教養は不要とされる。しかしながら、后の教養としては必須のものとして描かれる。本論では、藤壺中宮に用い...
本学は、2018年に保育学部に「国際教養こども学科」を設置し、保育・幼児教育の分野からグローバル化に対応するために国際的な視野や、多様な文化を受容できる能力を持ち、またそれらを多様な手法によりこれらの...
現在,算数・数学教育において,2校種間(小中・中高)の連携は盛んに行われているが,3校種間(小中高)の連携を意識した研究や実践は多くない。そこで本稿では,児童・生徒の苦手分野の一つとして挙げられる「関...
目的:本研究は、神奈川県における医療と介護の連携促進要因を探ることを目的とした。方法: 神奈川県医療ソーシャルワーカー協会(MSW)、神奈川県精神保健福祉士協会(PSW)、神奈川県介護支援専門員協会(...
群馬県島小学校長として、子どもの可能性を引き出す授業を創った、斎藤喜博は、子どもが見える眼力を備えていた。斎藤の専門性の成長は、新任期の玉村小学校での実践による。子ども一人ひとりに基礎学力を養うこと。...
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1998年IAS第19号には、数理計算上の差異の遅延認識により退職給付の積立状況を本体情報で忠実に報告できないという問題点があった。本稿は、この問題点が2011年IAS第19号までのどの時代背景の影響...
平成28~29年度 上越教育大学研究プロジェクト 研究成果報告書研究分担者 水落芳明 学校教育研究科研究分担者 片桐史裕 学校教育研究科研究分担者 榊原範久 兵庫教育大学大学院連合博士課程研究分担者 ...
GDPをはじめとする社会厚生指標について仏教の教えを基礎とした国民総幸福量などの経済指標を考慮しながら、社会厚生関数のこれまでの研究を整理して、社会厚生関数及び社会厚生指標を考察した。社会厚生関数には...
本稿は、中国人上級日本語学習者のアカデミック・ライティング(AW)における引用に関する意識の把握を目的とし、中国の大学で日本語を専攻する学部三、四年生各15名に対して質問紙調査を行い、自由記述の回答に...
旅行業界に奉職して38年。定年という区切りを迎えたが、最も時間と労苦を費やし、まさに喜怒哀楽を共にしたのが教育旅行という分野だ。学校教育の現場において日本の文化として定着してきた修学旅行を中心とした、...
フランスではバカロレアを頂点とする教育プログラムと試験の問題作成・実施・採点の体制が確立している。本論では日本の教育関係者の関心を喚起すべく、バカロレアの国語の筆記試験について詳しく述べる。試験内容は...
現在,算数・数学教育において,2校種間(小中・中高)の連携は盛んに行われているが,3校種間(小中高)の連携を意識した研究や実践は多くない。そこで本稿では,児童・生徒の苦手分野の一つとして挙げられる「関...
本稿は、これまで研究のなかった天皇装束から上皇装束へ移行する転換点となる布衣始(ほういはじめ)という儀礼の実態を考察したものである。 第一章では、布衣始考察の前提となる天皇装束と上皇装束の相違をまと...
当科に2003年3月から2005年9月までに帯状庖疹の診断で入院した86例を対象として、患者の疫学的特徴およびDPC導入前後における治療効果の検討を行った。患者の男女比は1:1.3で女性にやや多く、年...
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