気管支喘息に対する温泉療法,特に温泉所在地(保養地)の環境,すなわち気候条件の喘息に対する影響について,文献的考察を加えた。気候療法としては,主として山岳気候,海洋性気候,洞窟気候などが,喘息の治療に応用されている。これらの気候は,いずれも喘息に対して有効的に作用することが示されているが,それぞれの特徴を持っている。例えば,山岳気候は酸素分圧が低いこと,水蒸気圧が低いことなどが特徴であり,そのため生体がそれに適合するためにはある程度の時間が必要となる。一方海洋性気候は,海塩粒子を含んでおり,海水エロゾル中のカルシウムやマグネシウムなどが良い影響を与えると考えられている。また洞窟気候は,水分含量が均一であり,電解質,特に陰イオンが多く,これが粘膜活性や浄化活性を亢進させると言われている。またいずれの気候療法も,副腎皮質機能の活性化をもたらすと考えられている。Spa therapy includes influence of environmental factors, especially climate around the place at which spa therapy is performed. In the present article, the effects of environmental climate around the hot springs on bronchial asthma were discussed according to the reports published. Mountain climate, sea climate and underground climate are reported to be effective f...
気管支喘息20例を対象に,ヨードゾル吸入療法を行ない,その臨床効果について検討を加えた。1.ヨードゾル2週間吸入後の臨床効果判定では,著効4例(20%),有効11例(75%),やや有効4例(20%),...
1982年1月から1988年12月までの7年間に三朝分院内科に入院し,温泉療法を受けた気管支喘息93例を対象に,その背景因子,免疫アレルギー学的要素および温泉療法の臨床効果について総合的に検討した。1...
予後良好と言われる気管支喘息が,どのような反応系により重症難治化傾向を取るのか,そして温泉療法がどのように作用するのかについて,若干の検討を加えた。まず関与する反応系は,その惹起相,反応相(液性因子相...
気管支喘息に対する温泉療法の効果が,これまでどのような評価方法により判定されてきているのかについて,若干の文献的考察を加えた。効果に対する評価方法は,臨床的評価と作用機序と関連した評価方法とに分けて考...
気管支喘息に対する温泉療法の作用,あるいは効果は,直接作用と間接作用,局所作用と全身作用,即時的効果と遠隔効果などに分類される。気管支喘息に対する温泉療法の直接作用としては,呼吸器症状およびそれに関連...
気管支喘息30症例を対象に,血中コーチゾール値を観察することにより,温泉療法の副腎皮質機能に及ぼす影響について検討を加えた。1.対象30症例の平均血中コーチゾール値は,5.64±4.95γ/dℓであっ...
気管支喘息は,その臨床病態より,Ia.単純性気管支攣縮型,Ib.気管支痙攣縮+過分泌型,Ⅱ.細気管支閉塞型の3つの基本病型に分けることができる。また,発症病態からは,アトピー型と非アトピー型に分けられ...
呼吸器疾患に対する温泉療法は,最近の22年間にわたり行われてきた結果,その有用性は十分明かとなっている。この22年の間に,温泉療法を受ける対象もかなり変わってきており,例えば気管支喘息では,ステロイド...
1994年1月より1998年12月までの5年間に当院へ入院した呼吸器疾患のなかで気管支喘息を対象に,年齢,地域分布などの経年変化について検討を加えた。1.最近5年間に当院へ入院した呼吸器疾患患者は66...
気管支喘息に対する温泉療法の効果をピークフローメーターを用いて継時的(第1週,第5過,第9週)に検討した。1.軽症・中等症では,第5週で有意にピークフロー (PEF)値は上昇した.重症気管支喘息例では...
Clinical effects of spa therapy were examined in 150 patients with asthma in relation tobronchial hy...
1988年1月より12月までの1年間に当院へ入院した慢性呼吸器疾患患者62例を対象に,背景因子,臨床的特徴および温泉療法の臨床効果について検討を加えた。1.対象62例のうちわけは,気管支喘息49例,瀰...
Action mechanisms of complex spa therapy (swimming training in a hot spring pool, inhalation with io...
The immediate effects (IEs) and distant effects (DEs) of spa therapy were observed in 67 patients wi...
Efficacy of complex spa therapy was studied in 55 patients with bronchial asthma. Complex spa therap...
気管支喘息20例を対象に,ヨードゾル吸入療法を行ない,その臨床効果について検討を加えた。1.ヨードゾル2週間吸入後の臨床効果判定では,著効4例(20%),有効11例(75%),やや有効4例(20%),...
1982年1月から1988年12月までの7年間に三朝分院内科に入院し,温泉療法を受けた気管支喘息93例を対象に,その背景因子,免疫アレルギー学的要素および温泉療法の臨床効果について総合的に検討した。1...
予後良好と言われる気管支喘息が,どのような反応系により重症難治化傾向を取るのか,そして温泉療法がどのように作用するのかについて,若干の検討を加えた。まず関与する反応系は,その惹起相,反応相(液性因子相...
気管支喘息に対する温泉療法の効果が,これまでどのような評価方法により判定されてきているのかについて,若干の文献的考察を加えた。効果に対する評価方法は,臨床的評価と作用機序と関連した評価方法とに分けて考...
気管支喘息に対する温泉療法の作用,あるいは効果は,直接作用と間接作用,局所作用と全身作用,即時的効果と遠隔効果などに分類される。気管支喘息に対する温泉療法の直接作用としては,呼吸器症状およびそれに関連...
気管支喘息30症例を対象に,血中コーチゾール値を観察することにより,温泉療法の副腎皮質機能に及ぼす影響について検討を加えた。1.対象30症例の平均血中コーチゾール値は,5.64±4.95γ/dℓであっ...
気管支喘息は,その臨床病態より,Ia.単純性気管支攣縮型,Ib.気管支痙攣縮+過分泌型,Ⅱ.細気管支閉塞型の3つの基本病型に分けることができる。また,発症病態からは,アトピー型と非アトピー型に分けられ...
呼吸器疾患に対する温泉療法は,最近の22年間にわたり行われてきた結果,その有用性は十分明かとなっている。この22年の間に,温泉療法を受ける対象もかなり変わってきており,例えば気管支喘息では,ステロイド...
1994年1月より1998年12月までの5年間に当院へ入院した呼吸器疾患のなかで気管支喘息を対象に,年齢,地域分布などの経年変化について検討を加えた。1.最近5年間に当院へ入院した呼吸器疾患患者は66...
気管支喘息に対する温泉療法の効果をピークフローメーターを用いて継時的(第1週,第5過,第9週)に検討した。1.軽症・中等症では,第5週で有意にピークフロー (PEF)値は上昇した.重症気管支喘息例では...
Clinical effects of spa therapy were examined in 150 patients with asthma in relation tobronchial hy...
1988年1月より12月までの1年間に当院へ入院した慢性呼吸器疾患患者62例を対象に,背景因子,臨床的特徴および温泉療法の臨床効果について検討を加えた。1.対象62例のうちわけは,気管支喘息49例,瀰...
Action mechanisms of complex spa therapy (swimming training in a hot spring pool, inhalation with io...
The immediate effects (IEs) and distant effects (DEs) of spa therapy were observed in 67 patients wi...
Efficacy of complex spa therapy was studied in 55 patients with bronchial asthma. Complex spa therap...
気管支喘息20例を対象に,ヨードゾル吸入療法を行ない,その臨床効果について検討を加えた。1.ヨードゾル2週間吸入後の臨床効果判定では,著効4例(20%),有効11例(75%),やや有効4例(20%),...
1982年1月から1988年12月までの7年間に三朝分院内科に入院し,温泉療法を受けた気管支喘息93例を対象に,その背景因子,免疫アレルギー学的要素および温泉療法の臨床効果について総合的に検討した。1...
予後良好と言われる気管支喘息が,どのような反応系により重症難治化傾向を取るのか,そして温泉療法がどのように作用するのかについて,若干の検討を加えた。まず関与する反応系は,その惹起相,反応相(液性因子相...