気管支喘息に対する温泉療法の効果が,これまでどのような評価方法により判定されてきているのかについて,若干の文献的考察を加えた。効果に対する評価方法は,臨床的評価と作用機序と関連した評価方法とに分けて考えることができる。臨床的評価方法としては,自,他覚症状の改善,同時に使用された薬剤の減量の程度,あるいは,肺機能検査の各パラメーターの変動の比較などの方法により行なわれている。一方作用機序と関連した評価では,喘息の発症機序とある程度関連した温泉療法の作用を中心に検討が加えられている。例えば,喘息の発症機序として重要な位置を占める免疫アレルギー反応,自立神経系,内分泌系などと関連した指標を用いて,その変動を観察することによって,効果を明らかにしようとする試みがなされている。これらの検討は極めて意義深いが,なお今後IgE系反応や気道の過敏性との関連 などについての追求が必要であるように考えられる。Evaluation procedures for effectiveness of spa therapy on bronchial asthma were discussed according to the reports published. The evaluation procedures could be divided into tow groups : procedures by clinical observations and procedures by findings relating to action mechanisms of spa therapy. Clinical evaluations have been performed by subjective...
The degree and characteristic of airway inflammation were evaluated by the proportions of bronchoalv...
気管支喘息のなかでも,副腎皮質ホルモン依存性の喘息は,もっとも重症難治性であり,薬物療法のみでコントロールすることは極めて困難である。著者らの現在までの成績では,このようなステロイド依存性重症難治性喘...
1988年1月より12月までの1年間に当院へ入院した慢性呼吸器疾患患者62例を対象に,背景因子,臨床的特徴および温泉療法の臨床効果について検討を加えた。1.対象62例のうちわけは,気管支喘息49例,瀰...
気管支喘息に対する温泉療法の作用,あるいは効果は,直接作用と間接作用,局所作用と全身作用,即時的効果と遠隔効果などに分類される。気管支喘息に対する温泉療法の直接作用としては,呼吸器症状およびそれに関連...
気管支喘息に対する温泉療法,特に温泉所在地(保養地)の環境,すなわち気候条件の喘息に対する影響について,文献的考察を加えた。気候療法としては,主として山岳気候,海洋性気候,洞窟気候などが,喘息の治療に...
気管支喘息は,その臨床病態より,Ia.単純性気管支攣縮型,Ib.気管支痙攣縮+過分泌型,Ⅱ.細気管支閉塞型の3つの基本病型に分けることができる。また,発症病態からは,アトピー型と非アトピー型に分けられ...
気管支喘息30症例を対象に,血中コーチゾール値を観察することにより,温泉療法の副腎皮質機能に及ぼす影響について検討を加えた。1.対象30症例の平均血中コーチゾール値は,5.64±4.95γ/dℓであっ...
呼吸器疾患に対する温泉療法は,最近の22年間にわたり行われてきた結果,その有用性は十分明かとなっている。この22年の間に,温泉療法を受ける対象もかなり変わってきており,例えば気管支喘息では,ステロイド...
1994年1月より1998年12月までの5年間に当院へ入院した呼吸器疾患のなかで気管支喘息を対象に,年齢,地域分布などの経年変化について検討を加えた。1.最近5年間に当院へ入院した呼吸器疾患患者は66...
Clinical effects of spa therapy were examined in 150 patients with asthma in relation tobronchial hy...
予後良好と言われる気管支喘息が,どのような反応系により重症難治化傾向を取るのか,そして温泉療法がどのように作用するのかについて,若干の検討を加えた。まず関与する反応系は,その惹起相,反応相(液性因子相...
The immediate effects (IEs) and distant effects (DEs) of spa therapy were observed in 67 patients wi...
1982年1月から1988年12月までの7年間に三朝分院内科に入院し,温泉療法を受けた気管支喘息93例を対象に,その背景因子,免疫アレルギー学的要素および温泉療法の臨床効果について総合的に検討した。1...
Efficacy of complex spa therapy was studied in 55 patients with bronchial asthma. Complex spa therap...
気管支喘息に対する温泉療法の効果をピークフローメーターを用いて継時的(第1週,第5過,第9週)に検討した。1.軽症・中等症では,第5週で有意にピークフロー (PEF)値は上昇した.重症気管支喘息例では...
The degree and characteristic of airway inflammation were evaluated by the proportions of bronchoalv...
気管支喘息のなかでも,副腎皮質ホルモン依存性の喘息は,もっとも重症難治性であり,薬物療法のみでコントロールすることは極めて困難である。著者らの現在までの成績では,このようなステロイド依存性重症難治性喘...
1988年1月より12月までの1年間に当院へ入院した慢性呼吸器疾患患者62例を対象に,背景因子,臨床的特徴および温泉療法の臨床効果について検討を加えた。1.対象62例のうちわけは,気管支喘息49例,瀰...
気管支喘息に対する温泉療法の作用,あるいは効果は,直接作用と間接作用,局所作用と全身作用,即時的効果と遠隔効果などに分類される。気管支喘息に対する温泉療法の直接作用としては,呼吸器症状およびそれに関連...
気管支喘息に対する温泉療法,特に温泉所在地(保養地)の環境,すなわち気候条件の喘息に対する影響について,文献的考察を加えた。気候療法としては,主として山岳気候,海洋性気候,洞窟気候などが,喘息の治療に...
気管支喘息は,その臨床病態より,Ia.単純性気管支攣縮型,Ib.気管支痙攣縮+過分泌型,Ⅱ.細気管支閉塞型の3つの基本病型に分けることができる。また,発症病態からは,アトピー型と非アトピー型に分けられ...
気管支喘息30症例を対象に,血中コーチゾール値を観察することにより,温泉療法の副腎皮質機能に及ぼす影響について検討を加えた。1.対象30症例の平均血中コーチゾール値は,5.64±4.95γ/dℓであっ...
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1994年1月より1998年12月までの5年間に当院へ入院した呼吸器疾患のなかで気管支喘息を対象に,年齢,地域分布などの経年変化について検討を加えた。1.最近5年間に当院へ入院した呼吸器疾患患者は66...
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1982年1月から1988年12月までの7年間に三朝分院内科に入院し,温泉療法を受けた気管支喘息93例を対象に,その背景因子,免疫アレルギー学的要素および温泉療法の臨床効果について総合的に検討した。1...
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気管支喘息に対する温泉療法の効果をピークフローメーターを用いて継時的(第1週,第5過,第9週)に検討した。1.軽症・中等症では,第5週で有意にピークフロー (PEF)値は上昇した.重症気管支喘息例では...
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気管支喘息のなかでも,副腎皮質ホルモン依存性の喘息は,もっとも重症難治性であり,薬物療法のみでコントロールすることは極めて困難である。著者らの現在までの成績では,このようなステロイド依存性重症難治性喘...
1988年1月より12月までの1年間に当院へ入院した慢性呼吸器疾患患者62例を対象に,背景因子,臨床的特徴および温泉療法の臨床効果について検討を加えた。1.対象62例のうちわけは,気管支喘息49例,瀰...