本研究は,学部の独自性が大学進学動機の中にどのように含まれるのか検討することが目的であった。久留米大学人間健康学部に所属する1年生140名を対象に,先行研究で使用されてきた大学進学動機尺度に大学の独自性に関わる項目を加えて質問紙調査を実施した。因子分析の結果,「内的期待」「外的期待」「資格・専門性」「無目的」が抽出され,大学の独自性の項目は「内的期待」に含まれた。また,クラスター分析を行った結果,資格を取得する目的があり,興味のある専門的知識について学びたいといった目的がある者もいれば,目標が未決定で明確な大学進学動機がない学生がいることも分かった。本研究を通じて,大学の示す独自性と自分自身の大学進学動機とが合致する学生がいることが明らかになり,明確な大学進学動機がない学生については,大学生活の中でどのように目的意識が変化していくのか追跡調査する必要があることも示唆された。The present study examined how the originality of faculty was among the motivations for students’enrollment at university. University freshmen studying at the Department of Human Health at Kurume University (N = 140) completed questionnaires on the originality of the faculty. As a result of factor analysis, “internal expectation,” “external expectation,” “...
学生による授業評価には,回答・評価集計の負担が大きい,授業改善への接続が困難,卒業生による評価は困難との指摘がある。そこで,顧客ロイヤルティ指標を応用して「あなたは,この授業を後輩に薦めますか」(0-...
本研究の目的は,つぎの問いに対する答えの一つを得るために,専門科学者の研究過程を学習過程に変換することにある。その問いは,「どうすれば児童・生徒が学習を通して深い知識を獲得できるようになるのか。」,ま...
本稿は,令和3年度入学生を対象とした入学前教育の内容と結果を報告するものである。入学前教育は令和3年2月に実施した。入学前教育の重要な目的は,「大学教育への円滑な移行」と「学習意欲の維持」である。そこ...
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近年,教職協働を通じて,職員にも大学のガバナンス変革の一角を担わせることへの期待から,大学職員の職能開発(SD)についての関心が高まっており,多くの検討が行われてきた.しかし,これらの検討において,学...
本研究は、都市近郊に活用されないまま偏在する緩衝緑地、圃場、里山をフィールドとして、環境デザイン、プロダクト・インテリアデザイン、ソーシャルアートの見地から、持続可能な地域協働型のデザイン教育モデル...
日本の数学教育における高大連携・大学リメディアル教育の必要性に鑑みるに, 数必テスト作成における項目応答理論ないし項目反応理論(item response theory: IRT)の利用拡大, システ...
看護学士課程増加に伴い,教育と看護実践の乖離に対する問題を解決するためにユニフィケーションが授業に取り入れられるようになった.これまで国内で報告されてきたユニフィケーションを取り入れた授業実践からは,...
高等教育改革において新しい役割を担う「専門職」の必要が生じている。本論ではそのうち,ファカルティ・ディベロッパー(FDer),キャリア支援担当者,インスティテューショナル・リサーチ(IR)担当者,リサ...
本研究は,①大学院生は,GTAとしてどのようなつまずきに直面するのか,②つまずきの克服は,どのような仕組みで支援することが可能か,③とくに教科教育学を専門とする大学院生にとって,GTAの経験はどのよう...
2022年より,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報 I」と選択履修科目の「情報 II」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報 I」を履...
本稿の目的は,社会科評価において,ブルームの評価理論の受容と展開,および新しい評価方法としてのパフォーマンス評価にいたる経緯を検討することである。社会科評価の歴史的流れに応じて行動目標,ブルームの評価...
本稿において筆者は、教育機会確保法(2017 年施行)を精神分析的集団論の観点から考察し、その教育界における意義と課題を明らかにすることを試みた。まず、不登校の増加を、教育への個人的欲求と、公教育の制...
大学教育に対する社会的要請として専門知識の修得に加えて、近年、キャリア形成支援が高まりつつある。現状では、大学で獲得した専門知識・技術の職業での活用度が低いこと(吉本2001)や、キャリア教育が必ずし...
本研究は,古典文学研究者の論文の読解を通じて,学習者の「深い学び」に向けた教材研究のあり方を探究したものである。まず,学習者の〈学び〉について,次期学習指導要領で要請されているアクティブ・ラーニング...
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