〔目的〕短期間の学習において、減塩という食育が成り立つかどうかを検討するため、本学学生を対象に、調理学実習I・IIの授業において塩分濃度差識別教育を行い、その結果を確認したので報告する。〔調査の条件と設定〕塩分濃度差識別能力を見る官能調査を実施するにあたり、試料温度を実際の調理で用いる温度である70℃付近に調整して実施した。〔調査対象および調査方法〕平成15年度の食物栄養学科1年に在籍した学生を対象に、訓練前の前期調理学実習Iの第1回目の授業と、訓練後にあたる後期調理学実習IIの授業の最終日に行った。調査は、塩分濃度0.5~1.0%の範囲で濃度差0.1w/v-%に調整し、品温70℃±3℃に保持した試料をランダムに配置し、順位法による弁別試験と、その6試料の中から自分が最も好ましいと思う塩分濃度の試料を選ぶ選択法による嗜好濃度試験を実施した。〔結果および考察〕Kendallの一致性の係数W、Spearmanの順位相関係数γs、は、いずれも有意に高く、塩分識別能力が上がったことを示した。また、訓練の効果を見るコクランによるQ検定でも、学習効果があったことを示していた。しかし、選択法による嗜好濃度試験では、前期と後期では大きな差は見られなかった。これらの結果から、1年間の授業を通して行った減塩教育は、学生の塩分を知覚する能力を高める効果は認められたが、嗜好塩分濃度には大きな変化は見られず、文化的に手に入れた味覚は、1年間という学習期間では変化しない事を示していた。一方で、パネルは、前期より後期において塩分濃度を識別できるようになっていた。このことは、味覚識別能力の獲得は、訓練と環境によって可能である事を裏付ける結果となり、1年間という短期間の学習でも可能であることを示していた。塩分...
日本では災害発生初期の医療支援活動として鍼灸を導入するケースはほとんどない。筆者は平成23年3月11日に発生した東日本大震災において、発生2週間後に福島県郡山市・いわき市の二か所で鍼灸の医療ボランテ...
(目的)介護保険施設(施設)は生活のケアが主体であり栄養管理は経口摂取が中心となる。食べることへのニーズは高く必然的にQOL決定の重要な因子となる。終末期の対応は医療機関に留まらず多くの施設で取り組ま...
超高齢社会の到来、要介護高齢者の急激な増加に伴う介護人材不足を背景に、さまざまな制度下で外国人が介護職として来日し、今後も外国人介護職への期待は更なる高まりを見せることが予想される。その一方で、外国人...
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商業統計では、小売業の事業所数が1982年以降減少を続け、2007年では約110万店前後となっている。また、飲食料品小売業も1982年以降減少を続け、2007年では約39万店に減少している。これらの飲...
昭和30年頃から同40年代にかけて新潟県中央部の阿賀野川流域において新潟水俣病と称されている有機水銀中毒が発生し多数の住民が犠牲になり、その累加は今日に至っている。この症状は、石灰石を原料としてアセト...
本誌四二号には、韻文指導法の序説として、国語教室や現代社会における韻文の享受状況、韻文と散文の相違点、韻文指導の目的と意識など、いわば韻文の本質や享受状況の周囲をさぐってきた。今回はそれを前提に、特に...
本研究は、近代以前から日本が緊密な文化的影響関係をもってきた東アジア諸国における鑑賞教育を調査することにより、(1)近代主義の功罪を見直し、今後の文化的・伝統的視点の生きた教育理念を構築していくこと、...
我々はこれまでに胎児、こどもに対する腎がんの放射線リスクを評価する一環として、遺伝性腎がんラット(Ekerラット)とF344ラットを交配したF1ラットを用いて、ガンマ線を胎生期から成人期に照射し、生後...
本論文は「CAI英語演習I」を履修した短大生のデータ・ディスク内にある「速読演習」と「穴埋め演習」の学習履歴を統計的に分析処理し、1)学習者の読みの速度(wpm=1分間当たりの読み取り語数)と内容理解...
『英語III』は映画を用いて主に話し言葉としての英語の聞き取りの力を養成しようというプログラムであるが、このような授業の経験がなく、長い間英語から離れていた学生にとっては、かなりむずかしいようである。...
地球の環境は急速な人口の増加と人類による化石燃料の使いすぎで 深刻な危機を向えている。特に、温暖化現象は単なるCO2の増加に 止まらず、地球の平均気温の上昇や海水面の増加、氷河面積の減少な ど様々な弊...
【目的】放射線医学総合研究所(以降、放医研)では、荷電粒子線(炭素線)を用いた放射線治療を1996年から行っており、2011年7月には累積症例数が6,000例を超えた。他方、放医研の役割として炭素線治...
高齢女性における不妊症の原因の一つに卵の“老化”があり、近年一般メディアで特集が組まれるなど、大衆にも周知され始めた。卵の老化には、21トリソミーに代表されるような染色体レベルでの変性劣化とともに、細...
二動原体等を指標とする線量推定法(線量効果式による)では適用線量域の上限が6-8Gyであるのに対し、薬剤誘発性染色体凝縮像の環状染色体(PCCリング)を指標とした場合20Gyまでの推定が可能である。こ...
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