デザイン学部長特別研究費次世代のデザイン学部構想に向けて県立化によるメリットを活かし、大学間競争を勝ち抜くために、静岡県内唯一の一級建築士受験資格認定校という肩書きだけに頼ることなく、より積極的に全国の建築系大学の中でその存在をアピールできるよう学科のあり方を再検討し、その方向を明らかにする。合わせて、デザイン学部1学科構想の可能性を見据え、空間造形学科として実現に向けた検証を行う。これらの研究を通して、教員の学科活性化のための意識向上を図る。1. 現状を把握する為、本学デザイン学部および空間造形学科に関して他大学のそれと比較して、何が特徴であると思われているかを、学外者へのアンケートまたはヒアリンなどにより調査。2. 同時並行的に海外を含む建築系大学の大学案内の収集。3. 上記データを下に視察・ヒアリング先を選定4.チューリッヒ工科大学(スイス)藤重俊也氏にカリキュラム・設計課題等の内容についてヒアリング。ヘルツオーク&ド・ムーロン設計事務所チーフアーキテクト石田健太氏にスイス・ヨーロッバの建設設計の実情についてヒアリング。5. 国内大学の卒業設計展を視察。東京芸術大学・東北芸術大学・武蔵野美術大学・多摩美術大学・金沢美術工芸大学・岡山県立大学6. これらの調査・研究により本学空間造形学科将来の在り方と効果的な教育手法を提案。・教員が学科の特色を共有することで、より戦略的に学科運営や研究・授業の組み立てを行なうことが可能となる。・本学・本学科の特色を明確にすることで、幅広く全国にその存在を知らしめることができ、結果として全国から広く受験者を集めることができる。また、学生の質の向上、就職率の向上などに期待が出来る・デザイン学部1学科構想の可能性を見据え、これらを実現するために...