筆者は東日本大震災以来,被災した地域を訪問して避難所や仮設住宅にてボランティア活動をおこなってきた。そこで 2015 年度および 2016 年度に取組んだボランティア活動より学生の活動記録を整理した。このボランティア活動には,主に,①被災した地域の実状を知る(被災した建物や情報交流館の見学),②仮設住宅に暮らす子どもたちの遊びを支援する,③他のボランティアグループと共同で支援をおこなう,という 3 つの特色がある。その結果,いつまでも『被災地』が生活困難な場所ではなく,時間の経過とともに,そこで暮らす人々は変化に応じた生活の営みを創り出していること,また,津波被害の爪痕を残す建物を目にして,その場で起きた出来事を想像しながら,命の尊さを改めて考えることにもなった。そして,このボランティア活動を通して,「生命」の尊さを学ぶことも防災教育のひとつに結び付けられるのではないかと示唆した。journal articl
2016年4月14日以降に発生した熊本地震により、南阿蘇村では最大震度6強を観測し、大動脈であった国道 57号線や阿蘇大橋及び俵山トンネルの崩落、JR豊肥本線の寸断等の被害を受けた。住民の生活導線が途...
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ボランティアの一般的な概念規定に関してはすでに多くの議論が行われているが、日本におけるその活動実態に関してはまだ解明の余地が多く残されているように思われる。本稿では、雲仙普賢岳噴火災害を機に結成された...
東日本大震災後、弘前大学では、21世紀教育科目として「東日本大震災復興論」を開講し、災害ボランティア体験3回と講義受講を要件として単位を認定した。本稿では、同講義の開講経緯と概要を紹介し、受講生に対す...
日本赤十字社は、2004年12月26日に起こったスマトラ島沖地震・津波災害に対して国際緊急支援活動を行なった。この活動が現地の人々のニーズに応じたものであったかどうかを調査する目的で企画された業務に日...
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リジリエンスは西欧から日本に導入された新たな概念である。子どもの発達や、個人の成長に関する研究が多数を占めるが、リジリエンスを使う研究分野に広がりが生まれ、ミクロからマクロのシステム領域で用いられる様...
publisher奈良 1995年の阪神大震災に際して、企業組織、公益団体、NGO団体という3系統の既成組織が、どのような救援ボランティア活動を展開したかについて、当事者に対する聞き取り調査を行い、そ...
本稿の目的は、東日本大震災で犠牲となった方がた一人ひとりのことを記録に残すため,また亡くなった方がたの状況から被害の社会的要因を社会学の視点から解明するためである.換言すれば,地域社会のもつ脆弱性と...
publisher奈良2011年3月11日午後2時46分に「東日本(太平洋岸)大地震」M9.0が発生した。列島沖合のプレート境界型で、震源域は幅200km、長さ500キロメートルにおよび、これまで想定...
東日本大震災で発生した放射能汚染の恐れのある災害廃棄物の広域処理の受け入れを検討した自治体ではさまざまなリスクコミュニケーションが展開されている。広域処理を受け入れた自治体の一つである北九州市は,タウ...
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の津波により,岩手県では6千余名の方々が犠牲となった。三陸沿岸で遡上高が30mクラスの大津波は過去115年で3度目であり,必ずやってくると想定されたも...
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の津波により,岩手県では6千余名の方々が犠牲となった。三陸沿岸で遡上高が30mクラスの大津波は過去115年で3度目であり,必ずやってくると想定されたも...
Recently, a lot of earthquakes occurred in Japan. Damage has expanded because the risk acknowledgmen...
2016年4月14日以降に発生した熊本地震により、南阿蘇村では最大震度6強を観測し、大動脈であった国道 57号線や阿蘇大橋及び俵山トンネルの崩落、JR豊肥本線の寸断等の被害を受けた。住民の生活導線が途...
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