本研究は,日本における活動的な6火山において実施した水準測量の結果より,それぞれの火山の活動の経過,および火山体の構成に対応した地殻変動の状態を考察したものである.火山の活動に伴って発生する地殻変動を,水準測量によって検出した実例は,日本においても数多く知られている.最近では,火山噴火予知による災害の軽減という社会的要請もあって,火山噴火の前兆としての地殻変動観測の重要性が再認識されている.火山の活動に伴って生ずる地殻変動は,基本的には,膨張・(噴火)・収縮の過程により表現されている.それぞれの過程は,エネルギーの蓄積による噴火準備(膨張),蓄積したエネルギーの放出(噴火),エネルギー放出後の安定化現象(収縮)に相当する.本論文では,この変動がそれぞれの火山において,きわめて多様な現れ方をすることを示す.また,火山の表面活動に直接関連した上記の運動の他に,もうひとつの火山性地殻変動の様式を提案する.それはカルデラ床の沈降運動である.これは火山構成岩石の違いやカルデラ形成時期の新旧によらず,カルデラ構造に特有な運動である,と思われる.火山における垂直変位は,火山活動の長期的,および短期的な活動予測に,決定的に重要な情報である.しかし水準測量のデータ自体は,様々な性質の運動を含んでいる.その中から,本研究で明らかにされた火山性地殻変動の特徴を識別することが,火山噴火予知のためには不可欠な作業といえる.火山における水準測量は,一般にきわめて過酷な条件の下で,行われている.このような環境での,観測の誤差と全体としての信頼性についても,議論した.以下では,一般的に用いられる火山構成岩石の分類に従って,各火山を区別し,本研究によって明らかになった個々の火山の特徴を述べる.This stu...
1982~2002年にかけて竜ヶ崎市郊外でチョウ群集を対象に2.5Km-帯状センサスが行われた。各年の3~11月,1旬につき2回の調査で20年間に8科58種が目撃され,群集構造,種数,個体数,多様性,...
北部フォッサマグナの中央隆起帯を横断する千曲川構造線の東端に位置する長野県小県郡丸子町付近で1986年8月24日,M4.9の地震が発生した.ここは2つの火山前線がぶつかる点のすぐ背後でもある.通常の地...
昭和61年度~昭和62年度科学研究費補助金(一般研究C)研究成果報告書研究概要:1.ナガウニは沖縄のサンゴ礁海域で最も普通に見られるウニであり, 形態的及び生態特徴によりA~Dの4タイプに類別される....
松代地震の進展につれて松代町東部に地震断層の性格をもつた横ずれ地割れ群があらわれたので,その地割れ付近および周辺山地の地質を調べた. 1.調査地域内には,変位量数km以上の既存の大断層は存在しない.と...
B-type, explosion and N-type earthquakes recorded by short period seismographs at Asama volcano, cen...
The crustal and upper mantle structures determined by the Research Group for Explosion Seismology (R...
細粒土砂(<2mm)の堆積が浮き石割合,透水性に与える影響を検討するため,北海道南西部の遊楽部川流域と貫気別川流域の底質が異なる5つの山地小河川を対象として,粒度組成と浮き石割合および透水係数の調査を...
1992年9月2日に中米ニカラグア国太平洋側沖合い海域に発生したニカラグア地震と津波の野外調査を行い,ニカラグアの太平洋海岸での震度と津波浸水高の分布図などを得た.沿岸の各集落での改正メルカリ震度階で...
1839年にフランスで発明された写真術は数年で幕末の日本に伝わり, 幕府・藩, 民間人により研究が行われ, 1860年前後から実用化されるに至った。明治維新を迎えて幕府・藩による写真研究は中断されるが...
P(論文)1986年の竜ヶ崎市郊外の2.5km-帯状センサスにより,チョウ成虫の生息環境の調査が行われた。3~11月にかけて1旬につき2回の調査で7科44種3,091個体が目撃され,距離補正の上(補正...
糸魚川-静岡線をはさんで,赤石山地主部から南部フォッサマグナまでのいわゆる外帯地向斜に,低度広域変成岩が露出する.この変成帯は次のような特徴的鉱物によつて少くとも3つに分帯できる.Zone I zeo...
中国東北部興安嶺地域および東北平原における凍土の分布と道路, 橋梁, 建築物等の災害の概況について報告する。1. 興安嶺地域および東北平原は, シベリアに中心を持つ周極の永久凍土帯と季節凍土帯との移行...
1979年12月の淡青丸KT-79-18航海の際,東伊豆沖海底火山群,大島南方の大室出シ堆,新島東方の新島ウラノ瀬などの海底火山の岩石をドレッジにより採集した.東伊豆沖海底火山群は,岩石の鉱物・化学的...
1983年12月5日から12日までの淡青丸KT83-20次航海の結果を報告する.調査地域は房総海底崖とその周辺地域である.房総海底崖は巨視的には長さ約60km,西北西に走る崖地形で,中部相模トラフの北...
P(論文)1982~1985年に,長野県湯ノ丸高原域において,帯状センサス法によるチョウの垂直分布調査が行われた。5~9月にかけて各年2,3回,計11回の調査で,8科72種3,095個体が目撃され,チ...
1982~2002年にかけて竜ヶ崎市郊外でチョウ群集を対象に2.5Km-帯状センサスが行われた。各年の3~11月,1旬につき2回の調査で20年間に8科58種が目撃され,群集構造,種数,個体数,多様性,...
北部フォッサマグナの中央隆起帯を横断する千曲川構造線の東端に位置する長野県小県郡丸子町付近で1986年8月24日,M4.9の地震が発生した.ここは2つの火山前線がぶつかる点のすぐ背後でもある.通常の地...
昭和61年度~昭和62年度科学研究費補助金(一般研究C)研究成果報告書研究概要:1.ナガウニは沖縄のサンゴ礁海域で最も普通に見られるウニであり, 形態的及び生態特徴によりA~Dの4タイプに類別される....
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北部フォッサマグナの中央隆起帯を横断する千曲川構造線の東端に位置する長野県小県郡丸子町付近で1986年8月24日,M4.9の地震が発生した.ここは2つの火山前線がぶつかる点のすぐ背後でもある.通常の地...
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