松代地震の進展につれて松代町東部に地震断層の性格をもつた横ずれ地割れ群があらわれたので,その地割れ付近および周辺山地の地質を調べた. 1.調査地域内には,変位量数km以上の既存の大断層は存在しない.とくに今回あらわれた横ずれ地割れ群に沿つては,変位量数m程度の既存の小断層も見出せなかつた. 2.今回の地震であらわれた個々の地割れに沿つても,また,地割れ地帯に沿つても,最近地質時代に同様の変位が生じた形跡(地形的証拠)は見出されない. 3.鮮新世中期以降変位したことのない地質断層(滝本東断層)が地割れ帯に近接して存在するが,それに沿つては今回の地震で地割れは1つもあらわれなかった. 4.既存の断層に沿つて,断層性の変位が生じたたしかな例が1つだけみつかつたが,その断層は主な地割れ地帯からはなれているし,断層面のむきも変位のむきも特異である.松代地震における上記1.と2.の事実は,濃尾・北伊豆などの大地震に伴なつた地震断層の場合と全く異なつている.その意味で松代地震では従来いわれたような「古傷(大地質断層)の再活動」という表現は妥当でない.このような特異性と,松代地震が群発型であることを組合せると,大きな活断層が発達しない所(地質区)では群発地震の方が非群発型大地震よりもおこり易いらしいといえる.上記3の事実は,たとえ大断層があつても最近地質時代(この場合鮮新世中期以後)に変位を増加させた形跡のない断層は,今回のような地震の発生やそれに伴う変位に関与しないらしいという例になる.上記4の地震断層は,松代地震による直接の地震断層ではなくて,その周辺に生じた地盤の調整的変位の結果または地塊縁辺部での強い地震動の結果,地塊境界で生じた二次的変位(いわば間接的地震断層)であると思われる.T...
最近の計算機の性能の急速な向上により,地盤の挙動の動的解析の手法として,粒状体シミュレーションが可能になった.それは,媒質を粒状体の集合として取り扱うものであり,CUNDALLが提案したDEM(Dis...
静脈血栓塞栓症(肺血栓塞増加栓症ならびに深部静脈血栓症)は,その症例数の増加に伴い,外科手術の周術期に発生する重大な合併症として広く認識されるようになった.また,1865年にTrousseauらが悪性...
本研究は急性期ケアに携わっている看護師が,高齢患者のせん妄をどのようにアセスメントしているのか, せん妄発生の予測に関する看護師のアセスメント構造を提示することを目的とした。急性期治療を行ってい る総...
松代地震の進展につれて松代町東部に地震断層の性格をもつた横ずれ地割れ群があらわれたので,その地割れ付近および周辺山地の地質を調べた. 1.調査地域内には,変位量数km以上の既存の大断層は存在しない.と...
糸魚川-静岡線をはさんで,赤石山地主部から南部フォッサマグナまでのいわゆる外帯地向斜に,低度広域変成岩が露出する.この変成帯は次のような特徴的鉱物によつて少くとも3つに分帯できる.Zone I zeo...
島尻層新里粘土の不撹乱試料について物理試験および力学試験を行ない, その結果を与那原層泥岩の特性と比較して次の結論を得た。1.標準貫入試験によるN値は未風化与那原層泥岩で50以上であるのに比べ, 新里...
血液瓦斯像の変化は,分裂病に特異というわけでなくて,躁うつ病に於ても矢張り種々の変化を見せた.すなわち躁状態にあつては特に炭酸出現量が少いこと, R. Q. <0.9なること,脳内炭酸分圧の差が4mm...
1.クレピス(Crepis capillaris)の各器官からのカルス形成および器官形成について,植物組織培養法を用いて実験観察を続ける中に線色のカルスが屡々現われた。2.緑色のカルスは,でき方・外形...
本研究では,築堤材料(遮水材料)として多く用いられる国頭マージ土を対象に,締固め土の高圧圧密試験による圧縮挙動とその圧縮指数の変動,練り返し土におけるe-logp曲線への荷重増加率の影響,不飽和締固め...
血液瓦斯像の変化は,分裂病に特異というわけでなくて,躁うつ病に於ても矢張り種々の変化を見せた.すなわち躁状態にあつては特に炭酸出現量が少いこと, R. Q. <0.9なること,脳内炭酸分圧の差が4mm...
細粒土砂(<2mm)の堆積が浮き石割合,透水性に与える影響を検討するため,北海道南西部の遊楽部川流域と貫気別川流域の底質が異なる5つの山地小河川を対象として,粒度組成と浮き石割合および透水係数の調査を...
未風化島尻層泥岩について圧密圧60kg/(cm)^2までの圧密非排水セン断および25kg/(cm)^2までの圧密排水セン断を行い, セン断特性を明らかにするとともに, そのセン断特性におよぼすBjer...
冠動脈狭窄性病変の機能的重症度を評価するため,我利よ独自に,病変に特異的な新たな指標であるepicardial resistance index(ERI)を考案した.本論文ではERIの概念および理論的...
静岡・清水付近の地震(昭和40年4月20日)によつて軽微な被害がでたが,その被告分布および主要動の方向を調べたところ,1.清水平野北部を中心とし,それを通る北東-南西方向の帯状地域内に被害が著しい地区...
統計処理の対象となるデータは近年,大規模化,多次元化の方向へ急激に増大しつつある.ノンパラメトリック密度推定の研究は,カーネル密度推定の理論が整備され,実用的な面では主な統計ソフトウェアに標準装備され...
最近の計算機の性能の急速な向上により,地盤の挙動の動的解析の手法として,粒状体シミュレーションが可能になった.それは,媒質を粒状体の集合として取り扱うものであり,CUNDALLが提案したDEM(Dis...
静脈血栓塞栓症(肺血栓塞増加栓症ならびに深部静脈血栓症)は,その症例数の増加に伴い,外科手術の周術期に発生する重大な合併症として広く認識されるようになった.また,1865年にTrousseauらが悪性...
本研究は急性期ケアに携わっている看護師が,高齢患者のせん妄をどのようにアセスメントしているのか, せん妄発生の予測に関する看護師のアセスメント構造を提示することを目的とした。急性期治療を行ってい る総...
松代地震の進展につれて松代町東部に地震断層の性格をもつた横ずれ地割れ群があらわれたので,その地割れ付近および周辺山地の地質を調べた. 1.調査地域内には,変位量数km以上の既存の大断層は存在しない.と...
糸魚川-静岡線をはさんで,赤石山地主部から南部フォッサマグナまでのいわゆる外帯地向斜に,低度広域変成岩が露出する.この変成帯は次のような特徴的鉱物によつて少くとも3つに分帯できる.Zone I zeo...
島尻層新里粘土の不撹乱試料について物理試験および力学試験を行ない, その結果を与那原層泥岩の特性と比較して次の結論を得た。1.標準貫入試験によるN値は未風化与那原層泥岩で50以上であるのに比べ, 新里...
血液瓦斯像の変化は,分裂病に特異というわけでなくて,躁うつ病に於ても矢張り種々の変化を見せた.すなわち躁状態にあつては特に炭酸出現量が少いこと, R. Q. <0.9なること,脳内炭酸分圧の差が4mm...
1.クレピス(Crepis capillaris)の各器官からのカルス形成および器官形成について,植物組織培養法を用いて実験観察を続ける中に線色のカルスが屡々現われた。2.緑色のカルスは,でき方・外形...
本研究では,築堤材料(遮水材料)として多く用いられる国頭マージ土を対象に,締固め土の高圧圧密試験による圧縮挙動とその圧縮指数の変動,練り返し土におけるe-logp曲線への荷重増加率の影響,不飽和締固め...
血液瓦斯像の変化は,分裂病に特異というわけでなくて,躁うつ病に於ても矢張り種々の変化を見せた.すなわち躁状態にあつては特に炭酸出現量が少いこと, R. Q. <0.9なること,脳内炭酸分圧の差が4mm...
細粒土砂(<2mm)の堆積が浮き石割合,透水性に与える影響を検討するため,北海道南西部の遊楽部川流域と貫気別川流域の底質が異なる5つの山地小河川を対象として,粒度組成と浮き石割合および透水係数の調査を...
未風化島尻層泥岩について圧密圧60kg/(cm)^2までの圧密非排水セン断および25kg/(cm)^2までの圧密排水セン断を行い, セン断特性を明らかにするとともに, そのセン断特性におよぼすBjer...
冠動脈狭窄性病変の機能的重症度を評価するため,我利よ独自に,病変に特異的な新たな指標であるepicardial resistance index(ERI)を考案した.本論文ではERIの概念および理論的...
静岡・清水付近の地震(昭和40年4月20日)によつて軽微な被害がでたが,その被告分布および主要動の方向を調べたところ,1.清水平野北部を中心とし,それを通る北東-南西方向の帯状地域内に被害が著しい地区...
統計処理の対象となるデータは近年,大規模化,多次元化の方向へ急激に増大しつつある.ノンパラメトリック密度推定の研究は,カーネル密度推定の理論が整備され,実用的な面では主な統計ソフトウェアに標準装備され...
最近の計算機の性能の急速な向上により,地盤の挙動の動的解析の手法として,粒状体シミュレーションが可能になった.それは,媒質を粒状体の集合として取り扱うものであり,CUNDALLが提案したDEM(Dis...
静脈血栓塞栓症(肺血栓塞増加栓症ならびに深部静脈血栓症)は,その症例数の増加に伴い,外科手術の周術期に発生する重大な合併症として広く認識されるようになった.また,1865年にTrousseauらが悪性...
本研究は急性期ケアに携わっている看護師が,高齢患者のせん妄をどのようにアセスメントしているのか, せん妄発生の予測に関する看護師のアセスメント構造を提示することを目的とした。急性期治療を行ってい る総...