近代日本語における漢語の連体修飾形3種(「-の」「-なる」「-な」型)の勢力分布の推移を調べた。漢語93語を調査対象に、「-の」「-なる」「-な」型のコーパス内出現数の年代推移を調べ、推移のパターンを5タイプに分けた。その結果、多数の語で、近代期に「-の」型と「-なる」型が衰退し、代わって「-な」型が大きく伸張したことが明らかになった。特に、1917-1925年の区間に「-な」型の増加率が飛躍的に高まったことがわかった。注目されるのは、この1917-1925年という年代区間である。これは「-さ」型の漢語名詞用法の出現数が飛躍的に増加する時期と重なる。この時期、漢語は原初的な無標の名詞として用いられる段階を脱し、多くが和語の接辞「-な」や「-さ」のような品詞のマーカーを具え、日本語への同化をより進めたものとみることができる。Sino-Japanese has greatly changed from the Early Modern Period to the Present. This paper deals with chronological changes in frequencies of Sino-Japanese adnominal forms -no, -naru, and -na in that period of time. The changes are divided into five types by examining 93 Sino-Japanese words. The results show that in many of the words the frequencies of -no and -naru decreased and th...
埼玉県越谷市中国語の音節構造はIMVF/Tで示されるのに対し、日本語はCVのような単純な開音節構造であるため、中国語原音を日本語に受け入れる際に、様々な問題が発生した。韻尾のうち、入声音は原則的に狭母...
本論において、中古日本語における複合形式とは、過去を表すとされる単独形式「き」「けり」と完了を表すとされる単独形式「つ」「ぬ」「たり」「り」が組み合わさった「てき」「にき」「たりき」「りき」「てけり」...
あいさつは,毎日行われる行為として常に見られるものであるが,人間の会話の中核的な部分ではないため,あまり重要視されてこなかった。先行研究でもあいさつやあいさつ言葉に対して考察されてはいるが,未だ全面的...
日本語における漢語の中には、近代から現代にかけて、品詞用法に変化がみられる語が多くある(例 : 「帝王の暴虐が、頭腦に深刻せられ」)。現象自体はこれまでにも指摘されてきたが、個別の事例を指摘するにとど...
本稿は字音接頭辞「各」がどのような後接語と結合するか、どのような意味用法を表すかについて、コーパスから収集したデータに基づき、考察するものである。まず「各」は、文字数が多い複合名詞や、語レベルを超える...
本稿では、漢語サ変動詞の使役形である「漢語+させる」の頻度を中納言を用いて調べた。その結果、基本語彙と考えられる能力試験1級までの二字漢語の大部分において、「させる」は「強制」や「許可・許容」の用法で...
西暦1814年に編まれた芙和辞書『諳厄利亜語林大成』と西暦1862年に市販された『英和対訳袖珍辞書』はオランダ語を介して邦訳が得られたとされてきた。しかし英語と日本語から見て多義であるオランダ語がある...
埼玉県越谷市「半濁音化」とは、漢語に関していえば「絶品ゼッピン」「審判シンパン」のように、入声音・鼻音の後でハ行子音がp音になることをいう。しかし、入声音・鼻音に続いたハ行子音がすべて半濁音化するわけ...
日本語の撥音は、外国人に対する日本語音声教育において特に習得の難しい音の一つとして、「誤用」の観点から多く問題が指摘されているが、学習者音声の実態についてはこれまでほとんど論じられていない。本稿では、...
現代日本語において,実際に用いられている形容詞を選出し,その語幹の音韻構造について調査した。4冊の国語辞書のうち,3冊以上の辞書に掲載されている形容詞を選出すると,ク活用形容詞452語,シク活用形容詞...
日語呉音和中国呉方言之間的音韻対応関係,歴来是前輩学者研究探討的重大内容之一。至于日語呉音受中国古漢語影響的歴史時期,前人的看法較為一致,大都認為其来源可追遡到中国南北朝時代。対于在歴史上日語呉音受哪...
鈴鹿市方言における後部3拍複合名詞アクセント規則は、以下のようなバリエーションがみられる : 稲生地区では、高起式の場合、語末から数えて3拍目にアクセント核がおかれる(-3型)。低起式の場合、語末から...
隨著時代的變遷語言也會跟著一點一點地改變,本篇論文即探討在現代日語語彙中,變化最為顯著的和製(日本製)外來語其變遷相關之問題。本稿以固定每年發行可縱斷性捕捉語詞變化的《現代用語?基礎知識》為調查資料,...
本研究は2 字漢数詞複合語(例:一語、一気)のアクセントを考察したものである。日本語の漢数詞(例:いち、に、さん)は他の漢語形態素と共に漢語を形成する。漢数詞複合語(Sino-Japanese num...
漢語が日本語の中に定着する際、漢籍とは多少異なる意味に転じる場合があるが、その傾向を見るために、中世の和漢混淆文などによく用いられている「高名」について、「功名」と関連して考察して見た。その結果、「高...
埼玉県越谷市中国語の音節構造はIMVF/Tで示されるのに対し、日本語はCVのような単純な開音節構造であるため、中国語原音を日本語に受け入れる際に、様々な問題が発生した。韻尾のうち、入声音は原則的に狭母...
本論において、中古日本語における複合形式とは、過去を表すとされる単独形式「き」「けり」と完了を表すとされる単独形式「つ」「ぬ」「たり」「り」が組み合わさった「てき」「にき」「たりき」「りき」「てけり」...
あいさつは,毎日行われる行為として常に見られるものであるが,人間の会話の中核的な部分ではないため,あまり重要視されてこなかった。先行研究でもあいさつやあいさつ言葉に対して考察されてはいるが,未だ全面的...
日本語における漢語の中には、近代から現代にかけて、品詞用法に変化がみられる語が多くある(例 : 「帝王の暴虐が、頭腦に深刻せられ」)。現象自体はこれまでにも指摘されてきたが、個別の事例を指摘するにとど...
本稿は字音接頭辞「各」がどのような後接語と結合するか、どのような意味用法を表すかについて、コーパスから収集したデータに基づき、考察するものである。まず「各」は、文字数が多い複合名詞や、語レベルを超える...
本稿では、漢語サ変動詞の使役形である「漢語+させる」の頻度を中納言を用いて調べた。その結果、基本語彙と考えられる能力試験1級までの二字漢語の大部分において、「させる」は「強制」や「許可・許容」の用法で...
西暦1814年に編まれた芙和辞書『諳厄利亜語林大成』と西暦1862年に市販された『英和対訳袖珍辞書』はオランダ語を介して邦訳が得られたとされてきた。しかし英語と日本語から見て多義であるオランダ語がある...
埼玉県越谷市「半濁音化」とは、漢語に関していえば「絶品ゼッピン」「審判シンパン」のように、入声音・鼻音の後でハ行子音がp音になることをいう。しかし、入声音・鼻音に続いたハ行子音がすべて半濁音化するわけ...
日本語の撥音は、外国人に対する日本語音声教育において特に習得の難しい音の一つとして、「誤用」の観点から多く問題が指摘されているが、学習者音声の実態についてはこれまでほとんど論じられていない。本稿では、...
現代日本語において,実際に用いられている形容詞を選出し,その語幹の音韻構造について調査した。4冊の国語辞書のうち,3冊以上の辞書に掲載されている形容詞を選出すると,ク活用形容詞452語,シク活用形容詞...
日語呉音和中国呉方言之間的音韻対応関係,歴来是前輩学者研究探討的重大内容之一。至于日語呉音受中国古漢語影響的歴史時期,前人的看法較為一致,大都認為其来源可追遡到中国南北朝時代。対于在歴史上日語呉音受哪...
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本研究は2 字漢数詞複合語(例:一語、一気)のアクセントを考察したものである。日本語の漢数詞(例:いち、に、さん)は他の漢語形態素と共に漢語を形成する。漢数詞複合語(Sino-Japanese num...
漢語が日本語の中に定着する際、漢籍とは多少異なる意味に転じる場合があるが、その傾向を見るために、中世の和漢混淆文などによく用いられている「高名」について、「功名」と関連して考察して見た。その結果、「高...
埼玉県越谷市中国語の音節構造はIMVF/Tで示されるのに対し、日本語はCVのような単純な開音節構造であるため、中国語原音を日本語に受け入れる際に、様々な問題が発生した。韻尾のうち、入声音は原則的に狭母...
本論において、中古日本語における複合形式とは、過去を表すとされる単独形式「き」「けり」と完了を表すとされる単独形式「つ」「ぬ」「たり」「り」が組み合わさった「てき」「にき」「たりき」「りき」「てけり」...
あいさつは,毎日行われる行為として常に見られるものであるが,人間の会話の中核的な部分ではないため,あまり重要視されてこなかった。先行研究でもあいさつやあいさつ言葉に対して考察されてはいるが,未だ全面的...