(1)イチイ,カヤ,アカマツ,クロマツ,ヨーロッパアカマツ,フランスカイガンショウ,ストローブマツ,カラマツの芽生ざしで不定根の起りと発達のしかたを観察した。(2)各樹種ごとに不定根の発達した組織を示すと次のようである。イチイ……カルスおよびキリクチ附近の未分化のシ部(Fig. 2,3,4,5)。カヤ……カルス(Fig. 7,8)。アカマツ……カルス(Fig. 11,12,13)。クロマツ……カルス(Fig. 15,16)。ヨーロッパアカマツ……カルス(Fig. 18)。フランスカイガンショウ…カルス(Fig. 20)。ストローブマツ……カルスおよび芽のところ(Fig. 23,24,25)。カラマツ……芽のところおよび葉跡(Fig. 27,28,29)。(3)カルスからの根は前報(3)の場合と同様でカルス木部に密接してかなり広範囲のカルス細胞群から発達した。芽のところからの根は芽の維管束だけからか芽の維管束とカルス組織とが一緒になつて発達した。(4)アカマツ,ストローブマツの根および“根のもと”のふえかたを見ると(Table 2),両方ともサシツケ後41~42日目にはじめて“根のもと”が見られ,それから10日後の51~52日目には“根のもと”をもつサシホが約50~60%にふえこのときはじめて発根が見られた。61~62日後にはアカマツでは約80%のサシホが“根のもと”をもち,約20%のサシホが発根した。ストローブマツでは約55%が“根のもと”をもち,約38%が発根した。73日後はアカマツだけで約50%が発根し,カルスだけのサシホも約50%は“根のもと”をもつていた。Origin and development of adventitious roots were studied...
本研究では,6種の日本産有用針葉樹(トドマツ:Abies sachalinensis Fr. Schm.,アカエゾマツ:Picea glehnii Fr. Schm.,アカマツ:Pinus densi...
野生稲由来のRT61系統(総称)および栽培稲由来のBT系統(総称)はいずれも台中65号の同質遺伝子系統であり, ともに雄性不稔細胞質(cms)と一対の稔性回復遺伝子(Rf-rf)との相互作用によって雄...
サトウキビとハイキビの混植条件下における,それぞれの栽植密度の違いによる相互の影響を検討するために以下の実験を行った。実験Iでは,サトウキビ1節苗に対しハイキビ地下茎0,2,4及び8本をポットに混植,...
この研究の目的は,環孔材樹種について,芽や葉の成長や樹冠量が樹幹での木部形成や木部の性質におよぼす影響を考察する基礎資料を得ることである.すなわち,常緑種1種と落葉樹5種の合計6種で,上部を切除した枝...
施肥量, 栽植密度, 挿穂部位, 採苗栄養系の差異がステビアの生育および収量に与える影響を明らかにすることを目的に実験を行ない, 次の結果を得た。1)草丈, 分枝数, 葉数の3形質間には有意な相関があ...
小笠原父島の乾性低木林に見られる34の植物種と、湿性の林のみに見られる外来樹種アカギを加えた35の植物種の葉や茎の生理生態学的な特性のリストを作成した(付表1)。多種間で形質同士の相関をとると、葉寿命...
(1)本実験は甜菜の移植にあたり分岐根,いわゆる"たこ足"と称する太い分岐根の発生と苗令との関係を調査するために,特別の根箱にて苗を養成し,一定の苗令に達した時期に根を切断して分岐根の発生状況を調査し...
本実験はシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のランズバーグ生態型のttg突然変異株の茎外植片を培養し, カルスを誘導する過程とシュートの再分化の経過が茎の部域によって違いが見られ...
スギ林の地上部現存量,とくに葉の現存量が林冠の閉鎖前後に,どのようにかわるかを,同じ林分で時をおってしらべた。調査林分は,東京大学千葉演習林仁ノ沢(39林班C2-1小班)所在の密度試験地の一部で,3段...
本論文は亜熱帯照葉樹林地帯において,森林の循環利用のための人為干渉跡地の天然更新とくに萌芽更新システムに関する研究の一環をなす。天然林皆伐地5年後の根株に発生した萌芽枝の位置と成長に関する研究が,沖縄...
カンキツ各種台木の特性についてつぎの知見を得た.\r\n1.9月移行,カラタチ,ヒリュウ,‘トロイヤー’シトレンジおよび‘ラスク’シトレンジの実生は伸長が止まったが,シイクワシャーとラフレモンは伸長を...
九州山地奥地林に属する九州大学宮崎地方演習林では,広葉樹天然林からスギ・ヒノキの人工林へ林種転換を図る一方式として細胞式皆伐作業法が1978年度から適用されている.最近,それらの人工林の本数減少が顕著...
著者は1968年10月以降沖縄において大豆56品種を用いて周年栽培(毎月播種)を行ない, その生態調査を実施してきた。今回はその中から大豆の播種適期のことを中心にしてまとめてみたのでその結果を報告する...
刈取り間隔がネピアグラスの栄養価におよぼす影響を検討するため刈取り間隔を1981年には4週間隔, 6週間隔, 8週間隔および10週間隔とし, 1983年には6週間隔, 8週間隔, 10週間隔および12...
木材細胞の性質は,樹幹の肥大生長と関係していることが報告されている.そこで, この研究では,特に年輪構造と林木の肥大生長速さを木材の性質と関連させてとりあげている.すなわち,スギの在来品種の中から,生...
本研究では,6種の日本産有用針葉樹(トドマツ:Abies sachalinensis Fr. Schm.,アカエゾマツ:Picea glehnii Fr. Schm.,アカマツ:Pinus densi...
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サトウキビとハイキビの混植条件下における,それぞれの栽植密度の違いによる相互の影響を検討するために以下の実験を行った。実験Iでは,サトウキビ1節苗に対しハイキビ地下茎0,2,4及び8本をポットに混植,...
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