小笠原父島の乾性低木林に見られる34の植物種と、湿性の林のみに見られる外来樹種アカギを加えた35の植物種の葉や茎の生理生態学的な特性のリストを作成した(付表1)。多種間で形質同士の相関をとると、葉寿命は、単位葉面積当たりの乾重(LMA)と正の、乾重当たりの窒素濃度や光合成速度と負の相関を示した。これは、葉の炭素や栄養塩経済のトレード・オフの軸を反映していることを示す。また茎(幹)密度は、葉の飽和水時の浸透ポテンシャルと負の相関を示した。これは、水経済のトレード・オフの軸を反映していることを示す。葉寿命やLMAは、葉の浸透ポテンシャルと負の、茎密度と正の相関を持った。このことは、葉の炭素や栄養塩経済と水経済とが相互に関連しており、葉寿命やLMAがそれを結びつける重要な鍵であることを示す。主成分分析の結果、全体の変動を第1軸が41.8%、第2軸が22.3%説明した。この第1軸と第2軸で、植物のfunctional type(地面を這う木本、荒れ地対応型の木本、その他の立木、C_3の灌木と草、ヤシ類、CAM草本)をよく分けた。またお互いに相関を示さなかった2つの形質、茎密度と乾重当たりの光合成速度をそれぞれx軸とy軸にとり各樹種をプロットすると、これによっても植物のfunctional typeをよく仕分けした。このことは、異なったfunctional typeの植物は、似た葉や茎の特性を持ち、似た炭素や栄養塩経済や水経済を示す。また茎密度と乾重当たりの光合成速度は、それぞれのfunctional typeの資源利用特性を示す重要な鍵であることが示された。We showed a list of characteristics in leaves and stems in 35 pl...
東京大学北海道演習林で針葉樹を中心とした樹木の梢端部の異常落葉現象が観察され,継続的なトドマツの衰退現象の観察を始めた。観察木のうち着葉量が少ない樹木は,雄花の着花が多く,地衣類の着生が多くなる傾向が...
本研究では,二段林下木の林分構造を解析するとともに,距離従属型の二段林下木の成長モデルを作成することを目的とした。調査地としては東京大学千葉演習林内のスギ-スギの二段林試験地を使用した。この試験地には...
北海道では現在、構造材として植林しているエゾマツ類造林木が、1999年時点で151千ha(平成12年度 北海道林業の概況)に達し本格的な間伐時期を迎えようとしている。天然性エゾマツ類を伐採すると、その...
本論文は亜熱帯照葉樹林地帯において,森林の循環利用のための人為干渉跡地の天然更新とくに萌芽更新システムに関する研究の一環をなす。天然林皆伐地5年後の根株に発生した萌芽枝の位置と成長に関する研究が,沖縄...
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近年の気候温暖化により水稲の登熟気温が上昇している。この気温上昇によって白未熟粒の発生が増加し、米粒の品質低下が問題となっている。深水栽培は白未熟粒の発生抑制に有効であるが、効果の大きい水深18cmの...
木材の用途の多様化や製材技術の進展により、樹種や齢級に需要の幅が生まれてきている。例えば、トドマツやカラマツが主に使われてきた合板材は、最近ではヨーロッパトウヒも使われるようになってきた。その他にもバ...
カンキツ各種台木の特性についてつぎの知見を得た.\r\n1.9月移行,カラタチ,ヒリュウ,‘トロイヤー’シトレンジおよび‘ラスク’シトレンジの実生は伸長が止まったが,シイクワシャーとラフレモンは伸長を...
近い将来,地球温暖化による気候変動により降水量の時空間分布が大きく偏ることが予測されている。偏った降水分布は,浸透する降水とともに地表面から地下水面へ移動する物質移動にも影響を与えると推測される。我が...
本文旨在探討水稻與陸稻兩生態群在水田栽培下生長與產量之差異,並比較其在不同栽培季節之表現,試驗於1994年一、二期作在臺灣省農業試驗所農場進行。由生長性狀之變方分析發現,一期作族群50%抽穗期時兩生態...
尽管近年来对志留纪—早泥盆世陆生维管植物系统发育的认识取得了很大进展,但是目前对多囊蕨类、莱尼蕨类、工蕨类的界定和类群划分尚有分歧,工蕨类和石松类的姐妹群关系仍有疑问,真叶植物基部类群有待深入研究。志...
了解物種多樣性沿環境梯度(如地形、氣候等)的變化以及影響它們分佈趨勢的生態因子為近年來研究多樣性的重要議題之一,同時也是未來保育經營管理的基礎。然而,探討生物因子〔如推移帶效應(ecotone eff...
本研究は, 放牧地空間を有効利用するために, 放牧草地生態系へ熱帯果樹を導入することによって, 肉生産と果樹生産の両立をはかることを目的としている。昨年放牧牛による食害防御法が確立されたことからその方...
近年來,國際間相繼發生狂牛症、口蹄疫與禽流感等疫病,造成國際社會之恐慌。為了保障生產者及消費者的權益,歐盟與日本等先進國家先後實施了生產追溯制度,台灣於2004年起,也開始推動農產品產銷履歷試辦計畫。...
本試驗主要以秋植品系的納麗石蒜為材料,探討其在台灣栽培之生育、開 花習性,分別於霧峰及魚池等不同氣溫地區種植,觀察其生育,調查、分 析其影響...
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