東京大学北海道演習林では,1981年の台風を契機に,立木の被害面積率を異にする4試験流域が開設され,冬期間(12月~3月)を除いて降水量・流量の観測が行われている。本研究では1985年,1986年の2年分の水文資料を対象に流出解析を行った結果を報告する。日単位流出解析では,熱収支に基づく理論より積雪・融雪過程のモデル化を行い,日降水量・日平均気温・全天日射量という,気象台からの入手の容易な気象要素を用いた簡単な融雪量式を提案した。この式と,菅原のタンクモデルと組み合わせて日単位ハイドログラフを求めると,融雪のピークの発生時をよく再現することができた。また,短期流出では2つの高水例が紹介され,直接流出と地下水流出のピークが分離して発生するという珍しい形状を持つことが認められた。これは熔結凝灰岩という地質のもつ特異性によるものと判断された。さらに本州の風化花崗岩地帯の流出との比較から,熔結凝灰岩に覆われ豊かな林相を持つ当試験流域は極めて高い流出一様性に恵まれていること,また4試験流域間での比較から,風害面積率の小さい流域ほど流出の平準化が進んでいるという結果を得た。In the University Forest in Hokkaido, four experimental basins were set up for the observation of rainfall and runoff. The observation was not conducted during the winter season. The basins were damaged by a typhoon in 1981, which resulted in the different areal...
第4回極域科学シンポジウム横断セッション:[IA] 「急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合的解明」―GRENE北極気候変動研究事業研究成果報告2013―11月12日(火) 国立極地研究所...
2008年6月14日に発生した岩手県南部を震源とするM7.2の直下型地震により,栗駒山を中 心とする流域において甚大な土砂災害が発生した(1)。崩壊・地すべりの発生箇所は約3,500 箇所,生産土砂量...
妙高山麓の緩斜面上を対象地として,気温と風の分布を把握するために小気候観測を遂行した.本研究で得られた知見は次のとおりである.①、夜間に低所の関川の河谷に沿って気温の逆転層が形成され,その層内で南寄り...
平成18年豪雪における積雪の地域特性を明らかにすることを目的として,日本各地の雪氷研究者の協力を得て広域一斉積雪断面観測を2006年2月(上旬及び下旬)に2回実施した.観測地点数は,2月上旬の観測では...
2004年10月23日に大きな地震が新潟県で発生した。その地震は中越地震と名付けられ、新潟県の芋川流域を初め、多くの斜面崩壊.地すべりを起こした。斜面崩壊・地すべりは芋川の大量の不安定な土砂を結果とし...
冬季の凍上と春季の融解沈下を繰り返す地域の法面では,融解期に表層すべりによる被害が多く発生する。凍上の発生方向は熱流方向に一致し,融解沈下の方向は鉛直下方に作用する重力の影響を受ける。この時,法面では...
平成18年豪雪における積雪深分布を詳細に明らかにすることを目的として,2006年2月6日9:00に多機関で計測された積雪深を全国的に収集した.1917地点のデータを基に日本列島の積雪深分布図の作成を行...
本研究では街路灯下でのキリンソウ衰退の原因を解明するとともに,街路灯下でも衰退しないキリンソウの育成を試みた.その結果,連続感光条件では越冬芽分化が抑制された.また,分化した越冬芽は徒長し,積雪下で枯...
グリーンランド氷床北西部における降雪中のd-excess と化学成分と,降雪をもたらす水蒸気の起源域周辺の環境との関係を明らかにすることを目的として,2017 年5 月25 日から6 月6 日にかけて...
С использованием данных мониторинга загрязнения снежного покрова и спутниковых снимков проведен ана...
北海道の石狩平野から勇払平野にかけての地域には,内陸部を山地によって隔てられていないために,日本海側と太平洋側を分ける明瞭な地形的分水界が存在しないという特徴がある.この地域に日本海(石狩湾)側と太平...
台灣地區由於地形、降雨時空分布不均等原因,長久以來一直有水資源供需問題,尤其南台灣地區夏季經常面臨缺水甚至乾旱之情形;颱風侵襲時雖然會帶來豐沛的雨量但由於山區水土保持等問題大雨沖刷大量泥沙造成原水濁度...
日本民俗学の資料である伝承そのものは,資料として批判することが困難である。それというのも,伝承資料自体の持つ性格と,伝承を取り出す際の調査者の意図や,調査者と伝承保持者との人間関係など,さまざまな因子...
融雪期の列車運行の安全を確保する上での課題である日融雪量を精度よく簡易に推定する方法について,多雪地域(北海道仁木町,秋田県山内村,新潟県塩沢町)で実施した融雪観測結果に基づいて検討した.日融雪量の推...
Для правильной оценки изменений геосистем и климата в районах, где представлены малые формы оледенен...
第4回極域科学シンポジウム横断セッション:[IA] 「急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合的解明」―GRENE北極気候変動研究事業研究成果報告2013―11月12日(火) 国立極地研究所...
2008年6月14日に発生した岩手県南部を震源とするM7.2の直下型地震により,栗駒山を中 心とする流域において甚大な土砂災害が発生した(1)。崩壊・地すべりの発生箇所は約3,500 箇所,生産土砂量...
妙高山麓の緩斜面上を対象地として,気温と風の分布を把握するために小気候観測を遂行した.本研究で得られた知見は次のとおりである.①、夜間に低所の関川の河谷に沿って気温の逆転層が形成され,その層内で南寄り...
平成18年豪雪における積雪の地域特性を明らかにすることを目的として,日本各地の雪氷研究者の協力を得て広域一斉積雪断面観測を2006年2月(上旬及び下旬)に2回実施した.観測地点数は,2月上旬の観測では...
2004年10月23日に大きな地震が新潟県で発生した。その地震は中越地震と名付けられ、新潟県の芋川流域を初め、多くの斜面崩壊.地すべりを起こした。斜面崩壊・地すべりは芋川の大量の不安定な土砂を結果とし...
冬季の凍上と春季の融解沈下を繰り返す地域の法面では,融解期に表層すべりによる被害が多く発生する。凍上の発生方向は熱流方向に一致し,融解沈下の方向は鉛直下方に作用する重力の影響を受ける。この時,法面では...
平成18年豪雪における積雪深分布を詳細に明らかにすることを目的として,2006年2月6日9:00に多機関で計測された積雪深を全国的に収集した.1917地点のデータを基に日本列島の積雪深分布図の作成を行...
本研究では街路灯下でのキリンソウ衰退の原因を解明するとともに,街路灯下でも衰退しないキリンソウの育成を試みた.その結果,連続感光条件では越冬芽分化が抑制された.また,分化した越冬芽は徒長し,積雪下で枯...
グリーンランド氷床北西部における降雪中のd-excess と化学成分と,降雪をもたらす水蒸気の起源域周辺の環境との関係を明らかにすることを目的として,2017 年5 月25 日から6 月6 日にかけて...
С использованием данных мониторинга загрязнения снежного покрова и спутниковых снимков проведен ана...
北海道の石狩平野から勇払平野にかけての地域には,内陸部を山地によって隔てられていないために,日本海側と太平洋側を分ける明瞭な地形的分水界が存在しないという特徴がある.この地域に日本海(石狩湾)側と太平...
台灣地區由於地形、降雨時空分布不均等原因,長久以來一直有水資源供需問題,尤其南台灣地區夏季經常面臨缺水甚至乾旱之情形;颱風侵襲時雖然會帶來豐沛的雨量但由於山區水土保持等問題大雨沖刷大量泥沙造成原水濁度...
日本民俗学の資料である伝承そのものは,資料として批判することが困難である。それというのも,伝承資料自体の持つ性格と,伝承を取り出す際の調査者の意図や,調査者と伝承保持者との人間関係など,さまざまな因子...
融雪期の列車運行の安全を確保する上での課題である日融雪量を精度よく簡易に推定する方法について,多雪地域(北海道仁木町,秋田県山内村,新潟県塩沢町)で実施した融雪観測結果に基づいて検討した.日融雪量の推...
Для правильной оценки изменений геосистем и климата в районах, где представлены малые формы оледенен...
第4回極域科学シンポジウム横断セッション:[IA] 「急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合的解明」―GRENE北極気候変動研究事業研究成果報告2013―11月12日(火) 国立極地研究所...
2008年6月14日に発生した岩手県南部を震源とするM7.2の直下型地震により,栗駒山を中 心とする流域において甚大な土砂災害が発生した(1)。崩壊・地すべりの発生箇所は約3,500 箇所,生産土砂量...
妙高山麓の緩斜面上を対象地として,気温と風の分布を把握するために小気候観測を遂行した.本研究で得られた知見は次のとおりである.①、夜間に低所の関川の河谷に沿って気温の逆転層が形成され,その層内で南寄り...