個人情報保護のため削除部分あり本稿は、近年、日本における政治的自由主義論との関連で注目されている福沢諭吉から吉野作造につながる二大政党制論() の重要性を再確認しつつ、吉野作造の二大政党制論が以後どのように引きつがれるのかと言うことを蠟山政道の政治思想を手がかりに検討したものである。蠟山は基本的には吉野の二大政党制論の枠組みを継承し、英国労働党の動勢を参照しつつも、むしろそれゆえにこそ、吉野の既成政党(民政党) と社民勢力の連合政権構想から離反し、社民勢力対既成政党という二大政党制の勢力配置転換を構想することになった。蝋山はそれに向けて社会大衆党の勢力基盤拡大方策を模索するが、やがてその限界の自覚と外交政策をめぐる確執から近衛薪体制に接近することになる。だがそれは「革新」派と現状維持的構想の融合の上に立つ大正デモクラシー論の「転生」としての一面をもち、それゆえ、その立場から戦後民主制への提言が、限定的ではあれ、可能になった側面も存在した。The theory on political system in prewar Japan has been generally dismissed so far. But a few scholars began to pay much attention to the importance of political liberalism concerning the political system.in modern Japan. Taking sides with that trend, this article is focused on Royama Masamichs theory on political systems (...
デュルケームの「社会再組織化論」の諸側面を、「社会的連帯の確保」という彼の問題関心に即して原理的に把握する。正常-病理判断の方法論は、「社会体の一般的健康」という当時の社会理想の「合理化」の方策であり...
デュルケームの「社会再組織化論」の諸側面を、「社会的連帯の確保」という彼の問題関心に即して原理的に把握する。正常-病理判断の方法論は、「社会体の一般的健康」という当時の社会理想の「合理化」の方策であり...
研究ノート(Note)本稿では、EU指令の国内法化をめぐる近年の研究を再検討することで、その発展と課題について考察を行っている。1980年代半ば以降、EUレベルでの立法活動の活発化を背景に、成立したE...
對於遷臺以來中華民國政黨體系之分類大體上有一黨專政、一黨獨大、革命民主政黨及民主政黨政治等大四大類,但是在理論上來說,皆存有相當大的缺陷,需要政黨學者在理論上作出大的推進。中華民國政黨政治的發展與其過...
本稿は、近世中後期における藩政改革の際の政治構造について、徳島藩における宝暦・明和改革及び寛政改革を事例として考察した。藩政改革において、社会的・政治的状況(財政窮乏・百姓一揆等) に規定された政治課...
[[abstract]]對於革命與建國,中山先生提出「一次革命論」與「建國程序論」兩種主張。從一國政治向民主轉型與經濟向資本主義轉型的角度分析,前者屬於激烈手段,追求政經同時轉型;後者屬於漸進改革策略...
個人情報保護のため削除部分あり元老は慣例として形成され、後継首相推薦などの重要な国務について天皇の諮問を受ける役目を果たした。本稿は元老制度に関し、宮中関係者の手になる「徳大寺実則日記」などの史料を初...
個人情報保護のため削除部分あり大宝二年五月、「参二-議朝政一」せしむという形ではじめて登場した参議については、これまで律令太政官制にもれた氏族の吸収という理解がなされてきた。これは太政官機構が有力氏族...
本稿の目的は、一九二九年に発効した不戦条約にかんする日本国内の諸議論を考察することによって、外交の民主化と国際協調外交の関係を探ることである。不戦条約は国際的平和宣言という性格だったにもかかわらず、日...
第一次選挙法改革以後選挙権拡張を要求するチヤーテイストの運動には消長があったが一八六〇年代に入って再び改革運動は再燃したのである。本論文は主として英国第二次選挙法改革を社会経済上より解明せんとしたもの...
個人情報保護のため削除部分あり初期議会期、府県制郡制は改正を求める民党とそれを拒否する藩閥政府との間で政治的争点となっていた。しかし日清戦後の第二次松方正義内閣の時、行政内容の質的変化と、府県知事の権...
本稿では、近世中後期の上方における幕府機構の枠組みを明らかにするとともに、京都・大坂町奉行の位置や役割について検討した。(1)所司代は地域支配・朝廷統制・二条城守衛、大坂城代は地域支配・大坂城守衛の各...
「大日本国憲法」は、国会期成同盟第二回大会前に作成された数少ない私擬憲法案であるが、関係史料が限られていて、作成者の確定、作成の経緯など、基本的な点がはっきりしていなかった。ところが稲葉家文書から発見...
個人情報保護のため削除部分ありウォルター・E・ワイルは今世紀初頭から第一次大戦期にかけてのアメリカの精力的な改革的時論家であった。彼は一九一二年刊行の主著『新しい民主主義』において、一九世紀末からアメ...
個人情報保護のため削除部分あり過去一〇余年、大戦直後のアメリカリベラリズム運動史研究が盛んであるが、多くは冷戦進行に伴うリベラルの左右対立激化の中で葬られたウォーレスの進歩党運動あるいはその福祉国家論...
デュルケームの「社会再組織化論」の諸側面を、「社会的連帯の確保」という彼の問題関心に即して原理的に把握する。正常-病理判断の方法論は、「社会体の一般的健康」という当時の社会理想の「合理化」の方策であり...
デュルケームの「社会再組織化論」の諸側面を、「社会的連帯の確保」という彼の問題関心に即して原理的に把握する。正常-病理判断の方法論は、「社会体の一般的健康」という当時の社会理想の「合理化」の方策であり...
研究ノート(Note)本稿では、EU指令の国内法化をめぐる近年の研究を再検討することで、その発展と課題について考察を行っている。1980年代半ば以降、EUレベルでの立法活動の活発化を背景に、成立したE...
對於遷臺以來中華民國政黨體系之分類大體上有一黨專政、一黨獨大、革命民主政黨及民主政黨政治等大四大類,但是在理論上來說,皆存有相當大的缺陷,需要政黨學者在理論上作出大的推進。中華民國政黨政治的發展與其過...
本稿は、近世中後期における藩政改革の際の政治構造について、徳島藩における宝暦・明和改革及び寛政改革を事例として考察した。藩政改革において、社会的・政治的状況(財政窮乏・百姓一揆等) に規定された政治課...
[[abstract]]對於革命與建國,中山先生提出「一次革命論」與「建國程序論」兩種主張。從一國政治向民主轉型與經濟向資本主義轉型的角度分析,前者屬於激烈手段,追求政經同時轉型;後者屬於漸進改革策略...
個人情報保護のため削除部分あり元老は慣例として形成され、後継首相推薦などの重要な国務について天皇の諮問を受ける役目を果たした。本稿は元老制度に関し、宮中関係者の手になる「徳大寺実則日記」などの史料を初...
個人情報保護のため削除部分あり大宝二年五月、「参二-議朝政一」せしむという形ではじめて登場した参議については、これまで律令太政官制にもれた氏族の吸収という理解がなされてきた。これは太政官機構が有力氏族...
本稿の目的は、一九二九年に発効した不戦条約にかんする日本国内の諸議論を考察することによって、外交の民主化と国際協調外交の関係を探ることである。不戦条約は国際的平和宣言という性格だったにもかかわらず、日...
第一次選挙法改革以後選挙権拡張を要求するチヤーテイストの運動には消長があったが一八六〇年代に入って再び改革運動は再燃したのである。本論文は主として英国第二次選挙法改革を社会経済上より解明せんとしたもの...
個人情報保護のため削除部分あり初期議会期、府県制郡制は改正を求める民党とそれを拒否する藩閥政府との間で政治的争点となっていた。しかし日清戦後の第二次松方正義内閣の時、行政内容の質的変化と、府県知事の権...
本稿では、近世中後期の上方における幕府機構の枠組みを明らかにするとともに、京都・大坂町奉行の位置や役割について検討した。(1)所司代は地域支配・朝廷統制・二条城守衛、大坂城代は地域支配・大坂城守衛の各...
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個人情報保護のため削除部分ありウォルター・E・ワイルは今世紀初頭から第一次大戦期にかけてのアメリカの精力的な改革的時論家であった。彼は一九一二年刊行の主著『新しい民主主義』において、一九世紀末からアメ...
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デュルケームの「社会再組織化論」の諸側面を、「社会的連帯の確保」という彼の問題関心に即して原理的に把握する。正常-病理判断の方法論は、「社会体の一般的健康」という当時の社会理想の「合理化」の方策であり...
デュルケームの「社会再組織化論」の諸側面を、「社会的連帯の確保」という彼の問題関心に即して原理的に把握する。正常-病理判断の方法論は、「社会体の一般的健康」という当時の社会理想の「合理化」の方策であり...
研究ノート(Note)本稿では、EU指令の国内法化をめぐる近年の研究を再検討することで、その発展と課題について考察を行っている。1980年代半ば以降、EUレベルでの立法活動の活発化を背景に、成立したE...