小学校では2020年度から新しい学習指導要領が施行される。新しい教科として外国語が加わるが,その評価の仕方について戸惑っている小学校教員は多いように思われる。そういった教員の一助となるよう,学習指導要領に則った外国語の評価方法について,具体的に学ぶことができるような教員研修用ビデオを作成しようと考えた。その第一歩として,本稿では,学習指導要領に則った「話すこと(発表)」における観点別評価基準を作ることと,評価トレーニング用としての教員研修用スピーチビデオ作成に関する課題を明らかにすることを目的とする。評価基準については,新学習指導要領第2章第10節「外国語」の中の「第1 目標」及び「第2 内容2」に示されている各項目から「話すこと(発表)」の領域で評価可能な項目を選び,中学や高校において「話すこと」の評価で留意される音声面の項目内の優先度(評価の重み付け)を考慮して作成した。教員研修用スピーチビデオを作成する際には,全項目がA評価になるスピーチに加え,各項目について意図的にB評価になるようなスピーチを5パターン考えて録画をした。そして,4名の小学校教員と2名の大学生を対象に,この評価基準を提示し,教員研修用スピーチビデオの視聴を通して評価トレーニングを行った。その結果,スピーチビデオの音声面に関してB評価がより顕著となるような例を示す必要があることが課題として得られた。本稿で整理された課題を基に「話すこと(発表)」の」評価基準を精査し,トレーニング用ビデオを作成し直すことと,「話すこと(やり取り)」の」評価基準の作成及び評価トレーニング用ビデオの作成を目指していきたい
グローバル化や少子高齢化による社会変動に対応する教員養成課程の変革要請があるなか, 二つの実践研究を取り上げた.一つは,大学研究者による実践研究である.福井大学では,従来 の教育学や教育心理学は学級崩...
本研究の目的は, 小学校における学級の中で適用可能な社会的スキル訓練によって児童の社会的スキルの向上可能性を検討することである。研究1は、学級全体の児童を対象として、集団による社会的スキル訓練を行ない...
「聴く力」は、教師が学校(幼稚園を含む)におけるさまざまな問題や課題(発達・教育支援、集団生活への適応支援、保護者支援等々)に対処していくのに不可欠のものであり、教師の大切な専門性の一つと位置づけられ...
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近年、在留外国人数が大幅に増加し、日本語教育の必要性が大きく叫ばれるなか、十文字学園女子大学は2020年度に日本語教員養成課程を開設した。本稿は、本課程のなかでも特に日本語教育技術の養成に主眼をおいた...
平成14年度から小学校・中学校で「総合的な学習の時間」が義務化され、学習領域の中に導入された。平成15年度からは高等学校においてもこの「総合的な学習の時間」は制度化された。「総合的な学習の時間」の授業...
本報は、教職科目の「教職指導」と「学校教育実践研究」の指導内容に工夫・改善を図ることが、教師を希望する学生にどのような効果があるのかについて報告することが目的である。最初に、「教職指導」においては、教...
本稿は、国語科におけるニュークリティシズムの受容を再評価し、国語科の授業論として必要不可欠な視点を明示し、その意味を考察するものである。考察を通し、ニュークリティシズムの受容から確立された読者とは、自...
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2004 年より大学と臨床現場が協働して「看護基礎教育における実習のあり方検討会」を発足し,新人看 護師の職場適応を促すための実習について検討してきた。そこで明らかになった新卒看護師のリアリティ ショ...
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