丹後地震に關聯した丹後地方の地殻の變形に就いては、彙報第八號(昭和五年)一五三頁に詳しく述べておいた。其の後陸地測量部によつて更に同地方の三等三角測量改測が施行された。本論文は其の結果の一部である丹後半島部の變形に就いて考察を加へたものである。三等三角點の水平移動量の東西成分と垂直移動量とが、かなり密接な相關を示して居る。之は各三角點が略々互に平行で西下りの面内で移動する事を示すものである。此の事實は、丹後半島内の地塊運動として都合よく説明する事が出来る
昭和6年(1931年)に靜岡縣下の興津から紀伊半島の南端串本に至る水準線の改測が行はれ,この間にある水準點の30-40年間の垂直變動量が知られた.本文はその結果に基いて,この地域の地殻の變動を調べたも...
After the destructive earthquake which occurred in Tango districts on March 7, 1927, a revision of t...
第1部にのべた紫雲寺,安中,河津爆破および三宅島地震の地震動の観測結果を解析し,次のような東経139°Eに沿つた断面上における地殼構造を得た.各観測点でのP波初動から求められた走時曲線は,次のようなみ...
昭和二年の丹後地震後には、同地方に三角測量及水準測量の改測が實施された。此の論文は其の結果を整理して、丹後地方の地殻に如何なる變形が生じたかを調べたものである。主な結果は、(1)水準測量の結果から此の...
The results of the present study are summarized as follows; (1) From the results of re-triangulation...
最近に至り地下300~400kmに於ける地震波速度分の不連続面の存否がかなり喧しい問題になつて來た。地震研究により地球内部構造を推諭出來る様になつて來た最初の頃に於けるMilne、森、今村、Laska...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
若狭湾の周囲には此湾を中心として放射状に走る断層と共心円状に走る断層とが著しく発達して居て、此等によつて此地方は大小種々の地塊に分たれ、複雑なる寄木細工的の構造をなして居る。此等の断層に沿うては廔々地...
昭和8年3月3日の三陸の津浪を伴つた地震に關聯して,地殻の變動を調べる目的を以て,三角測量並に水準測量が行はれたが,本文に於いては,從來屢々報告したと同様な方法で,その結果の解析を行つた事を述べてある...
其の1のよみとり結果を使つて関東北部の東西断面における地下構造を求めた.結果はFig.8a,b,cの通りで,全部でモデルを5つ作つた.そのうちモデルIを当グループとして採用することにした.それが最も簡...
著者はかつて濱田から新發田に到る水準線路の變形を論じて約80km.の波長を有する隆起沈降の波の様なものがある事を指摘した.しかしこの變形が二次元的には如何なるものであるかは解らなかつた.共後宮部理學士...
前論文(地震と雷雨との關係)に於て地震發生に及ぼす雷雨の動作の一として雷雨時の氣壓配置によつて地殻に或る機械的應力を興ふるであらうといふことを述べた.此問題と聯關して今度は地震と低氣壓との關係を調査し...
第2回鉾田爆破の観測資料を解析した結果,Fig.10に示されるような,東北地方,関東地方北部を結びつける地殻構造を得た.すなわち,関東地方では,第一層は速度,1.74km/s,厚さ0.92kmで,この...
After the destructive Tajima earthquake of May 23rd, 1925, came another severe earthquake in the pro...
昭和6年(1931年)に靜岡縣下の興津から紀伊半島の南端串本に至る水準線の改測が行はれ,この間にある水準點の30-40年間の垂直變動量が知られた.本文はその結果に基いて,この地域の地殻の變動を調べたも...
After the destructive earthquake which occurred in Tango districts on March 7, 1927, a revision of t...
第1部にのべた紫雲寺,安中,河津爆破および三宅島地震の地震動の観測結果を解析し,次のような東経139°Eに沿つた断面上における地殼構造を得た.各観測点でのP波初動から求められた走時曲線は,次のようなみ...
昭和二年の丹後地震後には、同地方に三角測量及水準測量の改測が實施された。此の論文は其の結果を整理して、丹後地方の地殻に如何なる變形が生じたかを調べたものである。主な結果は、(1)水準測量の結果から此の...
The results of the present study are summarized as follows; (1) From the results of re-triangulation...
最近に至り地下300~400kmに於ける地震波速度分の不連続面の存否がかなり喧しい問題になつて來た。地震研究により地球内部構造を推諭出來る様になつて來た最初の頃に於けるMilne、森、今村、Laska...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
若狭湾の周囲には此湾を中心として放射状に走る断層と共心円状に走る断層とが著しく発達して居て、此等によつて此地方は大小種々の地塊に分たれ、複雑なる寄木細工的の構造をなして居る。此等の断層に沿うては廔々地...
昭和8年3月3日の三陸の津浪を伴つた地震に關聯して,地殻の變動を調べる目的を以て,三角測量並に水準測量が行はれたが,本文に於いては,從來屢々報告したと同様な方法で,その結果の解析を行つた事を述べてある...
其の1のよみとり結果を使つて関東北部の東西断面における地下構造を求めた.結果はFig.8a,b,cの通りで,全部でモデルを5つ作つた.そのうちモデルIを当グループとして採用することにした.それが最も簡...
著者はかつて濱田から新發田に到る水準線路の變形を論じて約80km.の波長を有する隆起沈降の波の様なものがある事を指摘した.しかしこの變形が二次元的には如何なるものであるかは解らなかつた.共後宮部理學士...
前論文(地震と雷雨との關係)に於て地震發生に及ぼす雷雨の動作の一として雷雨時の氣壓配置によつて地殻に或る機械的應力を興ふるであらうといふことを述べた.此問題と聯關して今度は地震と低氣壓との關係を調査し...
第2回鉾田爆破の観測資料を解析した結果,Fig.10に示されるような,東北地方,関東地方北部を結びつける地殻構造を得た.すなわち,関東地方では,第一層は速度,1.74km/s,厚さ0.92kmで,この...
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昭和6年(1931年)に靜岡縣下の興津から紀伊半島の南端串本に至る水準線の改測が行はれ,この間にある水準點の30-40年間の垂直變動量が知られた.本文はその結果に基いて,この地域の地殻の變動を調べたも...
After the destructive earthquake which occurred in Tango districts on March 7, 1927, a revision of t...
第1部にのべた紫雲寺,安中,河津爆破および三宅島地震の地震動の観測結果を解析し,次のような東経139°Eに沿つた断面上における地殼構造を得た.各観測点でのP波初動から求められた走時曲線は,次のようなみ...