本稿では国立公文書館所蔵『引揚者在外事実調査票』を基本資料とし、戦後、樺太深海村から北海道への引揚げについて分析した。これにより、樺太南部の漁村である深海村から北海道への引揚げについて実態を明らかにし、「樺太-北海道の上陸地-最初の住所-昭和31(1956)年現在の住所」と長いスパンで引揚者の動向を分析し、職業等と関連付けて定着地への軌跡を検証した。深海村では樺太全体と比べて「公式引揚」以前の、「緊急疎開」と「脱出」で引揚げた者の割合が高かった。また引揚出発港が、「公式引揚」で使用された真岡ではなく、大泊が最多であったことも特徴といえる。北海道では引揚げの最初の上陸地である稚内、函館、枝幸に定着した者が多く、また炭鉱都市へ定着した者も多かった。引揚げから昭和31年までの間に、6割以上の世帯が転居をしていることも明らかとなった。引揚後は漁業から、農業、炭鉱、日雇、公務員への転職が見られ、無職となった者もあった。深海村の公務員の引揚げについては、個別の事例を挙げて明らかにした。公務員は優先的に「再就職」されるよう考慮されたが、全員が「再就職」できたわけではなく、郵便局員と教員は同じ職に「再就職」したが、役場吏員の「再就職」は1名だけであった。学校は、教員の「再就職」先としてだけでなく、「小使」や「学校事務員」として転職した者もみられ、引揚者の受入先としても大きな役割を果たした
publisher奈良日本における近代国家の成立の端緒は、明治4・1871年7月の詔書による廃藩置県の実施であり、その企図は、明治22・1889年の市制町村制の成立によって一応達成されたと考えてよいだ...
内村鑑三は1894年(明治27)年に「後世への最大遺物」と題する講演を行い、この講演原稿は1897年に京都便利堂から出版された。『後世への最大遺物』で内村は四つの生き方を示している。すなわち、1.お金...
本研究では、教師におけるテレビ会議システムの教育利用について取りあげて、その普及を推進したり阻害したりする諸要因について、特に心理学的側面から検討した。調査(質問紙形式)は2007年に鹿児島県内の小学...
バブル経済期以降の外国人労働者の大量入国からすでに15 年以上が経過し、現在では外国籍の住民は日常的に地域社会に居住している。そして現在、社会の少子高齢化により、外国人労働者の計画的受け入れが議論され...
日本語の談話はこれまでに数多く研究されてきている。日本人の会話のスタイルは例え ばアメリカ人にとっては論理的でないと感じられても,日本人自身にとっては独自の論理 性を含み,曖昧な発話であってもその含意...
グローバル化の進展は, 企業行動としては海外直接投資の増大に典型化する。特に, 日本企業にとっては, 国際的な競争優位を急激に失い国内市場が成熟化する中で新しい成長戦略の選択と経営資源を集中して投下す...
この論文の主題は、従来から着目されてきたtransitory earningsの発生要因を確かめたうえで、その要因をコントロールして利益情報のrelevanceを確認することである。この論文でtran...
研究ノート(Note)日米安保条約は、日本の安全保障政策の根幹であり、日本政府は、日米安全保障体制の意義について、(1)米国の軍事力による抑止力を有効に機能させることで、日本側の適切な防衛力の保持と合...
1.本稿の目的 2.青持運動と優生思想 2・1明治維新がもたらしたもの 2・2 大正デモクラシー期 2・3 母性保護論争 3.リブ運動と優生思想 3・1戦前から戦中期 3・2 戦後初期 3・3 優生保...
佐賀県吉野ヶ里遺跡などの遺跡の発掘がマスコミの報道を賑わすようになって久しい。しかし、そうではあるものの、遺跡自体を社会全体の中でいかに保護していくべきか、開発と保護との整合性をどのように保つべきかと...
本論文の研究の目的は、林業公社の経営問題、いわゆる「公社問題」を、現在及び将来の役割を明確化しながら打開方向を探ることにある。その方法は、鹿児島県森林整備公社の自助努力の取り組みによる成果をあげている...
金沢大学文学部地理学前編に於ては戦前(昭和20年以前)の,季節出稼ぎ者の地域間移動について主として述べた。本編に於ては,彼等が従事した職種,戦後に於て大きく変化した情況--彼等の出身地及び受入れ地,即...
和辻哲郎が言い始めたとされる「もの」と「こと」を念頭に見て行くと、東西の思想対立が浮き彫りになってくる。これまで論理的・科学的な欧米思想を是とする「もの」的思考を優位として来た西洋の文化、宗教、道徳、...
本稿は,概ね2005年以降の日本の地域政策の歩みとそこでの具体的な諸施策について,包括的にレビューすることを目的としたものである.三位一体の改革および立地関係諸法の撤廃以降の地方政策として新たな施策体...
埼玉県越谷市在奈良・平安时代进行的古代汉籍解读中,日文的“ため”用于训读汉文的“为”字,其用法和“为”用法有很深的关系。但是,古代汉籍中的“为”字解释为“动机”,根据上下文既可以表示目的,也可以表示原...
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