この小論では、日本語における説明モダリティについて考察する。説明モダリティとは「のだ、ものだ、わけだ、ことだ」という文末形式によって具現され、話し手や書き手が対象命題についてどう考えているかという言表態度を示すものである。益岡(2007)の枠組みでは説明モダリティを、叙述様式・事情・帰結・実情・当為内容・因果・根拠のある立言という七区分で立てている。本小論ではこの枠組みを採用し、それぞれの否定形式「ではない」と合わせて分析する。結果では、益岡(2007)の分析と一致しない場合も見られた。例えば「ものだ」では当為内容よりも叙述形式の例が多く見られた、というような事例がある。コーパスで得られた実例検証では、七区分で肯定と否定に関して全ての組み合わせが求められるのではないかと考えている
再帰性に基づく他動性の観点から、語彙的複合動詞の組み合わせの様相を考察した。他動性の程度差により形態論上は他動詞であるものの、「を」格成分の出現如何によって、意味用法が自動詞的なふるまいをする他動詞を...
本扁論文主要在研究台語使動式之語意分歧。我們利用詞彙功能語法理論和詞彙映照理論來解釋台語中使動式之語意分歧。述補結構和ho結構均能表示使動之意,而述補結構可能有使沒和結果兩種語意;ho結構則可能有使沒...
論説 / Article日本語の自然発話において名詞句が連続して生起するパターンは普通に観察される現象である。本稿では、日本語の照応表現のタイプとして、裸名詞句、指示形容詞句、指示代名詞、ゼロ代名詞を...
I. 論文「てほしい」には「ないでほしい」と「てほしくない」という二形式が否定形として存在するが、これまで定量的に実態を分析した研究はなく、その差異について十分に示されてこなかった。本研究でコーパスの...
この小論では、日本語モダリティ表現における肯否極性を分析する。特徴的と考えられるのは、「することができる/できない」「する必要がある/ない」「するつもりだ/ではない」というように「ある/ない」の対立が...
近年日本語教育研究においては、モダリティ現象の多様性の背後に多岐にわたるモダリティ概念が取り入れられている。例えば、「英語の法助動詞」=「日本語の文末表現」という安易な等式化によって、モダリティとは「...
本研究の目的は、日本人が何を手がかりにどのように間接的断りを理解しているのかを談話レベルで探ることである。依頼に対する応答の会話3例を談話の展開によって数段階に区切り、そのテープを日本人31名に聞かせ...
日本語母語話者がある補語を見た時に、それをどのような意味役割として解釈し易いのか (選好性) を調査するために、補語「名詞+ガ/ヲ/ニ」を刺激として見せ後続する文を自由に記述させるという調査を行った。...
この小論では、日本語方言区分の実際と基準について論じる。一般的に現代日本語は、東日本・西日本・九州・琉球という四大方言への区分がなされる。24他方でアクセントによる区分では、無型・一型・二型という理論...
はじめに、日本語のナガラ節が、付帯状況と逆接という二つの意味に対応して、それぞれVP内、NegPに付加するという観察が得られることを示す。この観察は、ナガラ節の性質を説明する理論が如何なるものであれ捉...
本研究は、「そう」という形式を含む相づち表現「そう」「そうだ・そうです」「そうですか」「そうですね」を中心に、その用法を分析することによって、相づちによって表現される話し手の立場・態度の様相の一端を示...
本稿では、陳述副詞のうちで従属節に生起し複文構造を展開するという特徴をもつものについて考祭する。拙論(2005)では「せっかく」が導く従属節Pと主節Qとの連接関係を考察した結果、「せっかく」が持つ「話...
本研究は2 字漢数詞複合語(例:一語、一気)のアクセントを考察したものである。日本語の漢数詞(例:いち、に、さん)は他の漢語形態素と共に漢語を形成する。漢数詞複合語(Sino-Japanese num...
[[abstract]]本篇論文的目的在探究漢語能願動詞語義的整體框架。 第一章說明研究的緣起。 第二章是文獻探討。參考並修正Li & Thompson分析漢語能願動詞的語法準則與Hofmann提出的...
本論は近代文法論における印欧語中心の文法分析ではなく、東洋的な文法分析を探ることを目的とし、科学的分析でなく生命活動の一環として言語を捉えることに主眼を置いた。考察手段にアジア言語の例を掲げ、印欧語へ...
再帰性に基づく他動性の観点から、語彙的複合動詞の組み合わせの様相を考察した。他動性の程度差により形態論上は他動詞であるものの、「を」格成分の出現如何によって、意味用法が自動詞的なふるまいをする他動詞を...
本扁論文主要在研究台語使動式之語意分歧。我們利用詞彙功能語法理論和詞彙映照理論來解釋台語中使動式之語意分歧。述補結構和ho結構均能表示使動之意,而述補結構可能有使沒和結果兩種語意;ho結構則可能有使沒...
論説 / Article日本語の自然発話において名詞句が連続して生起するパターンは普通に観察される現象である。本稿では、日本語の照応表現のタイプとして、裸名詞句、指示形容詞句、指示代名詞、ゼロ代名詞を...
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近年日本語教育研究においては、モダリティ現象の多様性の背後に多岐にわたるモダリティ概念が取り入れられている。例えば、「英語の法助動詞」=「日本語の文末表現」という安易な等式化によって、モダリティとは「...
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再帰性に基づく他動性の観点から、語彙的複合動詞の組み合わせの様相を考察した。他動性の程度差により形態論上は他動詞であるものの、「を」格成分の出現如何によって、意味用法が自動詞的なふるまいをする他動詞を...
本扁論文主要在研究台語使動式之語意分歧。我們利用詞彙功能語法理論和詞彙映照理論來解釋台語中使動式之語意分歧。述補結構和ho結構均能表示使動之意,而述補結構可能有使沒和結果兩種語意;ho結構則可能有使沒...
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