造形活動において、幼児が他者に自身の表現を見せる場面での発話は頻繁に観察される。本研究では、この見せる発話がもつ機能に着目し,その様態を明らかにすることを目的とした。具体的には、5歳児を対象とした観察調査を通して、粘土の造形活動における見せる発話の収集を行った。その後、見せる発話を4つの機能(注目を求める発話、反応を求める発話、共感を求める発話、承認・賞賛を求める発話)に分類した上で、3つの事例について発話が行われた状況と文脈に留意して詳細な分析を行った。その結果、1.多くの幼児が身体的行為を伴って、見せる発話を行っていたという点、2.見せる発話の機能として注目を求める発話の割合が他と比較すると大きい点、3.見せる発話が状況とともに変化していく点、4.「見せる宛先」を入念に探索する手続きには「自身が見せたい相手を見つける」「相手が見ることができる状況にあることを把握する」という2つの機能が含まれている点、という4点の傾向が認められた
美術における摸倣は肯定的にも否定的にも扱われてきた歴史をもつ。摸倣の意味は変化し、現代美術においては表現ツールとしてのスタンスを得た。本稿では摸倣をポジティブに、且つ摸倣の意味を広く捉えて、幼児の描画...
幼小連携の取り組みが近年さかんであり、そのキーワードの1つに「接続」という言葉がある。「接続」は、「幼児教育と小学校教育を滑らかにつなぐ」という意味合いで用いられ、幼小連携においては、幼稚園・小学校双...
本稿は学際的シンポジウムの載録である。シンポジウムの趣旨、ならびに本稿の目的は、教育実践者同士が、各々の立場から子どもの表現からみえるこころについて語り合うことによって、子ども理解を深めると同時に、教...
本研究は、前報での未解明の点に着目し、見せる発話の発生機序にはどのような経路が存在するのか、そして幼児が粘土操作を行うことと見せる発話に至る経路との関わりはどのようなものなのかを明らかにすることを目的...
本学幼稚園教員養成課程3,4回生に「表現指導論I,IIJの授業を担ってきた筆者が,近々幼児教育にかかわる学生がより表現力豊かな人材となるための授業の一つの試みを述べるものである。筆者が昨年3月まで幼稚...
本研究の目的は、会話のやりとりが難しいとみなされていた5歳男児・A君のコミュニケーション・パタンと、それが持つ意味を検討することである。他者との会話におけるA君の応答を観察し、ターン・テーキングと応答...
埼玉県越谷市紙芝居の視聴の際,幼児の視聴態度が,視聴座席形態や年齢要因や視聴時間の要因にどのように影響されるかを検討した.被験者は,3歳から6歳の幼稚園児38名であり,年少児クラスと年長児クラスそれぞ...
保育者の保育行為の背景となる認知的側面は,子ども認知,信念,実践的知識,子ども理解などテーマや領域ごとに研究されてきた。そこで本稿では,保育者の子ども理解に基づいた保育行為を体系的に捉えるために,これ...
学級で子ども達の心を育む手法として「お絵かき遊び」を実践し、多くの子どもたちにその有効性があることを実証している (岡田・松本, 2007)。本研究では、この手法を学級で特別な支援を必要とする子ども達...
埼玉県越谷市本研究では,発達障害児1名に対して要求言語を形成する際,指導場面に導入した環境統制の強い自己充足困難な遊具・遊びと統制の弱い自己充足可能な遊具・遊びの条件における指導機会の経緯を分析をした...
[出版社版]絵本は、幼児の生活にとってさまざまな刺激となり、発達に良い影響を与えうるもので、あると考えられる。そこで本論では、絵本の「読み聞かせ」を用いた保育実践の展開について報告する。 この実践は、...
中央教育審議会答申や学習指導要領などでアクティブ・ラーニングの導入が提唱されている.アクティブ・ラーニングという用語は,2012年の中央教育審議会答申ではじめて明示された.その後,2014年の中央教育...
本研究は小学校における生活場面で自閉症児が示すさまざまな特異な行動や学習の形態を相貌的知覚や「生き生き感」などの原初的知覚様態といった枠組みで記述することを目的とした。筆者は対象児が在籍する学校の支援...
多言語・多文化化の進む日本社会において,文化の橋渡し役であるコミュニティ通訳の役割に注目が集まっているが,その養成体制は未整備である.本研究はコミュニティ通訳養成の一助として外国人住民の子育て支援に注...
新学期の新人園児は保育者が子ども理解も不十分なうちに日々目覚しい変化を見せていく。そうした子どもたちへの初期への対応ほその後の園生活を大きく左右することにもなる。そこで保育者は、個々の子どもの発達課題...
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