【摘要】水湿環境要因の急激な変動により葉やけの発生が助長される様相についていくつかの調査を行った.また,葉水ポテンシャル(ψ1)と葉の拡散抵抗(γ)の変化を調査することにより,葉の不安定な水分状態が葉やけの発生を助長する機構についても明らかにしようとした.その結果を要約すると次のとおりである.一般に葉やけの発生は,土壌が乾燥することにより増大したが,過湿土壌と大気の乾燥が重なるような時には,しばしば,多量に葉やけが発生した.さらに,土壌水分張力に急激で大きな変動が見られる時は,土壌水分張力が安定している時よりも葉やけの発生が増大した.また,豪雨の後に晴天が続き乾燥状態におかれた場合も葉やけの発生は助長された.次に乾燥した大気条件下の葉面散水の影響を調査したところ,無散水処理に比較して散水から次の散水までの時間間隔が10分間より長い不十分な薬面散水処理は葉やけの発生を助長したが,10分間間隔の散水処理は逆に業やけの発生をある程度抑制した.連続散水処理と5分間隔の散水処理により葉水ポテンシャル(ψ1)は対照区と比較して大きく上昇し,高い値を安定的に維持した.しかし散水間隔をそれ以上に長くすると,ψ1の上昇と下降が交互にあらわれ,変動が大きくなり,しばしば,対照区のψ1より低下することがあった.人工気象室内で人為的にきびしい水分ストレスを生じさせた鉢植樹に1回の葉面散水処理を施して,葉水ポテンシャル(ψ1)と葉の拡散抵抗(γ)の変化を調査したところ,葉面散水直後,ψ1は急に上昇し,直ちに元のレベルまでに下降したが,γは葉面散水後,しばらくの間,低い値を維持した.このように,葉が著しい水分ストレスをこうむっている最中の低いγの出現は明らかに葉からの脱水の主要な因子として働くと思われる...
本稿ではBenedict Anderson (1983)が定義づけたように,国家を「想像の共同体」と捉え,国家帰属意識や国家アイデンティティーを構築していく過程で,言語がどのような社会的役割を果たして...
A series of hydrographic observations were carried out from September, 1958 through July, 1960 in or...
高精度の大気中のCO_2濃度自動連続観測システムおよび表層海洋中のCO_2分圧自動連続観測システムを開発し, 日本・昭和基地の間を往復している南極観測船「しらせ」に搭載して, 同船の航路沿いに1987...
学位の種類(博士(工学)),学位授与機関(琉球大学),授与年月日(平成23年3月23日),学位記番号(理工論第22号)本研究では南西諸島における農産物の安定供給体制の構築に寄与するため,台風対策技術の...
【摘要】葉やけを防ぐ方策の一つとして,発生助長要因の把握とその回避が必要であり.具体的には葉水分の調節が考えられる.本研究では,樹体あたりの平均的W.S.D.の推定方法として,不均一葉集団からの比例抽...
【摘要】蒸散に対して大きな影響を有する葉の気孔の開閉機能の異常が,西洋ナシの葉やけの内的原因であることはすでに報告された.その外的条件となる,蒸散を促進する気象条件について調査する必要がある.本報告で...
建設工事現場の掘削土は発展途上国の大都市において深刻な問題である。建設工事による掘削土を再利用する有効な手法である流動化処理土は,日本において一般的になっている。流動化処理土は,水,土,及びセメント系...
1990年7月16日午後4時26分(現地時間)にフィリピン・ルソン島の中央部に発生したフィリピン地震(M= 7.8) は,内陸部に発生した最大級の地震であり,延長約120km,水平平均ずれ量約5.0m...
「ジェンダーと人間の安全保障」をテーマとした報告の依頼を受けたときは多少困惑した。インドの片田舎で行っているコミュニティー活動が世界の安全保障と一体何の関係があるのだろうか?人間の安全保障に係る最終報...
昭和28, 29年の2ケ年にわたつた松川浦総合研究を閉ずるにあたり, われわれの研究結果を最後に要約してみよう。松川浦の最近の微地形変化発達史で明かになったように, 現在は潟内の島として残されている中...
水稲栽培において水田水温は重要な生産能となつているが,寒地では灌漑水温の上昇が,暖地ではその低下の必要が強調せられている.この人為的な水温制禦の確立は水温成立機構の解明によつてなしとげられるものと言え...
この研究は筆者の一人が,戦時中福岡県耳納山麓に疎開中台風に見舞われたが,山は防風の役目を果すものと考えられているにかかわらず,風下側の山麓の農作物の被害が平地のそれより甚大であったことを観察し,この奇...
昆虫綱ハチ目クモバチ科は今までに全世界から約4,200種が記録され、日本でも約40属110種あまりが確認されている。熱帯・亜熱帯域に多く分布し、体長は数㎜程度の小型種から5cmを超える大型種までが知ら...
秩父山地の標高1,160m地点にあるイヌブナ-ブナ林の更新様式を探る目的で,1990 年に毎木調査と年輪解析を行い,林分構造と齢構造を明らかにした。また現在の面積が48 ㎡と252 ㎡の林冠ギャップ2...
(1)セメントペーストの反射電子像の画像解析において,水和反応の進行に伴う構成相の幾何学的特徴の変化を詳細に定量評価することを目的として,2次のステレオロジーパラメーターである2点相関関数を導入した....
本稿ではBenedict Anderson (1983)が定義づけたように,国家を「想像の共同体」と捉え,国家帰属意識や国家アイデンティティーを構築していく過程で,言語がどのような社会的役割を果たして...
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高精度の大気中のCO_2濃度自動連続観測システムおよび表層海洋中のCO_2分圧自動連続観測システムを開発し, 日本・昭和基地の間を往復している南極観測船「しらせ」に搭載して, 同船の航路沿いに1987...
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