本稿は、李光洙(一八九二~一九五〇) の長編小説『無情』にあらわれた実体験と創作との関連を考案する準備として、『無情』が書かれた第二次留学時代の李光洙の行動を調査したものである。一九一五年に早稲田大学高等予科に編入した李光洙は、一九一七年に『無情』を発表し、一九一九年に「朝鮮青年独立団宣言書」を起草して上海に亡命した。筆者は以前の論文で、宣言書の内容は李光洙の直前の著作の立場とかけ離れていると述べた。しかし、そのあと発掘された資料にもとづいて再検討した結果、宣言書は李光洙がこれを起草するまでにいたる行動と主張の総決算であり、彼の立場は一貫していたという結論に達した
埼玉県越谷市清末の1906年に日本で、『燕語新編』なる中国語会話テキストが刊行された。このテキストはその当時の社会情勢からしても、その場面設定からしても当時の北京で実際に話されていた北京語を反映してい...
『江談抄」は、大江匡房の談話を蔵人藤原実兼が筆談した説話集であって、十二世紀初頃成立。中に言語生活に関する説話がみられる。その内訳は、類聚本系の場合、ほぼ「話す言語生活」に属するものが二条、聞くそれが...
李光洙は少年・青年時代、二度日本に留学し、通算八年間をそこで過ごしている。明治学院中学時代に文学に目覚めた李光洙は、本能主義に陶酔して「情の解放」を叫ぶ。しかしこの自我発展拡充の思想は、明治の日本を席...
土や岩盤における節理等は引張りに弱く亀裂が入り易い。また、外力の作用によって相対的にずれ易い(辷り易い)性質もある。このような変位の不連続性が卓越する材料に対し、連続体力学を基礎とする有限要素や終局状...
本稿では、『無序録』( 一九四一) を中心に近代朝鮮の文学者である尚虚・李泰俊の随筆観と、その特徴について考察した。『無序録』は李泰俊の随筆集であり、先行研究でも一次資料として広く参照されている。しか...
中国改革開放政策の重要なポイントの一つは、大型国営企業の改革であり、その中心内容は企業の経営効率性と収益性を向上させるための組織改革である。改革の動きは、港湾関係企業にも及んでいる。中国の港湾は、計画...
李约瑟的《中国科学技术史》第一卷(1954年)出版之后,中国科学院做出了积极的回应。副院长竺可桢邀请并组织叶企孙、陈桢、谭其骧等学者对它进行了评介,科学院对李约瑟还进行了资助。中国学者对此卷既有高度的...
齢六十を越えたころ、兼好は長年にわたって書き留めてきた詠草類を整理し、家集編纂を思い立ったようである。その家集は部位を基軸に据えたものでもなく、さりとて詠歌年時配列でもない特異な配列によった、従前に類...
獨立評論是抗戰前五年間,華北地區一個很重要的政論週刊,由平津一帶一群憂時憂國之著名教授--胡適、傅斯年、蔣廷黻、丁文江……等人,在「九一八事變」後,為了用筆墨救國而創辦於北平的。迄於「七七事變」之後不...
私はこのところ萩原乙彦について調査をしているが、その俳諧活動を調べている中で、たまたま乙彦編集の俳諧雑誌『温知風俗通』第一一号(明治一六年〈一八八三〉一〇月刊)を手に入れた。本誌はこれまで、国立国会図...
マウスを宿主とする乳酸脱水素酵素ウイルスは、血中で抗体とウイルスが感染性のある複合体を形成し生涯持続感染を起こす特異的な感染様式を有する。抗体に対するウイルスのエスケープ機構を検討する上で、中和エピト...
活性卵白粉末(AEWP:500mg/kg)を1回経口投与した乳牛において末梢血液中の好中球ニトロブルーテトラゾリウム(NBT)還元能とリンパ球幼若化能の推移を検討した.好中球NBT還元能は投与日から翌...
良質な歯科医療には適切な診断、治療計画、治療技術が不可欠である。新潟大学歯学部では臨床教育において早期臨床実習、統合型PBL、総合模型実習、参加実践型臨床実習を行っているが、ーロ腔単位での治療計画立案...
本稿では、延慶本『平家物語』における動詞「なのる(名乗)」の使用の様相を、覚一本との比較から考察した。その結果として次の二点が明らかになった。一点目は、延慶本の〈名のり〉は「合戦場面で敵または味方に自...
前稿のお延、お秀、吉川夫人に続き、本稿では、いよいよ最後の砦ともいうべき、関清子を取りあげる。しかし、なんといっても清子研究を困難にしているのは『明暗』の中絶に他ならず、これまでのような作品を丹念に読...
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李光洙は少年・青年時代、二度日本に留学し、通算八年間をそこで過ごしている。明治学院中学時代に文学に目覚めた李光洙は、本能主義に陶酔して「情の解放」を叫ぶ。しかしこの自我発展拡充の思想は、明治の日本を席...