Integrated Learning by Mathematical Modeling Focused on Students' Interests -For the Students of Medical Nursing School-

現在の数学教育が抽象的で現実生に欠けていることから、生徒は数学が役に立たないと考えている。生徒が数学と現実と深く関わり自分達の生活や将来の仕事とも関係があることを知れば、学ぶ価値を見出し意欲的に数学に取り組むのではないかと考えた。そこで、数学教育に現実性びある課題を取り入れるために総合学習に注目し、その歴史を調査し考察し現在に学ぶべきことを考えた。さらに、現在の数学の発展を考慮して数学をコアとした総合学習を提案した。数学をコアとした総合学習では、現実世界の問題を数学的モデリングの手法により数学を活用して問題を解決していく学習であり、生徒が興味関心を持ち有用性のある現実世界の課題を採り上げることにより生徒の主体的探求的な学習を導こうとするものである。本研究においては、看護医療系の生徒を対象とした数学をコアとした総合学習の３つの教材「疾病の数学」、「呼吸の数学」、「お湯の冷め方」を開発し、実践を行い生徒の意識の変化を調査し考察を行った。その結果数学をコアとした総合学習の可能性を示し、その成果を明らかにした。また、数学をコアとした総合学習をさらに実践していく場合の問題点を挙げた