小学校家庭科は現代社会の教科への要請に応えるため,指導内容や指導方法等の根本的検討を必要としている。今回各教科の到達目標より,小学校において他教科で扱われる家庭生活を対象とした教科内容と,家庭科の内容を関連づけることにより,低学年からの家庭科カリキュラム案を編成することができた。そこで同一題材を異なる教科で取り扱った場合の相異点について検討するため,家庭科的取り扱いと社会科的取り扱いによる授業実践を行った。その結果,家庭科として授業を行った場合には,家庭生活認識が児童により有効に定着することが明確になった。このことから,現行小学校の社会科に含まれる家庭科としても取り扱える内容との関連や,児童の発達段階を考慮して,低学年からの家庭科履習の可能性が確認できた。Fundamental studies on the contents and teaching method of elementary level homemaking courses are needed to satisfy the demand of modern society. The study of home life as dealt with in other courses was correlated with the contents of the homemaking courses to meet the goal of each subject in elementary school, and the lower grade curriculum of homemaking courses is proposed here. The same subject matter was deal...
小学校学習指導要領家庭(平成10年)の改訂においては,領域の廃止,学習時間の削減,学習内容の削除と中学校への移行措置など大幅な変更がなされた。本研究は学校教育現場における学習内容の構想・教材開発をはじ...
本研究は、小学校社会科の第5 学年における工業地域の学習において、地理的な見方・考え方のプロセス、すなわち、資料の収集、整理、分析、解釈、発表という一連のプロセスに即した小学校第5 学年の工業地域の学...
本研究では, 家事労働の理論の検討をもとに授業実践を行い, 生徒の家事労働の認識構造をとらえ, 授業のねらいがどのように達成されたか検討することを目的とした。授業後のワークシートの記述内容を分析した結...
ここ数年来われわれは,家庭教育と関連をとりながら家庭科の役割を考えてきた。今回は290組の組の保護者とその児童からアンケート調査で,次のような結果がえられた。1)家族の住居領域についての家庭教育は,子...
日本家庭科教育学会東北地区会における共同研究の一環として行われた岩手県の実践報告に基づき,新たな視点から分析を試みた結果の報告である。 学習指導要領の改訂により新設された中学校「家庭生活」領域の指導上...
2、4、6年生の国語と算数の宿題について組織的に調査を行なった。学年が進むにつれて、宿題に要する時間、宿題をいつもしている者、学習塾に通っている者は増加するが、宿題が好きな者、宿題が成績の向上や授業の...
P(論文)衣服の手入れに関する意識調査を実施したところ"あらう"ということについての現状が浮き彫りになった。本来,洗浄することを目的とした洗濯であるはずのものが,洗濯機の機種や洗剤の選択において汚れ落...
戦後の住居の指導内容が特に問題になるのは,中学校教育についてである。戦前の家事教科書の中で充実してきた住居学は,内容も十分体系づけられており,専門的水準も高かった。これが戦後部分的になり,断片的になり...
高等学校における男女必修家庭科の実施後1年を経て,生徒たちが家庭科の履修内容をいかに受 け止めたかを明らかにし,今後の指導上の手掛かりを得るべく,履修10項目の内容への興味の有無 による5段階評価に基...
P(論文)家庭科男女必修実施に向けての高等学校の対応と、それに伴う問題点を検討した結果次のことが明らかになった。(1)平成6年度より愛知県公立高校では全校で家庭科男女4単位実施が行われることになった。...
最近,高校と中学校における家庭科での共学が社会問題として関心がもたれ、家庭科の内容が再検討されるべきであるといわれている。いまや各学校段階での家庭科の改善が避けられない状況になっている。そこで,われわ...
本研究では、中学生の住居の学習に関する意識を明らかにすることによって、住居領域授業実践上の課題を明らかにすると共に、それらの解決策を提案することを目的とする。中学生の住居領域への学習必要感は、教師の予...
1994年から実施される高等学校家庭科男女必修いう事実に対して,このことを成功させるための準備が各方面で行われている。本報は,高校生の家庭生活関連用語の認識度から,家庭科学習に対する男女差を明確にしよ...
平成10年に改訂された学習指導要領に基づき、意思決定力の育成を分析の視点として、小中5年間を連係させた家庭科カリキュラムを検討した。分析の対象は、平成14年度の附属新潟小学校及び附属新潟中学校の年間指...
埼玉県越谷市家事労働は、正確にその範囲をとらえることが難しい側面がある。また一方、家事の社会科・外部化などが言われているように、家庭を取り巻く社会の変化によりその内容や方法が変わってきている。そこで本...
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