Probleme der Behindertenpadagogik aus menschlicher(anthropologischer)Sicht

Anthropologieの訳語として人間学という表現と人類学という表現がある。人間学の核に哲学的人間学が位置し，その近接領域を包摂して人間学が成立している。人類学の核に文化人類学が位置し，その近接領域を包摂して人類学が成立している。前者は哲学的アプローチに重点を置き，後者は経験科学的アプローチに重点を置いている。しかし，その課題とするものは同じである。すなわち，人間とは何か，人間とはどうあるべきか，を明らかにしようとするのである。この人間とは何か，人間とはどうあるべきかという課題に迫る学問に対して，本稿では，広義の意味における人間学という用語を使用したい。アプローチの方法としての哲学的なものあるいは経験科学的なものにこだわることなく，人間について究める学問という意味での人間学を考えている。その場合に，本稿では特に，障害児教育問題がどのような役割を果すかを明らかにしたい。シェーラーは次のように述べている。「人間の研究にたずさわる特殊科学はしだいに増大しているが，その多様性がいかに価値あるものであるにせよそれらのものは人間の本質を照明するよりも，むしろそれを隠蔽している。…歴史のいかなる時代においても現代ほど人間が人間にとって間題的となったことはなかったといえる。1）8）」なぜシェーラーが指摘するような状況に至っているのであろうか。人間は長い歴史をもち，文化を蓄積し，教育による伝達をしてきた。そして，人間は自分自身が人間であることにより，生まれて成長する過程において，人間についての理解や洞察を他の対象物に対する以上に正確に精密に行っているはずである。ところが実際には，高度な文明の下で，自らの手段とすべく工案した文明により，人間自らがその主体性を喪失しようとしている。現代ほど，人間とは何か，人間とはどうあるべきかが問われている時代はない。そこで，本稿では，主に，人間のあり方を考えるに際して，障害児教育問題を介してみると何がどのように見えてくるかという問題に焦点をあててみたい。Das Ursprungsproblem der Erforschung der Behindertenpadagogik ist den medizinische Aspekt,den psychologische Aspekt,den soziologische Aspekt und den padagogische Aspekt.Inzwischen ist das Problem der Erforschung der Behindertenpadagogik ein festverankerter Bestandteil der padagogischer Forschung.Der padagogische Bestimmungsrahmen konzentriert sich traditionsgemaB auf die 4 Aspekte,ist aber auch uber diese ursprungliche Verengung hinausgewachsen.Aber in der Zukunft lasst die Bedeutung des behindertenpadagogischen Aspektes sich insbesondere am Verhaltnis von menschlicher(anthropologischer)Sicht und Behindertenpadagogik explizieren.Daher handelt es in diesem Essay sich vor allem um 4 Akzente:-Fahigkeitsystem als Prinzip der Gesellschaftsordnung-Prinzip des Lebenundlebenlassen-Erforschung der Moglichkeit-Gluck im taglichem Leven und untaglichem Lebe