福島県裏磐梯地区において、1984年8月上旬、樹林性イトトンボ類が生息する3つの調査地(大沢沼畔、人形の池畔、落葉松池畔)の環境測定を行ない、林内の環境と、そこに生息する均翅亜目の群集構造とのかかわりを考察した。 1.大沢沼畔はミズナラの極相林、人形の池畔はアカマツの古木を含む落葉樹林、落葉松池畔はカラマツの植栽林であった。 2.林内の相対照度を計算すると、大沢沼畔がもっとも暗く閉鎖的な樹林で、ついで人形の池畔がやや明るく、落葉松池畔はもっとも明るい開放的な樹林であった。 3.大沢沼畔と人形の池畔では、樹冠を通過した「こもれ日」が林床に光のスポットを形成したが、落葉松池畔ではほとんど形成されなかった。 4.大沢沼畔ではアマゴイルリトンボとオオアオイトトンボの2種のみが出現し、人形の池畔では樹林性イトトンボ類3種と陽地性イトトンボ類2種が、落葉松池畔では樹林性イトトンボ類3種と陽地性イトトンボ類3種、さらにハグロトンボが出現した。 5.これらの結果から、樹林が開放的になるにつれて、均翅亜目の群集構造が多様になる傾向がみられ、これには林内の光環境がもっとも大きく関係すると考えられた。 6.とくに、樹林性イトトンボ類の群集構造は、樹林の群集構造に依存する林内への光の到達状態によって決定していた
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