小学校2,4,6年生に、1学期の成績(国語と算数)が"よかった"か"わるかった"かを自己評価させ、その原因について能力、努力、テストの困難度、先生の教え方の4つのうちから1つを選ばせた。そのあとで、2学期の成績について"よくなると思う"か"わるくなると思う"かを予想させた。最後に、学習意欲調査を実施した。(1)1学期の成績の原因帰属―国語と算数ではよく似ており、よかった原因では努力が最も多く、次に先生、テストの順であり、能力はわずかであった。わるかった原因には顕著な発達的変化がみられ、努力が増加しテストが減少した。能力に帰する者は10~20%であった。(2)帰属要因と学習意欲の関係―よかった原因では努力と先生に帰属した者、わるかった原因では努力とテストに帰属した者について、学習意欲の高低を教科別に比較したが、帰属要因と学習意欲の間には一定の関係を見い出すことができなかった。(3)成績の判断―予想の類型と原因帰属―1学期の成績が"よかった"と判断した者は2学期の成績の予想にかかわらず、その原因を努力に帰する者が多かった。"わるかった―よくなる"と答えた者は学年とともに努力が増加しテストが減少するが、"わるかった―わるくなる"と答えた者の中には能力に帰属する者が他の類型に比べて多かった。(4)成績の判断―予想と学習意欲および学業成績―"わるかった―わるくなる"と答えた者は他の3つに比べて学習意欲が乏しく成績も著しくわるかった。"よかった―わるくなる"と"わるかった―よくなる"の学習意欲はほぼ同じであったが、学業成績は前者の方がよかった。"わるかった―わるくなる"と答えている子どもに対しては特別な指導が必要である。へき地教育研究室報告特集1
本研究は、長期的な不登校の状態にある児童に対して行われた取組を取り上げ、特別な支援教育に必要な概念構造を発展させることを目指して計画した事例研究である。通常、学校現場における事例研究は、注目すべき事例...
本稿の目的は、起業家プログラムの観察から得られた知見を参考に、実効性の高い先進的なアクティブラーニング・プログラムを開発・実践し、次世代型キャリア教育モデルをデザインするための基本的なアイデアを整理す...
学校現場では、いじめや不登校、友達関係がつくれないなど、自分の身体性と学校空間との間に齟齬を来すような様々な臨床課題が後を絶たないでいる。この間の奈良教育大学附属中学校の「学校の森」(以下「裏山」と呼...
[出版社版]子どもの食の乱れが叫ばれるようになって久しい。とくに近年では、食育基本法の制定などに見られるように、食育は社会全体でとりくむ重要課題と認識されている。なかでも、なにをどのように食べるかとい...
本研究は,キァリアCAMIを用いて,大学生・専門学校生の「就職への統制感」と「就職への無力感」がどのような就職・職業に向けての自己理解に由来するかというパターンの解明を中心として分析・考察してきた。 ...
本研究の目的は, 小学校における学級の中で適用可能な社会的スキル訓練によって児童の社会的スキルの向上可能性を検討することである。研究1は、学級全体の児童を対象として、集団による社会的スキル訓練を行ない...
本報告は、子どもたちの周りの学習環境、メディア環境が変わる中で、将来の子どもたちの社会・職業生活とも関わって述べられている「新たな学び」に関心を向けている。「新たな学び」はICTの活用と密接な関係にあ...
近年,少子化と高等教育への進学率の上昇により大学生の学力低下,学習意欲の低下が懸念されている。 こういった背景に鑑み,2001年~2002年にかけて,全国国公私立大学で学ぶ3万3千人の学生に対し「大 ...
本稿では、公立小学校における校内研究主題を手かかりに、その使用キーワードから学習論を、文末表記から発達観を読み取り、その変遷を明らかにする基礎的資料を収集し、それに基づきながら、現状の校内研究の取り組...
看護学生が地域社会の人々とパートナーシップを形成し,地域における看護職の貢献について学ぶことは 看護教育において重要であり,このような学びの機会となるヘルス・ボランティア活動を促進するための学 習支援...
グローバル化や少子高齢化による社会変動に対応する教員養成課程の変革要請があるなか, 二つの実践研究を取り上げた.一つは,大学研究者による実践研究である.福井大学では,従来 の教育学や教育心理学は学級崩...
本報は、教職科目の「教職指導」と「学校教育実践研究」の指導内容に工夫・改善を図ることが、教師を希望する学生にどのような効果があるのかについて報告することが目的である。最初に、「教職指導」においては、教...
本研究は,教員養成課程の1年生が「チーム学校」をどのように理解しているのかを検討するために,2017年度から2020年度にかけて本学の教職キャリアセンターが実施した「チーム学校」アンケートのうち,教員...
本研究の目的は、幼児が他者の情緒を認知する際に、各情緒場面ごとに反応に性差があるか否かを比較検討し、対人認知における認知者と被認知者との関係要因を明らかにすることであった。被験者は幼稚園5歳児60名(...
本研究の目的は,基礎看護学の科目担当教員が学生の特徴をどのように捉え, それらの特徴に対してどのような教授学習方法の工夫をしているかを明らかにすることである。地域性・国公私立に偏らないよう便宜的に選出...
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