奈良県吉野郡のへき地中学生123名,大阪市内の中学生73名および東京都内の中学生200名を対象にして,家族・家庭生活,学校生活,社会的関心などに関する調査を行ない,へき地中学生のパースナリティー特質を明らかにすることを試みた。その主な結果は次のとおりである。(1)都市中学生に比べて,へき地中学生は「収入が少ない」「病人がいる」などの家庭の悩みを多くもちながらも,親密な親子関係を享受し,家庭中心の父,母を望ましいと考え,老後の親の扶養を含めて,親につくそうとする態度がより顕著であった。(2)都市中学生に比べて,へき地中学生は学校で「得たいものはない」という消極的な反応が多かった。また,親密な友人関係は少なかった。(3)都市中学生に比べて,へき地中学生の地域への愛着度は非常に高いものであった。(4)都市中学生に比べて,へき地中学生の現在社会への関心は低かった。(5)都市中学生に比べて,へき地中学生の生活態度を特徴づける顕著な傾向はなかった。現状の生活への満足度はより大きく,暴力に対しては他人との連帯のもとに処理しようとする態度が強いことが明らかにされた。(6)都市中学生に比べて,へき地中学生は就職や友人に関する悩みが多かった。これらの結果から,へき地中学生が親和に満ちた緊密な親子関係・家庭環境を維持する一方で,親密な友人関係を欠いている点,および幾つかの問題でみられた物事への消極的反応傾向は,青年期の自我の開発の遅滞,社会的情緒的側面への未成熟を生じているものと考えられる。それ故,このような側面に対する今後の教育的指導が望まれる。本研究は,少数の限られた対象校について調査を行なったものであるので,今後さらに同様な調査を積み重ね,より一般的な結論を導く努力が必要であると思われる。へ...
【はじめに】新卒看護師は,臨床場面においてさまざまなリアリティショックを経験しており,早期に臨床 現場-の適応がなされるためには,基礎教育と継続教育が連動して教育プログラムを構築することが必要で ある...
在宅高齢者ケアにおける学際的チームアプローチ,および高齢者と家族の生活の質の向上に寄 与する在宅ケア連携ノートを開発した。 開発の方法は次のように行った。すなわち, 1)共同研究者による開発意図の明確...
看護学生の地域でのプライマリ・ヘルス(身近な健康)関連ボランティア活動を,大学として積極的に支 援する学習プログラム(「サービス・ラーニング」)の開発が重要となってきている。本研究の目的は,ヘル ス・...
近年,少子化と高等教育への進学率の上昇により大学生の学力低下,学習意欲の低下が懸念されている。 こういった背景に鑑み,2001年~2002年にかけて,全国国公私立大学で学ぶ3万3千人の学生に対し「大 ...
P(論文)最近,大学への専門高校からの進学率が高まっており,従来の普通高校を前提とした情報教育の内容ばかりでなく,様々な形態の高校教育を考慮したカリキュラムを考えることが必要になってきた。また,同時に...
本研究は吉野郡下北山村学校の中学生とその親を主象として、家庭生活、学校生活、社会生活などに関する生活意識を調べ、その特徴を明らかにするとともに、昨年同郡上北山中学校の生徒と親を対象に実施した調査結果と...
本稿は,連合国最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)による占領統治下において,戦後日本の看護教育 システムがどのような経緯で成立し展開したのかを,Tokyo Demonstration School ...
モンゴル看護師協会と日本看護協会の共催による,「第1回モンゴル看護師協会による継続教育プログラ ムのためのワークショップ」にて,周手術期看護をテーマに講義による看護教育を行うため,聖路加看護大 学の教...
【日的】床上安静中の入院患者の朝の生活を構成する要素の抽出と構造化によって,朝の生活を記述する。また,朝の生活の特性を把握し,看護援助を検討する。 【方法】整形外科疾患で床上安静中の入院患者11名を対...
この研究は人類が生活のために必須の要素としている緑地空間の意義と計画原理を, そこに持たれるrecreationの実態から調査分布する上で, 考慮さるべき統計的問題に考察を加えるものである。抽出調査の...
本研究の目的は,子どもの教育・福祉にまつわる学科を専攻する学生が貧困の条件に対する捉え方と学生自身の思いつく支援方法を明らかにすることである. 本研究では第1 学年の大学生369 名に対して無記名自記...
本研究の目的は,幼稚園の「自然」の領域で比較的多くとりあげられる対象について,幼児がどのような理解をしているかを調査し,その実態にもとづいて若干の考察を加えることである。調査の対象となった幼児は,都会...
看護学生が地域社会の人々とパートナーシップを形成し,地域における看護職の貢献について学ぶことは 看護教育において重要であり,このような学びの機会となるヘルス・ボランティア活動を促進するための学 習支援...
本研究の目的は、幼児が他者の情緒を認知する際に、各情緒場面ごとに反応に性差があるか否かを比較検討し、対人認知における認知者と被認知者との関係要因を明らかにすることであった。被験者は幼稚園5歳児60名(...
本研究は急性期ケアに携わっている看護師が,高齢患者のせん妄をどのようにアセスメントしているのか, せん妄発生の予測に関する看護師のアセスメント構造を提示することを目的とした。急性期治療を行ってい る総...
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