Increased density of class I major histocompatibility complex antigens and decreased density of T-cell differentiation antigens in the early stages of T-cell activation

〈目的〉Tリンパ球は、種々の細胞と反応することによって生体の免疫機能を調節する。Tリンパ球上の主要組織適合（MHC）抗原とTリンパ球分化（CD）抗原は、免疫反応に必要な細胞間の特異的結合および細胞間の情報の伝達において他の細胞の表面抗原の受容体となる。休止期のTリンパ球は抗原やマイトージェンの刺激を受け活性化され機能を発現する。種々の実験系において細胞表面上のMHCおよびCD抗原の量が増加すると細胞間の反応が増加する事が認められており、Tリンパ球上の抗原量の変化は免疫反応に影響を与えると思われるが、刺激の初期から活性化の完成までの４～５日間、MHCおよびCD抗原の細胞表面上の経時的増滅に関する報告は、いまだ見あたらない、本研究では、これらの抗原の細胞表面量と密度を経時的に観察した。 ...Thesis--University of Tsukuba, D.M.S.(B), no. 459, 1988. 4. 30Offprint. Originally published in: Human immunology, v. 18, pp. 123-133, 1987Includes supplementary treatise