Add to ORKG本研究は16世紀～19世紀ドイツの，ギムナジウムに代表される中等学校の音楽教師がいったい誰なのか，すなわちどのような経歴を持ってどのような音楽的，または学識者的性格を持っていたのかをそのキャリアを概観するところから考察するものである。対象とした学校はライプツィヒのトーマス学校とゲラのルテネウムである。両者とも音楽に力を入れた学校であるが，その音楽教師の性格は当初は学識者たちの位置づけと同じようなものであったが，17世紀半ばより，いわゆる大学教育を受けた学識を持った音楽教師としての地位が確立し，キャリアの最終地点となった。そして時代を経て19世紀になると，着任までに別の職業音楽家としてのキャリアを積んでから到達する，職業音楽家としてのキャリアの終着点となった。さらに時代が下ると，職業音楽家の専門化を象徴する音楽の高等専門教育にも与するようになり，19世紀後半にはそのような音楽の高等専門教育を受けた者が着任しており，脱学識化された地位となってゆくことが分かった
publisher奈良祖先祭祀習俗で孟蘭盆は、最も盛大なものであり、巷間で営まれる祭祀習俗の主なものであることは周知の事実である。これに対して春秋(二季)彼岸は、祖先祭祀の習俗であるが、孟蘭盆に対置し...
本論を書くきっかけになったのは「アワード」というカタカナ語が、ある週刊英字新聞の中で使われていたことだった。原音を無視した綴り字発音のこの語は近年ずっと私を不愉快にさせる耳障りな言葉だったが、調べてい...
多言語・多文化化の進む日本社会において，文化の橋渡し役であるコミュニティ通訳の役割に注目が集まっているが，その養成体制は未整備である．本研究はコミュニティ通訳養成の一助として外国人住民の子育て支援に注...
publisher奈良古代の郡編成のあり方が中世にかけてどのような変化をたどりながら中世的な郡郷制として展開していくのかを正確に把握しておくことは、その地域における中世の歴史の展開をたどる上で、必要な...
publisher奈良本研究は、人はどのような心理的な変容過程をへて視覚障害を克服していくのか。人生の途上で病気・もしくは事故により視覚に障害をきたした人が、障害と向き合い、社会復帰をとげるまでの心理...
この小論で考察するのは、李光洙の中学時代を中心とするごく初期の作品である。現在まで李光洙の初期創作については多くの研究がなされているが、それらはすべて中学と大学の二度にわたる留学時代を一括して論じてお...
静岡文化芸術大学日本文学2018年度は、これまでの研究成果を取り纏め、今後の研究方針を明らかにするため、『諏訪信仰の歴史と伝承』（二本松康宏編、三弥井書店、2019年1月、A5版260頁）の執筆と公刊...
次世代放射光施設として高輝度3GeV放射光リングの計画が進められている。高輝度3GeV放射光リングの電子入射器では、熱電子銃で生成した電子ビームを238MHz加速空胴で加速した後、476MHzバンチャ...
本研究の目的は次の三点を明らかにすることである。第一に，中学校音楽科の授業で能をどのように取り上げれば生徒たちが西洋音楽とは異なる能の音楽理論に基づく表現の特徴に気づき自分だけの表現に活かすことができ...
この論文は 多重プログラミング環境において 並列プログラムを効率よく実行するための軽量プロセスの実現方式について述べている軽量プロセスを含む並列プログラムを効率よく実行するためには 軽量プロセスの効率...
体育科で大切にする中核となる学力は「自分や仲間の動きを分析し、考えたことを動きとして表す力」である。この中核となる学力を「よりよい動きを求め続けていく」意欲・態度に結びつけていくために着目したことが「...
HIMACの炭素線を用いた臨床試行は、1994年6月21日の開始以来、これまで5000件以上のがん治療を行ってきた。この間、我々は、呼吸に伴い変動する標的を照射する「2次元呼吸同期照射」や体表面近傍の...
我々はヌード腫瘍（ヒト大細胞性肺癌由来：IA）を用いて光子線照射前後の同腫瘍のclonogenのgrowht kineticsの研究を行ない放射線抵抗性低酸素下分裂細胞（H2）の存在を明らかにしてきた...
新型コロナウイルス感染症の救援活動を行った医療従事者においては，精神健康が悪化していることが多数の研究で報告されている．消防職員においても，医療従事者である救急救命士を中心に感染患者の増加，環境や生活...
はじめに:北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション札幌研究林の札幌試験地(実験苗畑)には、札幌農学校時代に収集された樹木タネ(様々な形態のサンプルを総称するためにタネと呼ぶ)等が保管されてい...
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