第40次南極地域観測隊(JARE-40)は, エンダビーランド, アムンゼン湾地域において1998年12月21日から99年1月23日まで34日間の調査活動を行った。これは, 東南極リソスフェアの構造と進化研究計画(SEAL計画)の一環として計画され, 小型の観測隊ヘリコプター2機が導入された。地質および地形チームは, それぞれトナー島, リーセルラルセン山にベースキャンプを設営し, 西エンダビーランドの地学調査を試みた。しかしながら, 調査期間中に予想外の強風に見舞われ, 観測隊ヘリコプター1機が損傷を受けたために, 当初の計画を遂行することはできなかった。本報告では, 設営面での計画の立案, 準備, そして結果と問題点について, その概要を報告する。The 40th Japanese Antarctic Research Expedition (JARE-40) conducted field operations on geology and geomorphology in the Amundsen Bay region, Enderby Land, for 34 days from December 21,1998 to January 23,1999. This was a part of the 5-year SEAL (Structure and Evolution of East Antarctic Lithosphere) project, and two helicopters were installed for field support. Geological and geomorphological teams established base c...