火の国シンポジウム2016 : 2016年3月2日(水)、3日(木) : 宮崎大学木花キャンパス工学部B棟 : 主催 情報処理学会九州支部 : 後援 国立大学法人宮崎大学 : IEEE Fukuoka Section IEEE Fukuoka Section, Computer Society Fukuoka Chapter IEEE Fukuoka Section, Circuits and Systems Society Fukuoka Chapter仮想通貨において,マイニングとは取引に関する計算困難問題の解を探索することである.仮想通貨の安全性において,マイニングを複数回行った時に要する時間の分散は小さいほうが望ましい.ところが,ビットコインはマイニングを複数回行った時に要する時間の分散が大きいという問題がある.グラフクリーク探索に基づくマイニングはオリジナルのビットコイン・マイニングに代わる新しいマイニング方法である.このマイニング手法は,要する時間の分散が小さいという特徴を持つと予想されてきたが理論的な解析が難しい.本研究では,単一の計算機がマイニングを行う場合において実際にビットコインに比べ分散が小さくなることを確認した.In cryptocurrency, mining is searching a solution of hard computation problem about transaction. In safety of cryptocurrency, it is disirable that the variance of the time to need mining several times is small. However, ther...