環孔材4種, 散孔材4種の横断面切片で, 画像解析装置を用いて繊維横断面の内こう寸法, 壁厚, 細胞壁率の年輪内変動および内こうフェレ径の頻度分布を検討した。内こうフェレ径では, 環孔材で孔圏から孔圏外への滅少が見られたが, 散孔材では年輪ターミナルに向かつての顕著な変化は見られなかった。内こう面積の変動には環孔材, 散孔材ともにフェレ径の変動と同様の傾向が見られたが, その変動の程度はフェレ径に比べて小さかった。年輪内における壁厚の変動は環孔材と散孔材の間で特徴的な違いを示さず, ターミナルに向かいわずかに増加する例も見られたが, 多くは少し変動する程度であった。細胞壁率は, 環孔材でイニシアルからターミナルへ増加する傾向が見られた。散孔材では多少の増減を示すものがあるものの, 変化が少なくほぼ一様であった。Hardwood fibres have great variability in their shapes, dimensions and arrangement on the transverse section of wood, because of their elongation growth and adjustment to enlarging vessels during their differentiation. Application of an image analyzing system makes possible rapid measurements on such diversified fibre dimensions. This paper describes examples of the measurement on the cr...
International audienceAir-dried samples of 20 hardwood species were saturated with water and subject...
本報は、ヒノキ老大木の3個体の円盤(測定年代:1751~1982)を対象に、細胞配列パターンに関する異個体間の年代的な相関度を比較検討したものである。得られた結果の概要は次の通りである。 ①年輪曲線、...
一次壁形成中の新生木部細胞を用いて, 一次壁のセルロースミクロフィブリルの構造をシャドウイング法, 負染色法, 回折コントラスト法ならびに電子線回折法によりTEM観察した。形成段階にある一次壁は, ア...
本報は、針葉樹材の見かけの年輪幅から年輪内半径方向に配列する細胞配列パターンの推計化を図るものである。針葉樹材のマツ科6属13種、ヒノキ科5属13種、スギ科4属4種の樹種について、当研究室保管の木材標...
スギ材が繊維軸方向に圧縮荷重を受けたとき, 早・晩材や放射組織が切線断面のSlip planeにおよぼす影響を検討した。圧縮破壊した材は早材部, 移行材部, 晩材部の全ての材部にほぼ同数のSlip p...
目次 Ⅰ.緒言 Ⅱ.試験方法 Ⅲ.試験結果および考察 Ⅳ.結論この研究と第1報とから得られた結果を要約すると, (1) 二樹種集成梁の表板と芯板の割合と曲げヤング係数,曲げ比例限度荷重および曲げ破壊荷...
小型木材試験片の膨潤乾縮量をストレインゲージで計測し,測定の条件を検討した。試験片の調湿にかなりの時間を要するが,ストレインゲージによる測定は自動的に実施することが可能であり,かつ調湿した雰囲気の中で...
Observations were made of within annual ring and pith-to-bark variations of the microfibril angle of...
写真上でデジタイザを用いる方法と顕微鏡と接眼マイクロメータを用いたポイントカウント法を併用して, 沖縄島産の広葉樹散孔材7樹種について横断面の管孔径, 構成要素の面積割合を計測し, 1生長輪内の分布状...
本論では,量と質の保続を目指して広葉樹優良大径木を育成・生産している東京大学北海道演習林を事例として,優良材の価格形成および販売について経済分析を行った。森林所有者は立木や材を販売する際に,それらの価...
枠組壁工法用縦継ぎ材の曲げ部材としての性能評価を目的として、種々の等級区分と寸法型式について曲げ試験を行い、縦継ぎ部分の信頼性について検討した。試験の結果、特級材の曲げ強さの平均値は他級材より大きく、...
同一個体の樹高部位(1m、11m)が異なる46年生スギ材円板を対象に、年輪内半径方向に配列する細胞径と壁厚の統計変動についての樹高間相関を検討した。得られた結果は次の通りである。 1)平均細胞径・細胞...
未利用樹種の適正用途を見出すシステムに必要な基礎資料を得るため, 現在すでに用途および材質が報告されている樹種について、文献資料に基づき, 統計的手法を用いて用途とこれに経験的に利用されている樹種の材...
繊維軸方向に圧縮荷重を受けた木材の仮道管壁のSlip planeを観察し, 次の結果を得た。1.Slip planeは単壁型と両壁型があり, 単壁型は3型式, 両壁型は2型式ある。2.早材部仮道管壁に...
木材の組織因子と材質との関係を解析するために,成長輪を材解析の一つの単位として考え,成長輪内の構成要素について各要素の形態や分布状態など成長輪の構造を検討した。環孔材のセンダン材と散孔材のシバニッケイ...
International audienceAir-dried samples of 20 hardwood species were saturated with water and subject...
本報は、ヒノキ老大木の3個体の円盤(測定年代:1751~1982)を対象に、細胞配列パターンに関する異個体間の年代的な相関度を比較検討したものである。得られた結果の概要は次の通りである。 ①年輪曲線、...
一次壁形成中の新生木部細胞を用いて, 一次壁のセルロースミクロフィブリルの構造をシャドウイング法, 負染色法, 回折コントラスト法ならびに電子線回折法によりTEM観察した。形成段階にある一次壁は, ア...
本報は、針葉樹材の見かけの年輪幅から年輪内半径方向に配列する細胞配列パターンの推計化を図るものである。針葉樹材のマツ科6属13種、ヒノキ科5属13種、スギ科4属4種の樹種について、当研究室保管の木材標...
スギ材が繊維軸方向に圧縮荷重を受けたとき, 早・晩材や放射組織が切線断面のSlip planeにおよぼす影響を検討した。圧縮破壊した材は早材部, 移行材部, 晩材部の全ての材部にほぼ同数のSlip p...
目次 Ⅰ.緒言 Ⅱ.試験方法 Ⅲ.試験結果および考察 Ⅳ.結論この研究と第1報とから得られた結果を要約すると, (1) 二樹種集成梁の表板と芯板の割合と曲げヤング係数,曲げ比例限度荷重および曲げ破壊荷...
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写真上でデジタイザを用いる方法と顕微鏡と接眼マイクロメータを用いたポイントカウント法を併用して, 沖縄島産の広葉樹散孔材7樹種について横断面の管孔径, 構成要素の面積割合を計測し, 1生長輪内の分布状...
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枠組壁工法用縦継ぎ材の曲げ部材としての性能評価を目的として、種々の等級区分と寸法型式について曲げ試験を行い、縦継ぎ部分の信頼性について検討した。試験の結果、特級材の曲げ強さの平均値は他級材より大きく、...
同一個体の樹高部位(1m、11m)が異なる46年生スギ材円板を対象に、年輪内半径方向に配列する細胞径と壁厚の統計変動についての樹高間相関を検討した。得られた結果は次の通りである。 1)平均細胞径・細胞...
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一次壁形成中の新生木部細胞を用いて, 一次壁のセルロースミクロフィブリルの構造をシャドウイング法, 負染色法, 回折コントラスト法ならびに電子線回折法によりTEM観察した。形成段階にある一次壁は, ア...