Studies on the utilization of Leucaena leucocephala as a feed stuff : II. On mimosine degradation-enzyme in bovine rumen contents (Department of Animal Husbandry)

  • 本郷, 富士弥
  • 城間, 定夫
  • Hongo, Fujiya
  • Shiroma, Sadao
Publication date
December 1979
Publisher
琉球大学農学部
Journal
0370-4246

Abstract

本報は, 反芻家畜によるミモシン中毒抑制機序を知るために, 牛第一胃内容物より得られたルーメン液, プロトゾアおよびバクテリアのそれぞれの画分によるミモシンの消長を調査し, ミモシン分解酵素の存在を検索した。また, 各種溶液〔0.1N HCl, citrate buffer (pH2.2), 0.1N NaOHおよび水〕中でのミモシン分解生成物について検討した。その結果を要約すると次のとおりである。1.ルーメン液, プロトゾアおよびバクテリアのそれぞの3画分を, pH6.8,38℃の条件下で, ミモシン(0.5mg/ml)に5時間作用させた場合の残存ミモシン量は, 0.16,0.14および0.15mg/mlといずれも減少することが認められた。また, タンパク質1%当りの5時間後の各画分の低下率は, 約70%を示した。これらのことから, 牛第一胃微生物群によるミモシンの分解が認められた。2.酵素的分解以外で, 種々の溶液中におけるミモシン分解生成物をペーパークロマトグラフィーで分離後, UVスペクトルによって調査した結果, ピリジン類似物質以外に2,3の未知物質の存在が認められた。また, ミモシン分解生成物は, 酸類, 水およびアルカリの順に分解が著しかった。Studying mimosine degradation of rumen fluid, protozoa and bacteria fractions obtained from bovine rumen, presence of mimosine degradation-enzyme in these fractions was investigated to determine mimosine detoxicat...

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