Benjamin-Onoソリトンの非対称な二次元相互作用

九州大学応用力学研究所研究集会報告 No.21ME-S7 「非線形波動研究の現状と将来 : 次の10 年への展望」RIAM Symposium No.21ME-S7 Current and Future Research on Nonlinear Waves : Perspectives for the Next Decade著者らは、V字型にソリトンを置いた初期値における時間発展を調べ、その漸近状態がこの新しいクラスの解の幾つかに落ち着くことを示し、この解が重要な役割を示す事がわかった。このような性質がKP 方程式以外のモデル方程式における孤立波の相互作用についても成り立つかどうかという観点から、本研究では、BO方程式のソリトン解の弱二次元的な相互作用を表す二次元BO(2dBO)方程式を調べる。また、BO方程式に従う孤立波同士が異なる振幅を持つ場合での二次元相互作用を調べる。KP方程式の振幅が異なる場合に見られた結果が他の方程式でも見られるかを調べることが本研究の目的である