A Study on Steel Corrosion of Repaired RC Bridge under Chloride Attack Environment

第9回コンクリート構造物の 補修，補強，アップグレードシンポジウム (The 9th JSMS Symposium on Concrete Structure Scenarios) : 2009年10月30日(金) : 京大会館本研究では，九州北部の日本海側に位置するRC海上橋（供用期間約75年）が塩害に起因する劣化を受け，解体されるのに伴い，鉄筋の自然電位および分極抵抗を計測し，非破壊的に腐食状況を調査するとともに，はつり調査を行い実際の腐食状況と比較した．その結果，電気化学的手法の結果からは腐食の程度は小さいと推定されたが，はつり調査の結果では腐食が認められた．また，断面補修モルタルの全塩化物イオン濃度を測定した結果，桁側面よりも桁下面の方が表面塩化物イオン濃度および塩化物イオンの見掛けの拡散係数が高くなった