1.甘蔗汁にアミノ酸としてバリン, アラニン及びグルタミン酸, 糖としてグルコース, フルクトース及びスークロースが検出された。2.アミノカルボニル反応は, 温度及びpHが高い程起こり易かった。3.糖とアミノ酸の反応において, 295nmに最大吸収スペクトルを持つ褐変前の中間生成物(N-置換1-アミノ-1-デオキシ-2-ケトース)と思われる物質が蔗汁の褐変現象に関与しているものと推察された。4.Rf0.32のサトウキビ水溶性色素は, アラニンーグルコース反応によって生じたRf0.34の色素と同一で, グリコシルアミン類縁物であると思われた。5.アミノカルボニル反応溶液中に存在するといわれているイミダゾール化合物がサトウキビ水溶性色素中にも存在するらしいことが確認された。1. Valine and alanine as amino acids and glucose, fructose and sucrose as sugars were identified to exist in sugarcane-top juice, respectively. 2. At higher temperatures and pH values, the amino-carbonyl reaction took place in a greater extent. 3. From the viewpoint of a sugar-amino acid reaction, it was suggested that the intermediate-like products with the maximum absorbance peak of 295nm (N-substituted 1-...
1.甘蔗のpHは, 10日間放置したとき, 5.6から3.4に低下した。2.自然放置甘蔗, 冷凍処理甘蔗について, pHとその原因となると思われる有機酸との関係を調べた。3.ペーパークロマトグラムの実...
全トランスーレチナールと20種のアミノ酸の付加反応は, 50%エタノール水中で行なわれ, その結合定数と生成物のモル吸光係数を求めた。使用したアミノ酸の中で, アミノ基のpK値の高いL-オルニチン, ...
During sugar-manufacturing processes such as evaporation, loss of sucrose can occur due to acid-cata...
1.甘蔗汁にアミノ酸としてバリン, アラニン及びグルタミン酸, 糖としてグルコース, フルクトース及びスークロースが検出された。2.アミノカルボニル反応は, 温度及びpHが高い程起こり易かった。3.糖...
黒糖の特有香気生成との関係から, 黒糖を製造する工程で, 低分子量のアミノ酸がどのように変動するかについて調べた。即ち同一工場の一連の混合汁, 清浄汁, シラップ, ハイシラップおよび黒糖のアミノ酸に...
サトウキビ葉・梢頭部を酵素糖化したのち糖化液を発酵原料に供することを目的として,サトウキビ葉・梢頭部の化学的前処理と酵素糖化性等について調べた。サトウキビ葉・梢頭部を5%NaClO,5%NaClO_2...
1)甘蔗赤腐病の発現には適当な水分と少量の水分が必要であったが, 酸素の有無にはほとんど無関係であった。2)発病甘蔗から赤色の色素を分泌する絲状菌とそれ自体ピンク色を呈している細菌様菌それぞれ1種を分...
[Author abstract]A few experiments were performed for basic investigation on non-enzymatic browning ...
成長期の甘蔗幹茎搾汁より, 硫安飽和沈澱法により, 酸性インベルターゼを調製した。その調製粗酸性インベルターゼを用いて, その酵素活性測定条件を検討した。本酵素反応のpHは, 5.5であり, 温度は,...
[Author abstract]The antioxidizing activity of amino-carbonyl products for lipids was investigated, ...
5品種10蔗汁試料を用い,ミル汁およびセパレーション汁の化学成分,香気成分に関する比較検討を行った。化学成分のうちの有機酸量において,両蔗汁間の違いはほとんど認められなかったが品種による違いはあるもの...
[Author abstract]As the basic reserch of the study of non-enzymatic browning reaction, a few experim...
粉砕バガスの酵素分解反応を行ない,酵素分解生成物の紫外部吸収値とフェノール化合物について調べた。酵素分解生成物をNaOH溶液で前処理すると280nm吸収値が著しく増加した。NaOH処理した酵素分解生成...
原料サトウキビおよびシラップ中のフェノール化合物の分離精製を行い黒糖製造中のこれらのフェノール化合物のゆくえを調べることを試みた。サトウキビにはフェノール化合物があって、その多くは、配糖体の形で見出さ...
サトウキビ汁液を脱色したのち, 70%飽和硫安で沈澱させて得られる粗酵素液を用いてβ-グルコシダーゼの酵素学的基礎的性質を調べた。本酵素の至適温度は, 50℃であり, 至適pHは, 5.5であった。p...
1.甘蔗のpHは, 10日間放置したとき, 5.6から3.4に低下した。2.自然放置甘蔗, 冷凍処理甘蔗について, pHとその原因となると思われる有機酸との関係を調べた。3.ペーパークロマトグラムの実...
全トランスーレチナールと20種のアミノ酸の付加反応は, 50%エタノール水中で行なわれ, その結合定数と生成物のモル吸光係数を求めた。使用したアミノ酸の中で, アミノ基のpK値の高いL-オルニチン, ...
During sugar-manufacturing processes such as evaporation, loss of sucrose can occur due to acid-cata...
1.甘蔗汁にアミノ酸としてバリン, アラニン及びグルタミン酸, 糖としてグルコース, フルクトース及びスークロースが検出された。2.アミノカルボニル反応は, 温度及びpHが高い程起こり易かった。3.糖...
黒糖の特有香気生成との関係から, 黒糖を製造する工程で, 低分子量のアミノ酸がどのように変動するかについて調べた。即ち同一工場の一連の混合汁, 清浄汁, シラップ, ハイシラップおよび黒糖のアミノ酸に...
サトウキビ葉・梢頭部を酵素糖化したのち糖化液を発酵原料に供することを目的として,サトウキビ葉・梢頭部の化学的前処理と酵素糖化性等について調べた。サトウキビ葉・梢頭部を5%NaClO,5%NaClO_2...
1)甘蔗赤腐病の発現には適当な水分と少量の水分が必要であったが, 酸素の有無にはほとんど無関係であった。2)発病甘蔗から赤色の色素を分泌する絲状菌とそれ自体ピンク色を呈している細菌様菌それぞれ1種を分...
[Author abstract]A few experiments were performed for basic investigation on non-enzymatic browning ...
成長期の甘蔗幹茎搾汁より, 硫安飽和沈澱法により, 酸性インベルターゼを調製した。その調製粗酸性インベルターゼを用いて, その酵素活性測定条件を検討した。本酵素反応のpHは, 5.5であり, 温度は,...
[Author abstract]The antioxidizing activity of amino-carbonyl products for lipids was investigated, ...
5品種10蔗汁試料を用い,ミル汁およびセパレーション汁の化学成分,香気成分に関する比較検討を行った。化学成分のうちの有機酸量において,両蔗汁間の違いはほとんど認められなかったが品種による違いはあるもの...
[Author abstract]As the basic reserch of the study of non-enzymatic browning reaction, a few experim...
粉砕バガスの酵素分解反応を行ない,酵素分解生成物の紫外部吸収値とフェノール化合物について調べた。酵素分解生成物をNaOH溶液で前処理すると280nm吸収値が著しく増加した。NaOH処理した酵素分解生成...
原料サトウキビおよびシラップ中のフェノール化合物の分離精製を行い黒糖製造中のこれらのフェノール化合物のゆくえを調べることを試みた。サトウキビにはフェノール化合物があって、その多くは、配糖体の形で見出さ...
サトウキビ汁液を脱色したのち, 70%飽和硫安で沈澱させて得られる粗酵素液を用いてβ-グルコシダーゼの酵素学的基礎的性質を調べた。本酵素の至適温度は, 50℃であり, 至適pHは, 5.5であった。p...
1.甘蔗のpHは, 10日間放置したとき, 5.6から3.4に低下した。2.自然放置甘蔗, 冷凍処理甘蔗について, pHとその原因となると思われる有機酸との関係を調べた。3.ペーパークロマトグラムの実...
全トランスーレチナールと20種のアミノ酸の付加反応は, 50%エタノール水中で行なわれ, その結合定数と生成物のモル吸光係数を求めた。使用したアミノ酸の中で, アミノ基のpK値の高いL-オルニチン, ...
During sugar-manufacturing processes such as evaporation, loss of sucrose can occur due to acid-cata...