An Anecdote about Increasing Healthcare Expenses in Japan

  • 村岡, 潔
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Publication date
March 2015
Publisher
佛教大学福祉教育開発センター
Language
Japanese

Abstract

本稿は、昨今の生活習慣病等の予防医学の推進路線の内実の分析から国民医療費がなぜ上がるかについての一側面を隠謀学的見地から再考する。まず、この医療費の基本的な指標となる構成要素、すなわち「医療費の3 要素」である「受診率」、「1 件当たり日数」及び、「1日当たり診療費」から、特に受診率の増加に寄与する患者の増加について指摘した。ついで、患者が増産される現代医療の「先制医療」的側面を示し、生活習慣病やメタボリック・シンドロームが厚生労働省の医療費削減の意図とは裏腹にかえって逆説的に増加の要因になっていると思われる側面を提示した。国民医療費生活習慣病メタボリック・シンドローム「先制医療」隠謀

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