[64Cu]Cu-ATSMは脳腫瘍への治療効果が期待される放射性薬剤である。我々は無菌アイソレーターを用いて臨床用[64Cu]Cu-ATSM注射液を製造したので報告する。【方法】無菌アイソレーター内で過酸化水素ガス滅菌を行い、グレードA環境下でライン組み付けとリークチェックを行った。次に、原料のATSM/DMSO溶液を導入し、製造した64Cuグリシン溶液と混合し、さらにアスコルビン酸水溶液を加えてよく撹拌し[64Cu]Cu-ATSM注射液を合成した。【結果】[64Cu]Cu-ATSM注射液は3.0~3.7GBqの収量であり、64Cu製造後17~25分で合成し、回収率は約85%であった。作業者の被ばく量は30μSv程度であった。【結論】治験薬GMPに準拠した高品位の[64Cu]Cu-ATSM注射液を安定的に製造し、週1回4週連続の臨床提供を可能にした。第1回千葉地区 技術と支援の活動報告
【目的】[64Cu]Cu-ATSMは脳腫瘍の治療に効果が期待されている日本発の治療用放射性薬剤である。今回、将来の承認申請を見据えた本薬剤の規格値の設定および品質検査法の確立を行い、治験薬の規格に採用...
放射性Cu-ATSM(*Cu-ATSM)は、低酸素下で過還元状態にあるがん細胞において還元され蓄積するため、低酸素がん検出薬剤として知られる。一方我々は、*Cu-ATSMをミトコンドリア(Mt)病ME...
我々はこれまでがん細胞株移植腫瘍においてCu-ATSMとFDGの分布が大きく異なることを報告してきた。一方臨床症例では、扁平上皮がんでは両者の腫瘍内分布に負の相関が、腺がんでは正の相関が見られたとの報...
【目的】 [64Cu]Cu-ATSM注射剤は脳腫瘍への治療効果が期待される日本発の放射性医薬品である。 現在まで[64Cu]Cu-ATSM注射剤製造時は三種類の試薬をそれぞれ単独のGSフィルタに通して...
目的】64Cu-ATSMは、腫瘍内低酸素環境を標的とした内照射治療薬剤として期待される。近年、Cu-ATSM-PETを用いた臨床研究が進行し、その集積と予後不良との関係が示されている。本研究では、64...
要旨:放射性Cu-ATSM[Cu-diacetyl-bis (N 4-methylthiosemicarbazone)]は,放射性Cu がキレートであるATSM に配位した構造をとる低分子化合物であり...
放医研分イメ診断・治療用として利用されている64Cu(T1/2 12.7h, β±)は、主に64Ni(p,n)64Cu反応を利用し、院内製造が可能なことから、今後、より需要の見込まれる核種のひとつであ...
放医研分イメ診断・治療用として利用されている64Cu(T1/2 12.7h, β±)は、主に64Ni(p,n)64Cu反応を利用し、院内製造が可能なことから、今後、より需要の見込まれる核種のひとつであ...
核医学診断によるすい臓がんの早期発見を目的とし、新規PET診断用ナノ粒子型薬剤の開発を行っている。これまでの研究から、量子ビーム照射によってゼラチンが架橋反応によりナノ粒子を形成することを解明した[1...
先端核医学基盤部では、平成28年度に日本初の放射性治療薬である64Cu-ATSMの大量製造法を確立した。放医研で製造した治療薬を国立がん研究センターに供給し、医師主導治験の第1相臨床試験において既に5...
悪性脳腫瘍は既存治療法では多くが再発し、新治療法の開発が必要な希少難治がんである。これまでに、既存の治療法が奏功しない原因として、腫瘍の内部が低酸素化し、治療抵抗性になることが知られている。これに対し...
近年、がん幹細胞は腫瘍の治療抵抗性や転移能と関係するとして注目を集めている。一方、我々は、PET用低酸素検出薬剤64Cu-ATSMがマウス大腸がんColon-26腫瘍において、がん幹細胞局在領域に集積...
悪性脳腫瘍は現在、再発した場合の有効な治療法が乏しく、新規治療法の開発が望まれる。既存治療法が奏功しない原因として、腫瘍内部が低酸素化し治療抵抗性になることが知られる。これに対し我々は、低酸素化した腫...
膵がんは生存率が低く、有効な診断・治療法の開発が望まれる。我々はこれまでに、1 cm未満の早期膵がん同所移植モデルにおいて、64Cu標識抗EGFR抗体(セツキシマブ)腹腔投与を用いた高分解能開放型PE...
67Cuは、がん患者の方に、ただ1種類の67Cu医薬品を用いて診断と治療が行える能力を持つ理想的なRIと考えられている。そのため、67Cu医薬品の実用化を目指して“高品質の67Cuを大量に製造する”研...
【目的】[64Cu]Cu-ATSMは脳腫瘍の治療に効果が期待されている日本発の治療用放射性薬剤である。今回、将来の承認申請を見据えた本薬剤の規格値の設定および品質検査法の確立を行い、治験薬の規格に採用...
放射性Cu-ATSM(*Cu-ATSM)は、低酸素下で過還元状態にあるがん細胞において還元され蓄積するため、低酸素がん検出薬剤として知られる。一方我々は、*Cu-ATSMをミトコンドリア(Mt)病ME...
我々はこれまでがん細胞株移植腫瘍においてCu-ATSMとFDGの分布が大きく異なることを報告してきた。一方臨床症例では、扁平上皮がんでは両者の腫瘍内分布に負の相関が、腺がんでは正の相関が見られたとの報...
【目的】 [64Cu]Cu-ATSM注射剤は脳腫瘍への治療効果が期待される日本発の放射性医薬品である。 現在まで[64Cu]Cu-ATSM注射剤製造時は三種類の試薬をそれぞれ単独のGSフィルタに通して...
目的】64Cu-ATSMは、腫瘍内低酸素環境を標的とした内照射治療薬剤として期待される。近年、Cu-ATSM-PETを用いた臨床研究が進行し、その集積と予後不良との関係が示されている。本研究では、64...
要旨:放射性Cu-ATSM[Cu-diacetyl-bis (N 4-methylthiosemicarbazone)]は,放射性Cu がキレートであるATSM に配位した構造をとる低分子化合物であり...
放医研分イメ診断・治療用として利用されている64Cu(T1/2 12.7h, β±)は、主に64Ni(p,n)64Cu反応を利用し、院内製造が可能なことから、今後、より需要の見込まれる核種のひとつであ...
放医研分イメ診断・治療用として利用されている64Cu(T1/2 12.7h, β±)は、主に64Ni(p,n)64Cu反応を利用し、院内製造が可能なことから、今後、より需要の見込まれる核種のひとつであ...
核医学診断によるすい臓がんの早期発見を目的とし、新規PET診断用ナノ粒子型薬剤の開発を行っている。これまでの研究から、量子ビーム照射によってゼラチンが架橋反応によりナノ粒子を形成することを解明した[1...
先端核医学基盤部では、平成28年度に日本初の放射性治療薬である64Cu-ATSMの大量製造法を確立した。放医研で製造した治療薬を国立がん研究センターに供給し、医師主導治験の第1相臨床試験において既に5...
悪性脳腫瘍は既存治療法では多くが再発し、新治療法の開発が必要な希少難治がんである。これまでに、既存の治療法が奏功しない原因として、腫瘍の内部が低酸素化し、治療抵抗性になることが知られている。これに対し...
近年、がん幹細胞は腫瘍の治療抵抗性や転移能と関係するとして注目を集めている。一方、我々は、PET用低酸素検出薬剤64Cu-ATSMがマウス大腸がんColon-26腫瘍において、がん幹細胞局在領域に集積...
悪性脳腫瘍は現在、再発した場合の有効な治療法が乏しく、新規治療法の開発が望まれる。既存治療法が奏功しない原因として、腫瘍内部が低酸素化し治療抵抗性になることが知られる。これに対し我々は、低酸素化した腫...
膵がんは生存率が低く、有効な診断・治療法の開発が望まれる。我々はこれまでに、1 cm未満の早期膵がん同所移植モデルにおいて、64Cu標識抗EGFR抗体(セツキシマブ)腹腔投与を用いた高分解能開放型PE...
67Cuは、がん患者の方に、ただ1種類の67Cu医薬品を用いて診断と治療が行える能力を持つ理想的なRIと考えられている。そのため、67Cu医薬品の実用化を目指して“高品質の67Cuを大量に製造する”研...
【目的】[64Cu]Cu-ATSMは脳腫瘍の治療に効果が期待されている日本発の治療用放射性薬剤である。今回、将来の承認申請を見据えた本薬剤の規格値の設定および品質検査法の確立を行い、治験薬の規格に採用...
放射性Cu-ATSM(*Cu-ATSM)は、低酸素下で過還元状態にあるがん細胞において還元され蓄積するため、低酸素がん検出薬剤として知られる。一方我々は、*Cu-ATSMをミトコンドリア(Mt)病ME...
我々はこれまでがん細胞株移植腫瘍においてCu-ATSMとFDGの分布が大きく異なることを報告してきた。一方臨床症例では、扁平上皮がんでは両者の腫瘍内分布に負の相関が、腺がんでは正の相関が見られたとの報...