[人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2019」 デジタルアーカイブの新たな挑戦 --人文・芸術・文化資源の活用と創生--] 2019年12月14日(土) - 15日(日), 立命館大学 大阪いばらきキャンパス言語横断的な依存構造記述であるUniversal Dependencies は,ニューラルネットを用いた言語解析ツール等に採用されており,言語をまたいだ係り受け解析に非常に有用である.しかしながら,Universal Dependenciesにもとづくコーパスの開発は,各言語ごとに独立しておこなわれており,そこでは各言語固有の事情が優先されている,というのも,また事実である.では,各言語固有の事情によって,各言語のUniversal Dependenciesは,どの程度バラバラになってしまっているのか.本稿では,古典中国語UD・近代日本語UD・近代英語UD による『大學』平行コーパスを作成した上で,その差異について述べる.Universal Dependencies Treebank is a cross-linguistic project to annotate Parts-of-Speech and dependency relations universally. The same 17 universal Part-of-Speech tags and 37 universal dependency-relation tags are used for the annotation universally across all languages. However, in fact, each UD treebank is developed b...