ドメスティック・バイオレンスの被害者が暴力を受けているにも関わらず、逃げないことは、援助を困難にしている。 筆者は、このプロセスを検討するために4 名の被害者の協力を得た。 その結果、暴力による恐怖心や嫌悪感を抱いていたが、夫との関係を修復させるために、むしろ積極的に夫の方に接近していた。 被害女性の結婚観や、夫への期待や願望が、支援を困難にしていた。 被害者の認知が変わるときは、不快感が身体症状となって現れ、夫の行動が異常だと思うことができた時であった。 ドメスティック・バイオレンス被害者支援のためには、認知の修正を目指すことが大切で、この目的のために被害の出来事全体を俯瞰することが必要である。 Not escaping, although the victims of domestic violence has received violence was helping difficult. I got the cooperation of four victims to examine this process. As a result, although there were fear by violence and a feeling of repulsion, the victims were approaching positively rather, in order to restore a relation with a husband. The victim’s concept of marriage, the expectation and wish for husband, were supporting difficultly. ...