「第２回アジア・パシフィック・コミュニティ音楽・ネットワーク(APCMN)セミナー」報告

本稿は、国立音楽大学創立90周年記念事業として、2015年７月24日（金）と25日（土）の２日間にわたって、音楽教育科目会との共催により本学で開催された、第２回アジア・パシフィック・コミュニティ音楽ネットワーク国際セミナー（通称：「APCMN2015 Kunitachiセミナー」）の報告である。オブザーバーを含めて約60名が参加した本セミナーでは、３つの特別研究発表（Featured Presentation）と20の研究発表、そしてワークショップが行われた。また、関連行事として、24日（金）の夜には音楽教育専修・幼児音楽教育専攻有志の学生たちの主催・企画で、ウェルカム・コンサートが開催された。さらにセミナーに先立ち、英国のコミュニティ音楽家、フィル・ミュレン氏による学生を対象にした２回のコミュニティ音楽ワークショップも行われた。国際学会の一般的な運営方法に則り、発表からワークショップ、そしてグループや全体での討議を含め、全て英語によって進められた