ヒト末梢血リンパ球は放射線感受性が最も高い組織として知られている。しかし、放射線感受性を決定する明確な因子はいまだわかっていない。また、non-homologous end joiningに関係するDNA-PKcsやKu80に異常があるとも言われているが、確定はできない。リンパ球の放射線感受性を明らかにするには、修復機構を明確にする必要がある。今回我々はG1-type PCC法とリン酸化H2AX (γ-H2AX)のfocus形成からヒト末梢血リンパ球と正常ヒト線維芽細胞(HFL?)とのDSB修復の違いを検討した。G1-type PCC法において、37℃incubation時に起きる修復をWortmannnin(WM)により阻害すると、2Gy照射直後のリンパ球と線維芽細胞の過剰染色体fragment数は差がなく、照射によるDSB数はほぼ同じであったのに対し、時間経過後の過剰染色体fragment数はリンパ球の方が高くなった。さらに、免疫組織染色法によるリン酸化H2AX(γ-H2AX)のfocus形成数は両者ともほぼ照射後0.5hrで最大値となるが、2時間経過後ではリンパ球で線維芽細胞の約2倍のfocusが残っていた。これらの結果から、リンパ球と線維芽細胞のDSBの起こりやすさは同じだが、リンパ球は線維芽細胞に比べてDSB修復の効率が悪く、それが放射線感受性を高めている原因の一つと考えられ、分子レベルでの機構解析を急いでいる。第47回日本放射線影響学
燃料電池の普及に向けて炭素担持Ptナノ粒子触媒の酸素還元反応(ORR)活性向上が求められているが,我々のグループでは炭素担体を模擬したグラッシーカーボン(GC)基板へのArイオン照射によってORR活性...
マウスゲノム内には2000 copyのintracisternal A-particle (IAP) DNA エレメントが存在する。この配列は転写されて短いRNAとなり、独自の逆転写機構により完全長...
小頭症は原爆の胎児被曝に関連する発生異常であり、マウス胎児の放射線への曝露によっても誘発される。しかし、放射線誘発小頭症の発症のメカニズムは十分に解明されていない。我々は、コンフルエントなヒトの胎児由...
【目的】我々は、以前、前立腺癌患者に使用したビームのSOBP中央深線量を、クラークソン積分に基づいた推計方法によって推計した(日本放射線腫瘍学会第25回学術大会、日本放射線技術学会第69回総会学術大会...
Srcチロシンキナーゼの基質であるcortactinは,N末側の37アミノ酸を単位とする6.5回の反復配列を介して,アクチン繊維に結合する。ヒトの相同分子については,乳癌の1割以上で遺伝子増幅と発現の...
【目的】体幹部の放射線治療では、呼吸性移動などのintrafractinalな変化を考慮した治療が必要である。特に上腹部領域の治療では、呼吸性移動の他に腸管ガスの移動が線量分布に影響を及ぼす可能性があ...
輸血後GVHDは、輸血副作用として重篤な問題であり、輸血血液中のリンパ球の増殖動態が重要な役割を果たしていると考えられる。GVHDリスクの高度な血液に対して、リンパ球不活性化のために放射線照射が行われ...
X線結晶構造解析 、特に高分解能解析 には目的 タンパク質 の良質な単結晶が不可欠である 。しかし、 良質な単結晶を 得る ことは容易ではなく、 幅広いタンパク質に利用できる 簡便な 手法の開発は極め...
放射線肺炎および肺線維症は時として死に至る重篤な晩期障害であり、胸部放射線治療において解決すべき課題の一つである。一方で、炭素イオン線による肺がん治療では重度の有害事象が他の放射線療法に比べて顕著に少...
近年、比較的大きな侵入深さ(数μm)を持つ光子エネルギー約1~5 keVを用いたテンダーX線分光研究が、実動作中の機能性デバイスの非破壊的・元素選択的な評価・分析(オペランド計測)に有効であることから...
イメージと脳機能との関連を検討するために7つの実験を行った。初年度は、健常児童および成人を対象にアラビア数字から漢数字をイメージ産出する課題や、回転を加えた数字との比較判断を求めるイメージ操作課題を実...
[抄録]小児科専門医制度における当院の新生児医療分野の研修が適切に行われているのかどうかを評価するためにアンケート調査を実施した.日本小児科学会が求める専門医,および指導医レベル達成目標に関して,当院...
開催:2018年10月27日(土)13:30~15:00(13:00開場) 会場:坂戸市立中央図書館 視聴覚室 定員:80名(定員になり次第締め切ります) 受付開始日:2018年10月10日(水) 受...
膵臓癌は悪性度が高く化学療法や一般放射線治療に抵抗性を示し、依然代表的な難治がんである。本研究は、膵臓癌細胞株PANC1、PK45を用い、放射線抵抗性や薬剤耐性と強く関与するとされる癌幹細胞を分離・同...
【はじめに】局所進行子宮頸部腺癌は、扁平上皮癌と比較して化学療法や放射線治療に抵抗性であり、予後不良であることが知られている。我々は、炭素線治療を施行し3年7か月無病生存中のIIIb期子宮頸部腺癌の一...
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