【目的】認知症などの早期スクリーニングが可能な、高感度ヘルメット型PET装置を提案し開発を行っている。提案装置では、頭頂部を覆うように検出器を半球状に近接させて配置することで、同じ検出器数で構成された円筒型PETと比較し、大脳部の感度を大幅に高めることができる。さらに、あごの部分を覆うように検出器を追加することで、半球型の検出器配置のみでは低感度となる小脳部の感度を向上させることができる。本研究では、検出器を近接させることによる空間分解能を劣化を抑えるために、DOI検出器を用いて提案装置を試作し、性能評価を行った。【方法】DOI検出器を用いて提案装置を実現するため、半球型ガントリーの内径が25cmとなるように、直径の異なる複数のリングを並べ、頭頂部では十字型に配置した。そして、あごの部分には、円弧状に配置した。DOI検出器は、高感度型のPMTと16×16×4配列のGSO結晶(2.8mm×2.8mm×7.5mm)からなり、ヘルメット部47個、あご部7個の計54個用いた。【結果】性能評価の結果、装置感度は頭頂付近で10%以上、小脳部で5%となった。また、平均空間分解能は、FBPによる再構成で3.0mm、逐次近似再構成で1.4mmであった。そして、頭部を模擬したファントムを測定した結果、あご検出器の追加によって、特に半球底面部のスライスのノイズが低減されることが示された。【結論】試作機の開発と性能評価により、提案装置によって高感度・高分解能かつ低コストな脳PET測定が実現可能なことを示した。今後、検出器配置の最適化及び、検出器の最適化によりさらなる高性能化を目指す。第110回日本医学物理学会学術大
目的:温存術後の乳房照射は、高いエビデンスを有し行うことが奨励されている。我が国では、総線量45〜50.4Gy/1回線量1.8〜2.0Gy/4.5〜5.5週の全乳房照射が標準治療として広く用いられてい...
固体飛跡検出器はプロトンや重イオンの通り道である飛跡を化学エッチング処理によってエッチピットに拡大し、そのサイズや幾何形状、数密度からそれらがおかれていた放射線場の性質を読み解く受動型放射線検出器の一...
有機半導体は非常に薄く軽量な素子が作成可能であること、殆どが生体を構成する物質でできていることなど、医用放射線検出器としての有利な特徴を有している。そこで我々のグループでは、粒子線治療下での線量測定を...
平成16年度ー平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書1.本年度は、主として伊藤仁斎『中庸発揮』の所謂「下篇」、即ち『中庸』後半部の注釈に焦点を当て、特に第二十一章以下(「誠明書」...
【目的】 p53阻害性の放射線防護剤は、放射線被ばく事故での救命だけでなく、がんの放射線治療や化学療法による正常組織障害軽減が期待されている。我々は、p53阻害活性を有する新たな低分子有機化合物の探索...
我々はこれまで、放射線照射により誘発した複雑なDNA損傷の修復効率を評価するために蛍光タンパク質(EGFP)発現プラスミドDNAを用いた手法を開発してきた。このプラスミドに対して放射線照射した後、非照...
乳がんは日本人女性における罹患率の最も高いがんであり、その成立には様々な遺伝子発現の変化が関与している。本研究ではそれらの遺伝子のうち、ラット乳がんモデルの解析において過剰発現の見られたNRARP遺...
チェルノブイリ事故後の周囲の森林においてマツの木で特異的に強い障害が観察されたように、放射線の環境生態系の影響を考える上で針葉樹のような放射線高感受性植物の放射線障害は重要である。しかし、事故後に針葉...
レトロトランスポゾンIntracisternal A-particle (IAP) DNA element は二つのLTRに挟まれたgag-pol遺伝子を所持するユニットであり、反復配列として正常マ...
我々はこの数年の研究で、重粒子線によって培養細胞に誘発される細胞死と染色体異常の関係を調べてきた。その結果、重粒子線照射された細胞の生存率がLET値に依存すること、及び、染色体損傷が細胞の増殖死と密...
我々は2002 年度よりガス電子増幅フォイル(Gas Electron Multiplier: GEM) の開発をすすめてきた。主な目的は宇宙X 線偏光計への応用である。GEM はポリイミドの板の両面...
本稿は一九〇五年に大阪毎日新聞社が開催した「西国三十三所順礼競争」 に注目し、それが日本の近代化のプロセスに埋め込まれる様態を検討する。 ここではギデンズの近代性の三つの側面、すなわち、時間と空間の切...
[目的] 放射性物質の汚染地域に自生する植物は、放出放射線に長期間にわたり連続的に曝露される。こうした放射線暴露に起因した変化を植物において検出して線量との関係を定量化することができれば、植物自体の放...
【目的】当施設において、1994年から2006年の間でメチオニンPET検査を施行し得た多形性腺癌を2症例経験した。多形性腺癌は非常に稀な頭頸部疾患で、メチオニンPETによる検査報告はまだ無く、今回症例...
【目的】多くの食材に含まれているポリフェノールの活性酸素消去能が注目されている。我々はこれまでに、レスベラトロールやカテキンのラジカル消去活性の増強を目的として、電子供与基を導入した誘導体を開発した。...
目的:温存術後の乳房照射は、高いエビデンスを有し行うことが奨励されている。我が国では、総線量45〜50.4Gy/1回線量1.8〜2.0Gy/4.5〜5.5週の全乳房照射が標準治療として広く用いられてい...
固体飛跡検出器はプロトンや重イオンの通り道である飛跡を化学エッチング処理によってエッチピットに拡大し、そのサイズや幾何形状、数密度からそれらがおかれていた放射線場の性質を読み解く受動型放射線検出器の一...
有機半導体は非常に薄く軽量な素子が作成可能であること、殆どが生体を構成する物質でできていることなど、医用放射線検出器としての有利な特徴を有している。そこで我々のグループでは、粒子線治療下での線量測定を...
平成16年度ー平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書1.本年度は、主として伊藤仁斎『中庸発揮』の所謂「下篇」、即ち『中庸』後半部の注釈に焦点を当て、特に第二十一章以下(「誠明書」...
【目的】 p53阻害性の放射線防護剤は、放射線被ばく事故での救命だけでなく、がんの放射線治療や化学療法による正常組織障害軽減が期待されている。我々は、p53阻害活性を有する新たな低分子有機化合物の探索...
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目的:温存術後の乳房照射は、高いエビデンスを有し行うことが奨励されている。我が国では、総線量45〜50.4Gy/1回線量1.8〜2.0Gy/4.5〜5.5週の全乳房照射が標準治療として広く用いられてい...
固体飛跡検出器はプロトンや重イオンの通り道である飛跡を化学エッチング処理によってエッチピットに拡大し、そのサイズや幾何形状、数密度からそれらがおかれていた放射線場の性質を読み解く受動型放射線検出器の一...
有機半導体は非常に薄く軽量な素子が作成可能であること、殆どが生体を構成する物質でできていることなど、医用放射線検出器としての有利な特徴を有している。そこで我々のグループでは、粒子線治療下での線量測定を...