目的】18F-FDGによるPET検査において,腫瘍組織は正常組織に比較し糖代謝が亢進しており高い集積を示す.悪性度の評価や治療効果判定に動脈採血などを行わずに半定量評価可能であるstandardized uptake value(以下SUV)用いる方法が一般的に行われている.しかしSUVは体脂肪率や血糖値等の影響を受け,特に高血糖の患者さんの悪性度評価の信頼性は低い. 我々は小脳との比をとるbrain reference index(以下BRI)を用いることの有用性を示してきた.膵がんの重粒子線治療効果判定として,腫瘍残存率を病理診断結果とSUVおよびBRIで比較検討した.【方法】 重粒子線治療の前後においてFDG-PET検査を行い,その定量値SUV,BRIの変化について病理診断結果と比較した. 【結果】血糖値と小脳SUVには負の相関があった.BRI はSUVより 血糖値等,他の影響を受けにくく,病理診断の結果とより強い相関があった.【考察】BRI を用いることにより悪性度の定量評価の精度が高くなり、治療効果判定の精度も高くなる。BRIは簡便で有用な方法である.日本放射線技術学会 第34回秋季学術大
当施設では短半減期のPET薬剤を使用し、年間約200症例以上の患者および健常者を対象とした脳神経疾患についての臨床研究を行っているが、実施する際に必須となるのが被験者となるボランティアの参加である。被...
一対の消滅放射線の相対放出角度は必ずしも180度ではないため、真のLORとの乖離がPET解像度の物理的な限界を与える。これまで生体中で生じた消滅放射線の角度揺動は定量されていないが、エネルギー分解能が...
[目的]FDG-PETの子宮体癌の術前診断における有用性を検討した。[方法]疑診または確定した子宮体癌にPET(n=13)を施行した25人(27〜81歳)を対象とし、原発巣、所属リンパ節、遠隔転移や重...
FDG-PETは病巣の検出感度が高く、米国では腫瘍診断に必須な検査になりつつある。当施設ではCTI推奨のWBプロトコールを用いて1ベッドあたり、エミッション(Em)を4分、トランスミッション(Tr)を...
サルコイドーシスは未だ原因不明の疾患であり、組織学的には非乾酪性類上皮細胞性肉芽腫を特徴とする。両側肺門・縦隔リンパ節、肺、 眼、皮膚に発症する頻度が高いが、神経、筋、骨、心臓など、いずれの臓器も侵さ...
2010年より「早期胃がんを除く全ての悪性腫瘍」に保険適応が拡大されたFDG-PET/CT検査はますます幅広く腫瘍診療に用いられており、これに伴い偶然に発見される甲状腺腫瘤性病変、いわゆる甲状腺偶発腫...
細胞膜には細胞外からの情報伝達物質を分別、認識し、それと特異的に結合するさまざまな受容体が存在する。この領域の研究は脳のPETでは中心的なテーマで、さまざまな標識リガンドによる多彩な研究が展開されてい...
【背景】移植後の拒絶反応を診断するための針生検は、侵襲的であり必ずしもグラフトの拒絶反応を反映していない場合がある。そこで我々は非侵襲的かつより正確な診断法としてのFDG-PETの有用性をラット肝移植...
PET動態計測による受容体結合能の定量評価では、得られた脳時間放射能曲線(TAC)に対し、数学的モデルを用いてパラメータ推定を行う。この際得られる定量パラメータは、放射性薬剤の投与量や装置の感度に応じ...
陽電子断層撮影法(以下,PET)が研究上の1 ツールにとどまらず,がん診断や脳機能検査などを目的に,日々の臨床現場で広く利用されていることは周知のとおりである。PET 画像が与える視覚的な情報は,供...
我々はこれまでに、15O標識水を用いた、PET脳賦活検査データを対象とし、予め選択した基準領域における血流変化量と相関して血流が大きく変化する部位を、自動的に抽出し画像化する手法を開発し、その評価を行...
高性能小動物用DOI-PET装置“jPET-RD”を開発するにあたり、検出器ブロックの測定対象への近接化が装置の感度・計数率特性に及ぼす影響を計算機シミュレーションにより評価した。検出器ブロックは1....
目的:ヒト生体における脳内セロトニン神経系の解剖学的および機能的局在を検討するために、PETを用いてセロトニン神経に関する統合的なデータベースを作成した。方法:健常男性15名を対象に、同一個人において...
日本心臓核医学会では、2012年の保険償還を契機に18F-FDG PETによる心臓サルコイドーシスの診断が広く普及することを想定して、2013年に基本的な検査の手引きを世界に先駆けて作成した。2013...
褐色脂肪細胞はミトコンドリアに富み、内膜に発現するUCP1は基質酸化のエネルギーを熱として放散する機能をもつため、これらを活性化することが抗肥満効果を高めるといわれている。今回、2型糖尿病モデルラット...
当施設では短半減期のPET薬剤を使用し、年間約200症例以上の患者および健常者を対象とした脳神経疾患についての臨床研究を行っているが、実施する際に必須となるのが被験者となるボランティアの参加である。被...
一対の消滅放射線の相対放出角度は必ずしも180度ではないため、真のLORとの乖離がPET解像度の物理的な限界を与える。これまで生体中で生じた消滅放射線の角度揺動は定量されていないが、エネルギー分解能が...
[目的]FDG-PETの子宮体癌の術前診断における有用性を検討した。[方法]疑診または確定した子宮体癌にPET(n=13)を施行した25人(27〜81歳)を対象とし、原発巣、所属リンパ節、遠隔転移や重...
FDG-PETは病巣の検出感度が高く、米国では腫瘍診断に必須な検査になりつつある。当施設ではCTI推奨のWBプロトコールを用いて1ベッドあたり、エミッション(Em)を4分、トランスミッション(Tr)を...
サルコイドーシスは未だ原因不明の疾患であり、組織学的には非乾酪性類上皮細胞性肉芽腫を特徴とする。両側肺門・縦隔リンパ節、肺、 眼、皮膚に発症する頻度が高いが、神経、筋、骨、心臓など、いずれの臓器も侵さ...
2010年より「早期胃がんを除く全ての悪性腫瘍」に保険適応が拡大されたFDG-PET/CT検査はますます幅広く腫瘍診療に用いられており、これに伴い偶然に発見される甲状腺腫瘤性病変、いわゆる甲状腺偶発腫...
細胞膜には細胞外からの情報伝達物質を分別、認識し、それと特異的に結合するさまざまな受容体が存在する。この領域の研究は脳のPETでは中心的なテーマで、さまざまな標識リガンドによる多彩な研究が展開されてい...
【背景】移植後の拒絶反応を診断するための針生検は、侵襲的であり必ずしもグラフトの拒絶反応を反映していない場合がある。そこで我々は非侵襲的かつより正確な診断法としてのFDG-PETの有用性をラット肝移植...
PET動態計測による受容体結合能の定量評価では、得られた脳時間放射能曲線(TAC)に対し、数学的モデルを用いてパラメータ推定を行う。この際得られる定量パラメータは、放射性薬剤の投与量や装置の感度に応じ...
陽電子断層撮影法(以下,PET)が研究上の1 ツールにとどまらず,がん診断や脳機能検査などを目的に,日々の臨床現場で広く利用されていることは周知のとおりである。PET 画像が与える視覚的な情報は,供...
我々はこれまでに、15O標識水を用いた、PET脳賦活検査データを対象とし、予め選択した基準領域における血流変化量と相関して血流が大きく変化する部位を、自動的に抽出し画像化する手法を開発し、その評価を行...
高性能小動物用DOI-PET装置“jPET-RD”を開発するにあたり、検出器ブロックの測定対象への近接化が装置の感度・計数率特性に及ぼす影響を計算機シミュレーションにより評価した。検出器ブロックは1....
目的:ヒト生体における脳内セロトニン神経系の解剖学的および機能的局在を検討するために、PETを用いてセロトニン神経に関する統合的なデータベースを作成した。方法:健常男性15名を対象に、同一個人において...
日本心臓核医学会では、2012年の保険償還を契機に18F-FDG PETによる心臓サルコイドーシスの診断が広く普及することを想定して、2013年に基本的な検査の手引きを世界に先駆けて作成した。2013...
褐色脂肪細胞はミトコンドリアに富み、内膜に発現するUCP1は基質酸化のエネルギーを熱として放散する機能をもつため、これらを活性化することが抗肥満効果を高めるといわれている。今回、2型糖尿病モデルラット...
当施設では短半減期のPET薬剤を使用し、年間約200症例以上の患者および健常者を対象とした脳神経疾患についての臨床研究を行っているが、実施する際に必須となるのが被験者となるボランティアの参加である。被...
一対の消滅放射線の相対放出角度は必ずしも180度ではないため、真のLORとの乖離がPET解像度の物理的な限界を与える。これまで生体中で生じた消滅放射線の角度揺動は定量されていないが、エネルギー分解能が...
[目的]FDG-PETの子宮体癌の術前診断における有用性を検討した。[方法]疑診または確定した子宮体癌にPET(n=13)を施行した25人(27〜81歳)を対象とし、原発巣、所属リンパ節、遠隔転移や重...