ITER では,供用期間中の構造上の機能(主には除熱)を確保するために,真空容器内機器(ダイバータ,第一壁など)の保守・交換を実施することによってプラントの安全で継続的な運転を維持する計画である.保守・交換対象機器の一つであるブランケット(第一壁と遮蔽ブロックからなる)を交換する遠隔保守機器(保守ロボット)は,放射線環境下(ガンマ線,250 Gy/hr)で大型・大重量(4 t)機器の高精度ハンドリングが要求される.原子力機構では,これらの要求を満足する保守ロボットに関わる調達取決めを2011年にITER 機構との間で締結した.この取決めに基づいて,製作開始前の製作レビュー(Manufacturing Readiness Review)に向けた構造・機構に関する製作設計を実施している.加えて,最終仕様を明確にするための技術開発として,保守ロボットの操作性向上のためのヒューマン・マシン・インターフェース制御術,内径42mm の管内アクセス型溶接切断技術,保守ロボットに使用する耐放射線機器開発などを実施した
ITERダイバータ赤外サーモグラフィでは高い放射線環境下にミラー及びレンズを配置し光を伝送する。そのため、ITERでの全運転期間を通して顕著な光学特性の劣化がない光学材料の選定及び遮蔽設計が必要不可欠...
量研機構では、ITER TFコイル容器のTIG溶接に適用するために、完全オーステナイト溶接材料であるFMYJJ1(12Cr-14Ni-10Mn-5Mo-0.13N)を開発してきた。この溶接材料には液体...
ITER TFコイルには総重量約5000トンの極低温構造材料が使用される。それらは4Kに冷却され、巨大な電磁力が掛かるため、高い引張特性(降伏応力)が要求される。オーステナイトステンレス鋼中のCとN量...
現在建設中のITERでは、真空容器内の放射線のため炉内機器の遠隔保守が必要である。遮蔽ブランケットの交換に際しては内部の冷却配管の溶接が必要であることから、レーザ溶接ツールの開発を進めている。レーザ溶...
日本原子力研究開発機構(原子力機構)は ITER(国際熱核融合実験炉)計画実施の国内機関(JADA)として,国内メーカと協力し,2012年から ITER 用タングステン(W)・ダイバータの製作技術開発...
ITERでは、供用期間中の構造上の機能を確保するために、ダイバータ、ブランケットなどの真空容器内機器の保守・交換を実施する事によってプラントの安全で継続的な運転を維持する計画である。保守・交換対象機器...
ITERの建屋は免震構造であり、地震発生時、地面との間に水平方向に数百mm、鉛直方向に数十mm程度の相対変位が生じる。建屋の壁を貫通する伝送ラインは、プラズマを加熱する中性粒子入射加熱装置へ直流-1M...
量子科学技術研究開発機構では,国際熱核融合実験炉 ITER 用ジャイロトロンの研究開発を進めてきた.ITER で期待される 1 MW 出力での繰り返し連続運転に対して,空胴共振器の熱負荷を低減させた高...
ITER電子サイクロトロン波加熱・電流駆動システムは、24本の1MWジャイロトロンを核として、最大20MWのミリ波ビームをプラズマに入射し、プラズマの初期立上げ、主加熱、中心・周辺電流駆動、新古典テア...
ITERトロイダル磁場(TF)コイルに用いる超伝導導体はITER参加国が分担して製作し、日本はその25%を担う。中心ソレノイド(CS)に用いる超伝導導体の製作は全て日本が担当する。これらTF用及びCS...
テストブランケットモジュールは,参加極が各々の計画に基づきITER の核融合環境を利用して実施する,原型炉に向けたトリチウム増殖ブランケットの試験に用いる機器である.日本は固体増殖水冷却テストブランケ...
ITERでは、核融合反応時に発生する中性子により、鉄などの真空容器内構造材が放射化されるため、真空容器内は遠隔操作ロボットによる保守点検が必要となる。遠隔保守ロボットを構成する機器の主な故障原因はガン...
量研機構は、ITER計画において、19個のTFコイル容器とそのうち9個を用いて組み立てたTFコイルの調達を担当している。TFコイルは、コの字断面を有する容器と、それらの蓋板に、超伝導巻線を格納して製作...
1. 量研はTFコイル用構造物(TFCS)をイタリアの一体化工場へと出荷し搬入を完了した。搬入後ITER機構による受け入れ検査が実施され、これに合格し欧州極内機関へのTFCSの引渡しを完了した。2. ...
ITER周辺トムソン散乱計測装置における集光光学系の視野調整をするために、新手法を開発した。集光光学系を通じて逆向きに真空容器内へ光を入射し、プラズマ対向壁に投影されたスポットを赤外カメラを利用して検...
ITERダイバータ赤外サーモグラフィでは高い放射線環境下にミラー及びレンズを配置し光を伝送する。そのため、ITERでの全運転期間を通して顕著な光学特性の劣化がない光学材料の選定及び遮蔽設計が必要不可欠...
量研機構では、ITER TFコイル容器のTIG溶接に適用するために、完全オーステナイト溶接材料であるFMYJJ1(12Cr-14Ni-10Mn-5Mo-0.13N)を開発してきた。この溶接材料には液体...
ITER TFコイルには総重量約5000トンの極低温構造材料が使用される。それらは4Kに冷却され、巨大な電磁力が掛かるため、高い引張特性(降伏応力)が要求される。オーステナイトステンレス鋼中のCとN量...
現在建設中のITERでは、真空容器内の放射線のため炉内機器の遠隔保守が必要である。遮蔽ブランケットの交換に際しては内部の冷却配管の溶接が必要であることから、レーザ溶接ツールの開発を進めている。レーザ溶...
日本原子力研究開発機構(原子力機構)は ITER(国際熱核融合実験炉)計画実施の国内機関(JADA)として,国内メーカと協力し,2012年から ITER 用タングステン(W)・ダイバータの製作技術開発...
ITERでは、供用期間中の構造上の機能を確保するために、ダイバータ、ブランケットなどの真空容器内機器の保守・交換を実施する事によってプラントの安全で継続的な運転を維持する計画である。保守・交換対象機器...
ITERの建屋は免震構造であり、地震発生時、地面との間に水平方向に数百mm、鉛直方向に数十mm程度の相対変位が生じる。建屋の壁を貫通する伝送ラインは、プラズマを加熱する中性粒子入射加熱装置へ直流-1M...
量子科学技術研究開発機構では,国際熱核融合実験炉 ITER 用ジャイロトロンの研究開発を進めてきた.ITER で期待される 1 MW 出力での繰り返し連続運転に対して,空胴共振器の熱負荷を低減させた高...
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テストブランケットモジュールは,参加極が各々の計画に基づきITER の核融合環境を利用して実施する,原型炉に向けたトリチウム増殖ブランケットの試験に用いる機器である.日本は固体増殖水冷却テストブランケ...
ITERでは、核融合反応時に発生する中性子により、鉄などの真空容器内構造材が放射化されるため、真空容器内は遠隔操作ロボットによる保守点検が必要となる。遠隔保守ロボットを構成する機器の主な故障原因はガン...
量研機構は、ITER計画において、19個のTFコイル容器とそのうち9個を用いて組み立てたTFコイルの調達を担当している。TFコイルは、コの字断面を有する容器と、それらの蓋板に、超伝導巻線を格納して製作...
1. 量研はTFコイル用構造物(TFCS)をイタリアの一体化工場へと出荷し搬入を完了した。搬入後ITER機構による受け入れ検査が実施され、これに合格し欧州極内機関へのTFCSの引渡しを完了した。2. ...
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量研機構では、ITER TFコイル容器のTIG溶接に適用するために、完全オーステナイト溶接材料であるFMYJJ1(12Cr-14Ni-10Mn-5Mo-0.13N)を開発してきた。この溶接材料には液体...
ITER TFコイルには総重量約5000トンの極低温構造材料が使用される。それらは4Kに冷却され、巨大な電磁力が掛かるため、高い引張特性(降伏応力)が要求される。オーステナイトステンレス鋼中のCとN量...