6.訪問調査報告(第2部 訪問調査報告,オンライン・コースにおける授業の評価・改善に関する実践的研究,メディアを活用した学習方法の最適化に関する研究開発)

筆者は、ソニーCSL北野宏明氏が提唱する〈ロボカップ〉において、特に未来の科学技術社会を支える子ども達への教育方法を研究する、ロボカップジュニア活動に参加している。本報告では、ロボットを題材としたものづくり教育、科学技術教育の考え方として、ロボカップジュニアの考え方を紹介するとともに、学習成果の発表・評価・改善の場としての競技会(いわゆるロボコン)の開催意義を示し、その合理的、効果的な開催手法として、現在検討中の遠隔メディアを活用する方法について紹介する。本報告は、11月2日～4日に香川大学で開催されたIROS2000期間中、海外のロボカップジュニアメンバーと行った検討会、11月24日～26日に福岡市で行われたロボカップジュニア競技会の視察およびその後の検討会で議論された内容をまとめたものである